社内コミュニティの醸成
インコミPDCAを回し、ES・企業価値向上へ
イトーキでは、インターナルコミュニケーション(インコミ)の目的を「企業価値の最大化」と定めています。インコミの作用により、モチベーションやロイヤルティ、ひいては生産性の向上など、業績向上に寄与すると考えています。そのために、会社の方針・ビジョンを正しくわかりやすく伝えるベーシックな認知活動や共感を生む社内報・イベントを起点とし、コミュニケ―ションを活性化することで相互理解の深化・継続につなげています。インコミのスローガンには、経営方針のキーワードでもある「一体感」向上を狙った『ONE
ITOKI』を掲げ、従業員誰一人取り残さない精神を重視した活動を推進しています。サブタイトルには、『明日の「働く」を、デザインする。』を配置し、事業を通したステークホルダーへのミッションも常に従業員の目に留まるよう心がけています。
さらに、インコミでは、人事部門主管の従業員エンゲージメント調査結果と連携しつつ、広報部門主管でコミュニケーション調査を毎年実施しています。両調査結果から課題を抽出し、次の施策につなげるPDCAを繰り返しています。
社内報での記事掲載数

社内記事のコンテンツ一部

工場アンバサダー2年目の飛躍
イトーキでは、ものづくり企業に欠かせない現場の情報を発信するため、各工場を拠点に、情報の窓口となる工場アンバサダー活動(ボランティア、公募制)を2022年4月に始動させました。工場アンバサダーは、広報部門とタイアップし、現場に眠っている広報部門では辿りつくのが難しいヒト・モノ・コトなどに関連した情報のWEB社内報での発信等を支援しています。これにより、自社製品の製造プロセスの理解を深めることができ、お客さまへのご説明に役立つと営業部門にも好評です。工場アンバサダーは、現場の広報担当として、工場の魅力を知ってもらうために活動を続け、2023年度は「自走」をテーマにアンバサダー発信の企画を充実させてきました。2023年後半は事務局機能を広報から工場へシフトするための準備も実施し、いよいよ3年目の2024年度は広報のサポートから卒業し、完全に工場主体で活動を実施していきます。


社内報で反響を呼んだ「イトーキの顔」シリーズが企業広告へ
イトーキは売上高、営業利益と同じく経営の重要指標の一つとして従業員エンゲージメントスコアを掲げており、インターナルコミュニケーションの強化などさまざまな施策を展開しています。多様な人財はイトーキの宝であり、多くの人と支え合っているからこそ、高い品質、深い信頼につながっています。真摯に仕事に向き合い、“イトーキの顔”として最前線で活躍する人財に迫るコーナー「イトーキの顔」。仕事に対する熱意や想いにフォーカスした発信をしています。
そのようななか、これを基にし、2023年12月に5日間連続で日本経済新聞等に掲載した企業広告「イトーキの顔」が「第45回
日本BtoB広告賞」新聞部門で銀賞を受賞しました。
「製品」や「サービス」ではなく、従業員の仕事に対する熱意や想いをインパクトのあるクリエイティブで表現することで、会社のカルチャーを伝えるとともに従業員のモチベーション向上も企図しました。インターナルコミュニケーション施策の延長線上でもある今回の企業広告は、社内だけでなく、社員の家族や知人、取引企業、拠点を構える地域住民の方からも反響をいただき、従業員エンゲージメントのさらなる向上にも寄与しています。
