目次
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オフィスグリーンとは
オフィスグリーンってどんなもの?
バイオフィリックデザインとは?
視界に占める緑の量を示す「緑視率」について -
オフィスにグリーンを置く効果とメリット
心と体へのリラックス効果
生産性と創造性の向上につながる
企業イメージと環境への配慮をアピール -
本物の植物とフェイクグリーンの違いは?
本物の植物のメリットとデメリット
フェイクグリーンのメリットとデメリット -
オフィスグリーン選びのポイント
オフィス環境とデザインの調和を考える
コストやメンテナンスの体制を考える -
オフィスにおすすめの観葉植物
ポトス
パキラ
モンステラ
サンセベリア -
オフィスグリーンのおしゃれな演出アイデア
スペースの特性を活かしたグリーン配置
空間デザインを活用した演出
季節感を取り入れた演出 -
オフィスグリーンを導入する前に確認したいこと
何のために導入するのかをはっきりさせる
ビル管理会社の規約を確認する
避難通路をふさがないように配置する -
オフィスへのグリーン導入事例5選
城北信用金庫 メディアキャンパス
オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 新本社オフィス
株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター LIGHTHOUSE
日揮ユニバーサル株式会社 本社オフィス
株式会社メニコン 本社 メニコン シアターAoiビル - オフィスの環境づくりはイトーキにお任せください!
近年、オフィスに緑を取り入れる「オフィスグリーン」が注目を集めています。けれど、いざ導入しようとすると「どのような効果があるの?」「どの植物を選べばいいの?」「手入れが大変そう...」といった不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
本コラムでは、オフィスグリーンがもたらす効果や本物の植物とフェイクグリーンの選び分け、オフィスにおすすめの観葉植物、おしゃれな演出アイデア、導入事例をご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、快適なオフィス空間づくりにお役立てください。
オフィスグリーンとは
まずはオフィスグリーンとはなにか、近年注目されている背景と併せて見ていきましょう。
オフィスグリーンってどんなもの?
オフィスグリーンとは、観葉植物やフェイクグリーンなどをオフィスに効果的に取り入れ、働く環境を整える取り組みのことをいいます。
「オフィス緑化」とほぼ同じ意味で使われており、デスクに置く小さな鉢植えから、フロア全体を彩る大型の植栽まで、その規模はさまざまです。
バイオフィリックデザインとは?
オフィスグリーンの基本となる概念が、バイオフィリックデザインです。「人は本来、自然とのつながりを求める性質を持っている」という考え方にもとづいたデザイン手法を指しており、オフィスに植物や自然素材、光や風といった要素を取り入れることで、働く人のストレスをやわらげ、心地よさを感じられる空間をつくることを目指します。
近年、オフィス設計の分野で多く採用されるようになってきました。
視界に占める緑の量を示す「緑視率」について
オフィスグリーンを配置するときの目安として、「緑視率」がよく用いられます。国土交通省は、緑視率を「日常生活の実感として捉えられる緑の量として、特定の方法で撮影した写真の中に占める緑の割合」と説明しています。
わかりやすく言うと、目に入る景色のうち緑がどれくらいの割合を占めているか、ということです。同じ数の植木鉢を置いていても、デスクに座ったときの視界に入るかどうかで、緑を感じる度合いは変わります。
グリーンの数を増やすことだけにこだわらず、目線に入る位置への配置を意識すると、緑を感じやすい空間をつくることができるのです。
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参考:「都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/04/040812_3_.html
オフィスにグリーンを置く効果とメリット
オフィスグリーンは、ワーカーの心身や職場の雰囲気にさまざまなメリットをもたらします。
農林水産省の「令和2年度 職場における花や緑の導入実態調査」を見ても、花や緑などの植物をオフィスに取り入れることで、ストレス軽減や集中力向上など、多くの効果が期待できることがわかっています。
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参考:「花や緑の効用・家庭とオフィスへの導入状況に関する調査について」第3章
職場における花や緑の導入実態調査(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/f_R2itaku/R2itaku.html
心と体へのリラックス効果
同調査によると、職場に花や緑があることで約35%の人がリラックス効果を実感しており、約30%の人が「優しい気持ちになれる」と回答しています。
また、オフィスグリーンのストレス軽減効果も見逃せません。仕事中に花や緑を目にすることで心が安らぎ、「沈んだ気持ちが晴れる」「やる気が出る」といった効果が報告されています。
また、長時間のデスクワークでは、パソコンのディスプレイを見続けることでまばたきの回数が減り、目が疲れやすくなるものです。オフィスグリーンによって自然と緑が視界に入ることで、目を休ませる効果が期待できるでしょう。
さらに植物には、葉や根から空気中の物質を吸着する働きがあるといわれています。加湿器ほど顕著な加湿効果はありませんが、葉から水分を放出する蒸散作用によって、冷暖房で乾燥しがちなオフィスの空気をやわらげる効果も期待できます。
生産性と創造性の向上につながる
オフィスのグリーンには、働く人の集中力や創造性を高める効果もあるようです。とくに20代、30代の若い世代を中心に、「仕事がはかどる」「アイデアが出しやすい」「意見交換が活発化する」といった効果を実感している人が多いと報告されています。
また、業務スペースや休憩スペースに花や緑を飾っている人は、そうでない人に比べて「仕事がはかどる」と感じる割合が約27%高く、「コミュニケーションが活発になる」と感じる人は約28%増加するという結果が出ています。
企業イメージと環境への配慮をアピール
オフィスにグリーンを取り入れることで、企業イメージの向上効果も期待できます。
オフィスワーカーの約17%が花や緑は来客へのおもてなしになると感じており、約11%の人が会社のイメージアップにつながると答えています。
オフィスグリーンの導入は、ワーカーの満足度向上と同時に、取引先や顧客に対しても環境意識の高い企業としての印象を与えることができるでしょう。
本物の植物とフェイクグリーンの違いは?
