イトーキのマテリアリティ
マテリアリティ(重要課題)について
イトーキでは、「働く」場を取り巻くさまざまな課題を解決し、「社会と人々を幸せにする」「会社と社員が幸せになる」ことを実現するために、マテリアリティ(重要課題)を定めています。マテリアリティおよび重点テーマは、ステークホルダーからの期待や要請、また外部環境の変化に応じて、適宜見直しを行っています。
マテリアリティの改訂プロセス
2018年:イトーキのマテリアリティを特定
2018年に掲げたマテリアリティは、ISO26000などの国際的なガイドラインや社会的課題、またステークホルダーへのヒアリングをふまえて、リスクと機会の両側面からESGを含む幅広い課題を抽出・マッピング。外部有識者の意見も参考にしながら社内論議を重ね、評価・特定しました。
2022年:マテリアリティの見直し
コロナ禍において働き方が大きく変化し、人的資本経営やDX、気候変動への対応の重要性が増すなど、年々変化する社会課題解決に貢献するため、2022年マテリアリティの見直しを実施。
検討にあたっては、経営層との対話を重ね、社会への価値創出を目指す「社会と人々を幸せにする」と、自社の企業価値向上を目指す「会社と社員が幸せになる」という2つの大きなマテリアリティで重点テーマを整理しました。
2024年:マテリアリティの再整理
新中期経営計画「RISE
TO
GROWTH
2026」の策定に合わせ、経営層とマテリアリティを再議論、マテリアリティの位置づけを3か年の中期経営計画より先を見据えるものとして明確化し、企業活動を通じて取り組む課題を10の重点テーマから6の重点テーマへとブラッシュアップしました。
さらに、経営と持続可能性(サステナビリティ)を融合する視点から、従来設定していた「マテリアリティのKPI」を大幅に整理。中期経営計画は長期視点で重要性の高い課題(マテリアリティ)を解決する具体的な戦略と考え、進捗は中期経営計画の進捗と同一とし、KPI管理の対象となる項目をより注力するポイントへ絞り込みました。
マテリアリティと新中期経営計画の7FlagsとESG戦略
マテリアリティの重点テーマは、長期的な視点でイトーキが目指す姿であり、事業活動の基軸となるものです。これらの重点テーマを実現するための具体的な戦略が新中期経営計画で定める7FlagsおよびESG戦略となります。マテリアリティと新中期経営計画は以下で示すように密接に結びついています。
イトーキのマテリアリティと重点テーマ
―3か年の中期経営計画より先を見据える―
社会と人々を幸せにする
重点テーマ
→【1】office1.0/2.0領域、【2】office3.0領域、【S】社会
→【E】環境
→【E】環境
会社と社員が幸せになる
重点テーマ
→【6】人的資本、【S】社会
→【3】専門施設領域、【4】高収益化、【5】グループシナジー、【7】財務戦略
→【G】ガバナンス
新中期経営計画 7Flags + ESG戦略
イトーキとSDGs
イトーキは、2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」を国際社会と協調して達成すべき目標と捉え、事業活動やCSR 活動を通じてSDGsの目標達成に貢献していきます。また決意表明として「イトーキSDGs宣言」を発信しています。
- SDGs:平和的社会などの持続可能な世界を実現するため、2015年9月にニューヨーク国連本部において採択された、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動などに関する17の目標と169のターゲットのこと。