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空間づくり

オフィスグリーンがもたらす効果!観葉植物、フェイクグリーンのおしゃれな導入事例をご紹介

近年、オフィスに緑を取り入れる「オフィスグリーン」が注目を集めています。しかし、観葉植物を取り入れることに「どのような効果があるの?」「手入れが大変そう...」といった不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

本コラムでは、オフィスグリーンがもたらす効果や観葉植物、フェイクグリーンなどの選び方のポイントをわかりやすく解説し、おしゃれな演出アイデアや導入事例も合わせてご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、快適なオフィス空間づくりにお役立てください。

オフィスにグリーンを置く効果とメリット

農林水産省の「令和2年度 職場における花や緑の導入実態調査」によると、花や緑などの植物をオフィスに取り入れることで、ストレス軽減や集中力向上など、様々な効果が期待できるとされています。
この調査結果を参考に、オフィスグリーン導入によって得られる効果とメリットについて見ていきましょう。

参考:農林水産省「花や緑の効用・家庭とオフィスへの導入状況に関する調査について」第3章 職場における花や緑の導入実態調査

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/f_R2itaku/R2itaku.html

心と体へのリラックス効果

オフィスのグリーンは、ワーカーの心身に様々な良い影響をもたらすといわれています

同調査によると、職場に花や緑があることで約35%の人がリラックス効果を実感しているのだとか。さらに、約30%の人が「優しい気持ちになれる」と回答しています。

また、オフィスグリーンのストレス軽減効果も見逃せません。仕事中に花や緑を目にすることで心が安らぎ、「沈んだ気持ちが晴れる」「やる気が出る」といった効果も報告されています。

生産性と創造性の向上につながる

オフィスのグリーンには、ワーカーの集中力や創造性を高める効果もあるようです。特に20代、30代の若い世代を中心に、「仕事がはかどる」「アイデアが出しやすい」「意見交換が活発化する」といった効果を実感している人が多いと報告されています。

また、業務スペースや休憩スペースに花や緑を飾っている人は、そうでない人に比べて「仕事がはかどる」と感じる割合が約27%高く、「コミュニケーションが活発になる」と感じる人は約28%増加するという結果も出ています。

こうした傾向から、オフィスのグリーンは職場の生産性向上につながる可能性が高いといえるでしょう。

企業イメージと環境への配慮をアピール

オフィスにグリーンを取り入れると、企業イメージの向上効果も期待できます。

オフィスワーカーの約17%が花や緑は来客へのおもてなしになると感じており、約11%の人が会社のイメージアップにつながると答えています。

オフィスグリーンの導入は、ワーカーの満足度向上と同時に、取引先や顧客に対しても環境意識の高い企業としての印象を与えることができるでしょう。

オフィスグリーン選びのポイント

「オフィスにグリーンを取り入れたいけれど、選び方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。ここではグリーンを選ぶ際の重要なポイントについて詳しく解説していきます。

管理のしやすさを考える

オフィスのグリーンを選ぶ際、管理のしやすさは重要なポイントです。

観葉植物や生花は、やはり、本物ならではの見栄えの良さがあります。フェイクグリーンよりもリラックス効果やストレス軽減効果が高いともいわれています。しかし、水やりや剪定、害虫対策など、維持管理の手間とコスト負担が大きいという課題があります。

一方、フェイクグリーンは手入れの必要がほとんどなく、コストを抑えられるメリットがあります。衛生面でも優れており、虫の発生や土からのホコリなどの心配がありません。

状況や予算に応じて、グリーンの種類を選択するとよいでしょう。

オフィス環境とデザインの調和を考える

観葉植物や生花を置く場合は、オフィスの光環境や温度、湿度などの条件もよく考慮して、環境に適した種類を選ぶ必要があります。もちろん、オフィスデザインとの調和も十分考慮しましょう。