続いて、グリーンを導入する際に迷いがちな本物の植物とフェイクグリーンの違いを整理してみましょう。
本物の植物のメリットとデメリット
本物の観葉植物や生花には、フェイクグリーンにはない自然ならではの魅力があります。
【メリット】
- 季節ごとの変化や成長を楽しめる
- 植物ならではの自然な質感がある
- ほのかな香りを感じられる
【デメリット】
- 水やりや剪定、害虫対策などの手入れが必要
- 日当たりや温度などの環境によっては枯れることがある
そのため、本物の植物は、こまめに手入れができる場所への設置に向いています。
フェイクグリーンのメリットとデメリット
フェイクグリーンは、管理のしやすさが大きな特徴です。
【メリット】
- 水やりや剪定などの手入れがほとんど必要ない
- 虫の発生や土から出るほこりの心配がない
- 衛生面を重視したい場所にも設置しやすい
【デメリット】
- 植物の成長や季節ごとの変化を楽しめない
- 本物の植物ならではの質感や香りを感じられない
エントランスや応接室など空間の印象を重視したい場所には本物の植物、通路やバックヤードなど管理のしやすさを優先したい場所にはフェイクグリーンを選ぶなど、スペースの役割に応じて使い分けることが基本です。
オフィスグリーン選びのポイント
「オフィスにグリーンを取り入れたいけれど、選び方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。オフィスグリーンを選ぶ際は、以下の2つのポイントを押さえましょう。
オフィス環境とデザインの調和を考える
観葉植物や生花を置く場合は、オフィスの光環境や温度、湿度などの条件もよく考慮して、環境に適した種類を選ぶ必要があります。もちろん、オフィスデザインとの調和も十分に考慮しましょう。
緑視率(視界に入る緑の割合)を意識して、空間全体のバランスを考えながら配置することが大切です。
コストやメンテナンスの体制を考える
グリーンを購入して自社で管理するか、レンタルで業者に管理を任せるかによってコストや運用スタイルが変わってきます。購入の場合はまとまった初期費用が必要ですが、ランニングコストは抑えられます。一方、レンタルは初期費用を抑えられるものの、月々の利用料が発生します。
また、自社で本物の植物を管理する場合、清掃業者が入っているオフィスでも、水やりは契約の範囲外になっている場合が多いため、社内の担当を明確にしておく必要があります。
どちらの場合も、無理なく運用できるかどうかを判断したうえで、導入するグリーンの量を決めることが重要です。
オフィスにおすすめの観葉植物
観葉植物にはさまざまな種類がありますが、オフィスグリーンとしてよく用いられる品種を4つご紹介します。
ポトス
ポトスはつる状に伸びる葉が特徴で、黄色や白色の斑が入った光沢のある緑色の葉が美しい観葉植物です。比較的育てやすく、棚から垂らしたり、デスク周りに置いたりとアレンジしやすいのが魅力です。
パキラ
手のひらのように広がる葉と、光沢のある濃い緑色が特徴のパキラ。耐陰性が強く、日当たりの悪い場所にも置くことができます。オフィスのエントランスや応接室などにも向いています。
モンステラ
モンステラは大きな葉に切れ込みや穴が入るのが特徴で、存在感のある見た目から人気を集めています。パキラと同様に耐陰性が強く、日当たりの悪い場所でも育てやすいのがメリットです。
サンセベリア
サンセベリアは肉厚な葉が特徴で、乾燥に強い性質を持つ品種です。空気の浄化に効果がある植物としても知られています。葉が縦に伸びるため、デスク周りや会議室の一角など、省スペースで取り入れやすい植物です。
オフィスグリーンのおしゃれな演出アイデア
続いて、オフィスをおしゃれに彩るための、グリーンの演出アイデアをご紹介します。
スペースの特性を活かしたグリーン配置
たとえばオフィスエントランスには、大きめの鉢やグリーンがおすすめです。個性的で目を引くデザインを選べば、「洗練」「先進的」といった企業イメージを演出できます。
一方、デスク周りには、小さめの多肉植物やミニ観葉植物などがおすすめです。個人の作業スペースに彩りが添えられ、ワーカーのストレス軽減や集中力向上が期待できます。
スペースの特性を活かしてグリーンを選び、配置するようにしましょう。
空間デザインを活用した演出
従業員が腰かける場所に植物を組み込めば、ちょっとした会話が生まれるようなシンボリックな場所をつくることができます。
ほかにも、天井から吊るすタイプのハンギングプランターを活用すれば、限られたスペースでも効果的にグリーンを取り入れられます。オフィス空間を立体的に使うことで、より豊かな緑の空間を演出できるでしょう。
また、照明を工夫して、グリーンの魅力をより引き立たせることも。植物にスポットライトを当てると、葉の質感や色合いが際立ち、空間に奥行きが生まれます。
季節感を取り入れた演出
