目次
- リフレッシュスペースとは?
-
オフィスにリフレッシュスペースを導入するメリット
生産性の向上
社内コミュニケーションの活性化
従業員満足度の向上
企業イメージの向上 -
リフレッシュスペースを導入するときのポイント
適切な場所を選ぶ
環境を整える
機能を考える -
リフレッシュスペースをうまく運用するコツ
利用ルールの設定
利用促進への取り組み
リフレッシュ文化の醸成
定期的な見直しと改善 -
リフレッシュスペースの事例3選
東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ株式会社 穂坂事業所7号棟
三菱地所ホーム株式会社 本社 TOKYO BASE
明林繊維株式会社 MEIRINビル - オフィスの改装はイトーキにご相談ください
近年、多くの企業が注目しているオフィス内の「リフレッシュスペース」。従業員の休憩や気分転換、コミュニケーションの活性化に効果があるといわれています。
しかし、せっかく導入しても従業員にあまり利用されず、期待した効果が得られないケースも少なくありません。
本コラムでは、リフレッシュスペースを最大限活用するポイントを詳しく解説。導入のメリットやレイアウトの工夫、運用のコツを導入事例と合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
リフレッシュスペースとは?
リフレッシュスペースとは、オフィス内に設けられた従業員のリラックスや気分転換のための空間です。近年、働き方の多様化とワークライフバランスの重視により、多くの企業が働きやすいオフィスづくりの一環としてこのようなスペースの導入に積極的になっています。
リフレッシュスペースの特徴は企業のニーズや目的によって様々ですが、一般的に以下のような要素が含まれます。
- くつろぎやすい家具や照明を備えた快適な空間
- カフェのようなリラックスした雰囲気の飲食可能なエリア
- 従業員同士のコミュニケーションを促進する開放的なレイアウト
- 仮眠や瞑想ができる静かなコーナー
重要なのは、オフィスのリフレッシュスペースは単に休憩するためだけのスペースではないということです。適切に導入し運用することで、従業員と企業に様々な価値をもたらす重要な空間となります。
オフィスにリフレッシュスペースを導入するメリット
リフレッシュスペースの概要を理解したところで、次はその具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
オフィスにリフレッシュスペースを導入することで、企業と従業員の双方にどのような効果がもたらされるのか、以下の4つのポイントに絞って解説します。
生産性の向上
仕事中の適度な休憩は、集中力アップや業務効率向上に効果的だといわれています。
例えば、オフィス内に仮眠や瞑想用のスペースがあれば、午後の眠気を解消し、集中力を維持することができます。また、リラックスした雰囲気の中で気分転換することで長時間のデスクワークによる疲労が軽減され、業務に対する新たな視点が生まれやすくなるでしょう。ひいては組織全体の生産性向上につながるといえます。
社内コミュニケーションの活性化
開放的なレイアウトや快適な空間に設計されたリフレッシュスペースでは、部署を超えた自然な交流が生まれやすくなります。リラックスした状態で従業員同士が意見交換することで、柔軟なアイデアも出やすくなるでしょう。
さらに、リフレッシュスペースでの偶発的な出会いや会話が、新たなプロジェクトや革新的なアイデア誕生のきっかけとなることもあります。
従業員満足度の向上
会社が労働環境改善に積極的に取り組む姿勢は、従業員に好印象を与え、会社への帰属意識を高めます。リフレッシュスペースのようなストレス解消や気分転換ができる場所を設けることで、従業員のモチベーションも向上するでしょう。
これらの取り組みは、結果として離職率の低下にもつながります。
企業イメージの向上
洗練されたデザインのリフレッシュスペースは、来客者に対して先進的な企業理念をアピールする効果があります。
従業員を大切にする企業姿勢や、創造性を重視する企業文化を視覚的に表現することで、企業ブランドの価値を高めることができるでしょう。これは取引先との関係強化だけでなく、優秀な人材の獲得においても有利に作用します。
リフレッシュスペースを導入するときのポイント
リフレッシュスペースを効果的に活用するためには、導入場所や環境づくりが重要です。ここでは、リフレッシュスペースを導入する際のおもなポイントをご紹介します。
適切な場所を選ぶ
リフレッシュスペースの場所選びは、利用率と効果に大きく影響します。例えば、以下のような点を意識するとよいでしょう
- オフィスの中でアクセスが良い場所かどうか
- 執務や会議、来客に影響しないかどうか
- 可能であれば、景観が良く自然光が入る窓際
環境を整える
空間の快適さは、リフレッシュスペースの魅力を高める重要な要素です。インテリアを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
- くつろぎやすい家具(ソファやラウンジチェアなど)の選定と配置
- 観葉植物の導入による自然の癒し効果
- 明るすぎず暗すぎない、落ち着いた照明
- プライバシーと静けさを確保するためのパーテーションや吸音材の使用
機能を考える