緑視率(視界に入る緑の割合)を意識して、空間全体のバランスを考えながら配置することが大切です。

オフィスグリーンのおしゃれな演出アイデア

続いて、オフィスをおしゃれに彩るための、グリーンの演出アイデアをご紹介します。

スペースの特性を活かしたグリーン配置

たとえばオフィスエントランスには、大きめの鉢やグリーンがおすすめです。個性的で目を引くデザインを選べば、「洗練」「先進的」といった企業イメージを演出できます。

一方、デスク周りには、小さめの多肉植物やミニ観葉植物などがおすすめです。個人の作業スペースに彩りが添えられ、ワーカーのストレス軽減や集中力向上が期待できます。

スペースの特性を活かしてグリーン配置することで、効果的にオフィスを彩ることができるでしょう。

空間デザインを活用した演出

天井から吊るすタイプのハンギングプランターを活用すれば、限られたスペースでも効果的にグリーンを取り入れられます。オフィス空間を立体的に使うことで、より豊かな緑の空間を演出できるでしょう。

さらに、照明を工夫して、グリーンの魅力をより引き立たせることも。例えば、植物にスポットライトを当てると、葉の質感や色合いが際立ち、空間に奥行きが生まれます。

季節感を取り入れた演出

さらに、季節に合わせて植物や装飾を変えると、オフィスに新鮮さと季節感をもたらすことができます。ワーカーの気分転換やリフレッシュ効果、創造性の向上にもつながるかもしれません。

オフィスへのグリーン導入事例5選

ここからは、オフィスのグリーンを効果的に活用している企業の事例を5つご紹介します。グリーン導入の目的や効果なども合わせてご覧ください。

城北信用金庫 メディアキャンパス

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東京都内城北地区・埼玉県南地域を中心に地域に密着した金融サービスを展開する城北信用金庫の1階エントランスホール。入口左手にはガラス張りのラジオブースを、外の通りから見える位置にレイアウトしています。一見オフィスとは思えない印象的な空間です。

城北信用金庫 メディアキャンパス 納入事例掲載ページはこちら 

オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 新本社オフィス

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イギリスに本社を置き、産業用・研究用の高度な技術ソリューションをグローバルに提供するオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社。バイオフィリックデザインを採り入れたカフェエリアは、休憩はもちろん、1人での作業やちょっとした打合せなどにも有効に活用されています。植栽は、スペースごとの特性やメンテナンス性を踏まえ、生木とフェイクグリーンをバランスよく配置しました。

オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 新本社オフィス 納入事例掲載ページはこちら

株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター LIGHTHOUSE

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株式会社村田製作所の東日本における研究開発の中核拠点として2020年にオープンした「みなとみらいイノベーションセンター」。建設当初のコンセプトである、より自由で自律した働き方を推進するため、建物全体で共有するコワーキングスペース「LIGHTHOUSE 」を構築しました。窓側の眺望のよいエリアにソファ席を配置し、シェルフや植栽で周囲の視線をコントロールしています。

株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター LIGHTHOUSE 納入事例掲載ページはこちら

日揮ユニバーサル株式会社 本社オフィス

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無限の可能性を持つ触媒技術で、未来に誇れる環境づくりに貢献する日揮ユニバーサル株式会社の執務エリアです。会話をしながら仕事ができるチャットスペースやコワークスペースも設定。植栽を多めに配置し、リフレッシュ効果を高めています。

日揮ユニバーサル株式会社 本社オフィス 納入事例掲載ページはこちら

株式会社メニコン 本社 メニコン シアターAoiビル

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「新しい『みる』を世界に」を企業ビジョンにヘルスケアやライフケア領域に挑戦する株式会社メニコン。社員の玄関に隣接するカフェエリアは、天然木のビッグテーブル、光とグリーンの演出で心地よい空間に仕上げています。植栽は、オフィス全体で5~10%の緑視率を目安に、生木とフェイクグリーンで計画しました。

株式会社メニコン 本社 メニコン シアターAoiビル 納入事例掲載ページはこちら

オフィスの環境づくりはイトーキにお任せください!

オフィスへのグリーン導入は、ワーカーのリラックス効果や生産性向上、さらには企業イメージアップにも大きく貢献します。オフィスに合ったグリーンを選び、効果的に配置・運用することで、オフィス空間をよりブラッシュアップできるでしょう。

イトーキは、企業のニーズに合わせたオフィスグリーンの導入から快適な空間づくり、メンテナンスサービスまで、トータルでサポートいたします。デザイナーによる配置計画も行っているため、グリーンの持つ効果を最大限に活かすかたちで取り入れることが可能です。導入後のメンテナンスもサポートしておりますので、植物の管理に不安のある方でも、安心してご相談ください。

グリーンによるオフィス環境の改善をお考えの際は、ぜひ一度イトーキにお問い合わせください。