
目次
-
オフィスカフェとは?いま注目されている理由
オフィスカフェってどんなスペース?
従来の休憩スペースとの違い
オフィスカフェが増えている背景 -
オフィスカフェの効果とメリット
コミュニケーション促進と新たな可能性
創造性の向上やイノベーションの創出
社員のモチベーションとエンゲージメントの向上
企業イメージ向上による採用競争力の強化 -
オフィスカフェの活用例
リフレッシュスペース
ミーティングスペース
コミュニケーションスペース
情報発信・共有スペース
イベントスペース -
オフィスカフェ導入のポイント
オフィスカフェに人が集まる工夫を
リラックス感のある開放的なデザインに
小さなオフィスでは省スペースを意識 - オフィスカフェ事例をまとめた活用ガイドを無料でご用意!
社員の満足度や生産性向上、企業イメージアップに効果的だと言われている「オフィスカフェ」。
最近は大手企業を中心に、ドリンクや軽食を提供するオフィスのカフェコーナー、社内のおしゃれなカフェスペースを設置する企業が増えています。本コラムでは、話題のオフィスカフェについて、企業にもたらすメリットや活用例、導入のポイントを詳しく解説します!
オフィスカフェとは?いま注目されている理由
まず、オフィスカフェとは一体どんなものなのか。その概要と、今注目されている背景について見ていきましょう。
オフィスカフェってどんなスペース?
オフィスカフェとは、カフェのようにおしゃれでリラックスできる雰囲気の、多目的スペースのこと。
飲食を目的とした利用の他に、社員同士のコミュニケーションや打ち合わせ、仕事中の気分転換など、様々な用途に活用できます。代表的なタイプとして、ラウンジ型、カフェテリア型、リフレッシュスペース型などが挙げられます。
オフィスカフェのタイプと特徴
タイプ | 特徴 | 用途 |
ラウンジ型 | ソファやテーブルを配置した、ゆったりとくつろげる空間 | 打ち合わせ、商談、社員同士の交流 |
カフェテリア型 | オフィス内にコーヒーや軽食を提供するカフェコーナーを設けたタイプ | 食事、休憩、社員同士のコミュニケーション促進 |
リフレッシュスペース型 | マッサージチェアや仮眠スペースなど、リフレッシュのための設備が充実 | 気分転換、ストレス解消 |
実際にオフィスカフェを導入している企業では、目的に応じてこれらのタイプをいくつか組み合わせ、多機能に使えるスペースとして活用している事例が多く見られます。
従来の休憩スペースとの違い
従来の休憩室や喫煙室、食堂は、「喫煙」「休憩」「食事」といった限られた目的・用途のために設置されることが一般的です。そのため、社員のみの利用を想定し、インテリアやデザインは最低限のものにするケースが多く見られていました。
一方、オフィスカフェは複数の用途を前提として設計されるのが一般的です。
デザインやレイアウトを工夫することで、普段は社員のコミュニケーションやコラボレーションを促進する場として、必要な時はイベントスペースや接客エリアとして、あらゆる用途に対応させることができます。
オフィスカフェが増えている背景
働き方改革によって在宅勤務が普及し、社内のコミュニケーション不足が課題となっている企業は少なくありません。
その解決策として、コミュニケーションの活性化に効果的とされる、オフィスカフェに注目が集まっています。
リラックスした雰囲気の中で気軽に会話できる場所を提供することで、社内コミュニケーションの改善が期待できます。
オフィスカフェの設置は、ただ社内にカフェスペースを設けるだけでなく、課題解決の一つの手段として選ばれているのです。
オフィスカフェの効果とメリット

オフィスカフェ導入によるメリットは、コミュニケーション改善の他にも多くあります。それぞれの効果を見ていきましょう。
コミュニケーション促進と新たな可能性
オフィスカフェは、オープンでリラックス感のある空間なので、社員同士が気軽に会話することができ、意見交換がしやすくなります。従来の会議室やデスクとは異なり、堅苦しさのないカジュアルな雰囲気の中で、時にはプライベートな会話もすることで、社員同士の心の距離が縮まるでしょう。
業種の特性上、固定席の多いオフィスでも、カフェスペースを活用することで対面でのコミュニケーションが取りやすくなるというメリットもあります。
また、オフィスカフェを来客エリアとしても活用する場合は、社外とのコラボレーションがさらに広がりやすくなるでしょう。
創造性の向上やイノベーションの創出
仕事中にオフィスカフェのような快適な空間で休憩できれば、ストレスが軽減され、心身ともにリラックスできますよね。脳はリラックスすると考え方が柔軟になって、新しい発想が生まれやすくなると言われています。
また、オフィスカフェで仕事をする場合も、執務スペースとは異なる雰囲気がワーカーの感性を刺激し、クリエイティブなアイデアや解決策につながるきっかけになります。
社内の誰もが自由に利用できるオフィスカフェは、異なる部署や役職の人同士の、偶然の出会いが起こりやすい場所です。このような出会いから、予期せぬアイデアやコラボレーションが生まれる可能性もあります。
社員のモチベーションとエンゲージメントの向上
社員同士気軽に話したり、休憩の時に一人でゆったりリラックスしたり、そんな癒しの空間が社内にあったら、仕事のストレスはずいぶん軽減されるでしょう。
それは、自然と社員のモチベーションアップにもつながるはずです。
また、オフィスカフェ導入という社員のための福利厚生は、社員一人ひとりの帰属意識やエンゲージメント向上にも効果的です。
企業イメージ向上による採用競争力の強化
近年、日本では人材不足が慢性化していて、とくに優秀な人材の獲得競争が激しくなっています。
オフィスカフェの導入は、「社員を大切にする」「先進的な取り組みに積極的」といった企業のイメージアップにつながり、取引先や求職者に向けての大きなアピールポイントとなるでしょう。
もちろん、優秀な人材を惹きつけるだけでなく、先述した通り現在の社員の満足度が高まることで、定着率の向上も期待できます。
オフィスカフェの活用例