さらに、季節に合わせて植物や装飾を変えると、オフィスに新鮮さと季節感をもたらすことができます。ワーカーの気分転換やリフレッシュ効果、創造性の向上にもつながるかもしれません。
オフィスグリーンを導入する前に確認したいこと
ここでは、実際にオフィスグリーンを導入する前に確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。
何のために導入するのかをはっきりさせる
リフレッシュ効果や視線を遮る目隠し効果など、導入の目的によって選ぶ植物の種類やサイズ、配置場所は変わってきます。導入前に目的を整理しておくことで、狙った効果を得やすくなります。
ビル管理会社の規約を確認する
テナントとしてオフィスに入居している場合、水漏れや害虫発生のリスクから、本物の植物の持ち込みを制限されていることがあります。そのため、導入前にビル管理会社へ確認しておくと安心です。
避難通路をふさがないように配置する
消防法第8条の2の4では、廊下や階段、避難口といった避難上必要な施設について、避難の支障になる物品を放置したり、みだりに置いたりしてはならないと定めています。
大きな鉢植えを通路や非常口の近くに置く際は、避難の妨げにならない位置かどうかを事前に確認しておきましょう。
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出典:「消防関係法(消防法及び火災予防条例)の違反に対する解説 消防法第8条の2の4」(東京消防庁)
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/kouhyou/kouji/ihan/ihan_02.html
オフィスへのグリーン導入事例5選
ここからは、オフィスのグリーンを効果的に活用している企業の事例を5つご紹介します。グリーン導入の目的や効果なども合わせてご覧ください。
城北信用金庫 メディアキャンパス
東京都内城北地区・埼玉県南地域を中心に地域に密着した金融サービスを展開する城北信用金庫の1階エントランスホール。入口左手にはガラス張りのラジオブースを、外の通りから見える位置にレイアウトしています。一見オフィスとは思えない印象的な空間です。
オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社 新本社オフィス
イギリスに本社を置き、産業用・研究用の高度な技術ソリューションをグローバルに提供するオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社。バイオフィリックデザインを採り入れたカフェエリアは、休憩はもちろん、1人での作業やちょっとした打合せなどにも有効に活用されています。植栽は、スペースごとの特性やメンテナンス性を踏まえ、生木とフェイクグリーンをバランスよく配置しました。
株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター LIGHTHOUSE
株式会社村田製作所の東日本における研究開発の中核拠点として2020年にオープンした「みなとみらいイノベーションセンター」。建設当初のコンセプトである、より自由で自律した働き方を推進するため、建物全体で共有するコワーキングスペース「LIGHTHOUSE 」を構築しました。窓側の眺望のよいエリアにソファ席を配置し、シェルフや植栽で周囲の視線をコントロールしています。
日揮ユニバーサル株式会社 本社オフィス
無限の可能性を持つ触媒技術で、未来に誇れる環境づくりに貢献する日揮ユニバーサル株式会社の執務エリアです。会話をしながら仕事ができるチャットスペースやコワークスペースも設定。植栽を多めに配置し、リフレッシュ効果を高めています。
株式会社メニコン 本社 メニコン シアターAoiビル
「新しい『みる』を世界に」を企業ビジョンにヘルスケアやライフケア領域に挑戦する株式会社メニコン。社員の玄関に隣接するカフェエリアは、天然木のビッグテーブル、光とグリーンの演出で心地よい空間に仕上げています。植栽は、オフィス全体で5~10%の緑視率を目安に、生木とフェイクグリーンで計画しました。
オフィスの環境づくりはイトーキにお任せください!
オフィスへのグリーン導入は、ワーカーのリラックス効果や生産性向上、さらには企業イメージアップにも大きく貢献します。オフィスに合ったグリーンを選び、効果的に配置・運用することで、オフィス空間をよりブラッシュアップできるでしょう。
イトーキは、企業のニーズに合わせたオフィスグリーンの導入から快適な空間づくり、メンテナンスサービスまで、トータルでサポートいたします。デザイナーによる配置計画も行っているため、グリーンの持つ効果を最大限に活かすかたちで取り入れることが可能です。導入後のメンテナンスもサポートしておりますので、植物の管理に不安のある方でも、安心してご相談ください。
グリーンによるオフィス環境の改善をお考えの際は、ぜひ一度イトーキにお問い合わせください。