リフレッシュスペースの機能性を高めることで、より効果的な活用が期待できます。以下のような機能を検討してみるのがおすすめです。
- ネットワーク環境(Wi-Fi)の整備
- 飲み物や軽食の提供
- ミーティングや個人作業など、用途に応じて使い分けられる多目的なスペース設計
最近では、リフレッシュスペースの一環として、オフィスカフェを導入する企業が増えています。カフェのような雰囲気を演出することで、利用率アップや従業員同士の交流促進につながるでしょう。
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リフレッシュスペースをうまく運用するコツ
リフレッシュスペースは、単にオフィスへ導入するだけでは十分な効果を得られません。多くの従業員に積極的に活用してもらうことが大切です。
ここでは、リフレッシュスペースの運用のポイントと、従業員の生産性向上やコミュニケーション活性化につなげるためのコツをご紹介します。
利用ルールの設定
リフレッシュスペースの利用ルールを設けることで、すべての従業員が公平かつ効果的に利用できるようになります。導入時に、以下のような項目を明確にしておきましょう。
- 利用時間の設定
- 飲食の可否
- 予約制の有無
- 衛生的に運用するための清掃当番やマナーなど
利用促進への取り組み
従業員がリフレッシュスペースを積極的に活用できるように、以下のような工夫をするとよいでしょう。
- 定期的なイベントの開催(例:毎週水曜日のコーヒーブレイクタイム)
- 社内報や社内ポータルでの活用事例紹介
- 経営層による率先利用
リフレッシュ文化の醸成
リフレッシュスペースを効果的に活用するためには、その必要性や効果について全従業員で認識を共有し、適切な利用文化を醸成することが重要です。単に昼食をとる場所としてだけでなく、仕事の中での気分転換や創造的な思考を促進する場所であることを明確に伝えましょう。
具体的には、以下のような取り組みを実施するとよいでしょう。
【リフレッシュ文化の醸成のための取り組み例】
取り組み | 内容 |
社内研修やワークショップの実施 |
リフレッシュが生産性向上につながることを説明し、効率的な仕事のためにリフレッシュスペースを活用するという文化の醸成につなげる |
経営層からのメッセージ発信 |
リフレッシュも仕事の一環であるというマインドを形成するため、経営層から積極的に利用を推奨するメッセージを発信する |
利用ルールの明確化 | 昼食時以外でも自由に利用できることを明確にし、「サボっている」という誤解を防止する |
成功事例の共有 | リフレッシュスペースの利用によって生産性が向上した事例や、新しいアイデアが生まれた事例を社内で共有する |
定期的な見直しと改善
利用状況をモニタリングし、従業員の声を取り入れながら継続的に改善を図りましょう。利用状況の調査や従業員へのアンケート、改善案の検討と実施などを定期的に行い、リフレッシュスペースのコンセプトやレイアウト、運用ルールをブラッシュアップさせていくことが大切です。
リフレッシュスペースの事例3選
オフィスのリフレッシュスペースは、企業によって様々な工夫が凝らされています。ここからは、イトーキがご支援した企業の中から、3つのリフレッシュスペース導入事例をご紹介します。
東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ株式会社 穂坂事業所7号棟
半導体およびディスプレイ製造装置の世界的トップメーカーである、東京エレクトロングループの研究・開発・製造を担う東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ株式会社。富士山を一望できるリフレッシュラウンジは、誰かと会話したり、一人でくつろいだり、コーヒーや軽食を楽しんだり、業務から離れてリチャージできるスペース。
三菱地所ホーム株式会社 本社 TOKYO BASE
三菱地所グループの住宅メーカーとして、独創的な技術や工夫をもって「真に価値ある住まい」を提供し続けている三菱地所ホーム株式会社。エントランスからつながるカフェ&共創空間は社内の打合せやリフレッシュに使用するとともに外部の人とアイデアの共創を行うTOKYO BASEのイノベーションの起点。
明林繊維株式会社 MEIRINビル
繊維産業の街 福井市で「人と地球を繊維でむすぶ」を合言葉に、素材調達から生産、サービス、流通の全ての工程において持続可能な繊維産業を追求する、明林繊維株式会社。リフレッシュ効果を高める自然を感じるデザインを採り入れた多目的スペース。そこでの活動は社内利用にとどまらず、各種イベントやお客さまとの商談にまで広く活用されている。
オフィスの改装はイトーキにご相談ください
今回ご紹介したように、リフレッシュスペースには従業員の生産性向上やコミュニケーション活性化など、多くのメリットがあります。しかし、効果的な導入と運用には、専門的な知識と豊富な経験が不可欠です。
イトーキは、オフィス環境づくりのプロフェッショナルとして、これまで数多くのリフレッシュスペース導入をサポートしてきました。貴社のニーズや目的に合わせた最適な空間設計、使いやすい家具の選定、効果的な運用方法など、トータルソリューションをご提供いたします。
リフレッシュスペースの導入をお考えの方は、ぜひ一度イトーキにご相談ください。貴社の理想のオフィスづくりを、共に実現いたします!