ここからは、オフィスカフェの具体的な活用例についてご紹介します。
リフレッシュスペース
オフィスカフェは、ワーカーがリフレッシュするための空間としても活用されています。仕事中に短い休憩や仮眠を挟むと、集中力を維持し、業務効率が向上すると言われています。
グリーンや木目調のデザインを取り入れた空間は、リラックス効果が高く、気分転換に最適。一時的にストレスから解放され、気持ちがリフレッシュします。
周囲の視線が気になりにくい仕切り付きシートやパーテーションを設置すれば、よりリラックス度が高まるでしょう。
【こちらの記事もおすすめ】
ミーティングスペース
オフィスカフェにホワイトボードやモニター、プロジェクターなどを設置して、プレゼンテーションやディスカッションの場として活用できます。
レイアウトを工夫して、社外のお客様との打ち合わせや商談に使うことも◎リラックス感漂う空間で和やかな話し合いをすれば、商談の成功率もアップしそうです。
【こちらの記事もおすすめ】
コミュニケーションスペース
オフィスカフェを開放的なレイアウトにすることで、自然と人が集まりやすくなり、会話も弾みます。
大きめのテーブルやソファを配置すると、複数人でのミーティングやディスカッションがしやすくなるでしょう。
社内のカフェが部署やチームの垣根を越えた交流の場となり、普段は接点の少ない社員同士が気軽にコミュニケーションを取ることで、新しいアイデアやコラボレーションが生まれる可能性も高まりますね。
情報発信・共有スペース
オフィスカフェの一画に掲示板やデジタルサイネージを設置すれば、社内の情報を気軽にチェックできるので便利です。自由に書き込める落書きボードや自己紹介コーナーは、社員同士のコミュニケーションのきっかけになります。
書籍コーナーを設置すれば、社員の知識やスキル向上にも役立ちます。
イベントスペース
オフィスカフェを、社内外のイベントやセミナー用のスペースとして活用することもオススメ。
広めのオフィスカフェを設置した企業では、マイクやスクリーン、音響設備などを設置して、講演会やワークショップ、懇親会など、様々なイベントに利用しています。
普段はミーティングやコミュニケーションスペースとして利用している場合でも、可動式の家具であれば、イベントの規模や内容に合わせてレイアウトを自由に変更することができます。
オフィスカフェ導入のポイント

オフィスカフェを導入する際は、その目的や機能を明確にし、効果的な空間づくりを行いましょう。ここでは、オフィスカフェ導入のポイントを3つご紹介します。
オフィスカフェに人が集まる工夫を
オフィスカフェは、自然と人が集まる空間であることが大切です。
各フロアから立ち寄りやすい場所や、人の流れが多いエリアの動線上に設置すると、多くの社員が気軽に利用できるようになります。コピー機やプリンター、給湯室など、社員が日常的に利用する設備の近くもおすすめです。
さらに、社内のカフェコーナーにコーヒーやお茶、軽食などが置いてあると、より人が集まりやすくなるでしょう。社員同士のコミュニケーションが生まれるきっかけにもなります。
リラックス感のある開放的なデザインに
オフィスカフェのデザインは、執務エリアとはガラッと雰囲気が変わるように、開放的なリラックス感を醸し出すことがポイントです。
デザイン性の高い家具を選び、ソファやラウンジチェア、カフェテーブルなどをくつろぎやすい配置にするとよいでしょう。
木目調の家具や床材、観葉植物など、自然素材を効果的に配置することで、温かみのある空間の演出につながります。照明は、明るすぎない落ち着いた光にすると、リラックス感が高まるでしょう。
小さなオフィスでは省スペースを意識
オフィスのスペースが限られている場合でも、デッドスペースや通路など空いているスペースを有効活用すれば、コンパクトなカフェスペースを作ることができます。
家具やインテリアは、スペースに合わせてコンパクトなサイズを選びましょう。
また、カフェコーナーであっても水回りの設備を省略し、ドリンク類は自動販売機や給湯室を利用するなど、機能を絞り込むことで省スペースでも導入しやすくなります。
オフィスカフェ事例をまとめた活用ガイドを無料でご用意!
このように、オフィスカフェには様々なメリットや活用方法があります。けれど、実際にどのように導入すればいいのか、イメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、「カフェスペース活用ガイド」です。
このガイドでは、イトーキがご支援した企業様のオフィスカフェ導入事例を、写真と一緒にわかりやすくまとめています。
以下のダウンロードページから申し込みいただき、貴社の理想のオフィスづくりにぜひご活用ください。