ダイバーシティ エクイティ&インクルージョン
イトーキでは、トップコミットメントのもと、さまざまな性別、年齢、国籍、 障がい、雇用形態や働き方、習慣、価値観などを持つ仲間を「多様な人材」と捉え、一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持てる力を発揮することを目指します。
イトーキダイバーシティビジョン(私たちが目指す3つのこと)
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組織の活性化
- 個々の能力が発揮されることで社員のモチベーションが高まり、活力あふれる組織になる
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新たな価値の創造
- 多様な人財の知識・経験・価値観が交わり新しい発想が生まれる
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生産性とやりがいの向上
- 全社員が柔軟な働き方を通じて生産性高く、充実感を感じながら働ける
D&I Award 2024 / D&I AWARD賞 受賞
ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する日本最大のアワード「D&I Award 2024」において、イトーキは最高ランクの『ベストワークプレイス』に3年連続で認定されました。さらに、従業員数301人~3000人の企業部門にて、「D&I AWARD賞」を受賞いたしました。
イトーキは、心と身体の健康を大切にしながら、社会に対してイノベーションの創出と価値提供を続ける企業を目指しています。その基盤となるダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを、今後も継続的に推進してまいります。

女性活躍の取り組み
イトーキは異業種で営業変革と女性営業職の育成を目指すプロジェクト型の研修に参加し、組織内で営業変革の実証実験を行っています。営業同士の交流(営業スキルの共有)、他部署との交流(営業サポート体制の構築・強化)といった会社を巻き込んだ取り組みは審査員より高い評価を受けました。この実証実験活動をきっかけに社内変革を行っています。その他、女性活躍推進コミュニティ「SPLi(サプリ)」等も含めさまざまな女性活躍推進の取り組みを行っており、厚生労働省から評価され「えるぼし3段階目」の認定も受けております。





グローバル人材活躍の取り組み
イトーキでは、働き方の多様化やデジタル化に対応した新しいオフィスや働き方の実現に向け、AI・機械工学などの分野で高度専門人材の獲得を進めています。2022年からベトナム・ハノイ工科大学のジョブフェアに継続出展し、2024年には同大学の学生を対象に1か月のインターンシップを実施。その成果として、2024年末時点で計6名の卒業生が入社し、グローバルな視点で活躍しています。
また、2023年12月には同大学との友好交流および人材パートナーシップに関する確認書の調印式を実施しました。



社内においても、2023年4月には国内外のイトーキグループメンバーが文化や価値観の違いを超えて学び合うプラットフォーム「ITOKI
Global
Initiative
“API”(アピ)」を創設。国際的な視野を持ち、互いの違いを尊重しながら協働できる人材の育成を目指します。APIでは、オンラインセッションや交流イベントなども定期的に開催しています。
今後も海外大学との連携や現地採用支援、社内コミュニティの活性化などを通じて、多様性と技術力を兼ね備えた組織づくりを推進してきます。


育児と仕事の両立支援
2016年度より、育児休業取得者と上司・人事部による育児キャリア支援面談の機会を設け、質の高い働き方を考える機会とし、継続就労、生産性向上につなげています。また、2022年は「男性育休100%宣言」への賛同、「イクボス企業同盟」への加盟をしました。
2023年には育児休業を取得後、復職した社員に対し、取得日数に応じて「育児休業復職支援金」の支給を開始しました。また、育児休業取得者の声をもとに「男性育休アドバイス集」を作成、配偶者も参加可能な産育休説明会を月1実施することで、男性育休の取得促進をしました。
労使協定を締結し、出生時育児休業中の就業も可能としたことで、2024年の男性育児休業取得率は75%(前年比+5pts)となりました。


介護と仕事の両立支援
社員に介護の知識や初動を知ってもらい、介護離職を防ぐことを目的とした、「仕事と介護の両立セミナー」を年1回実施しております。さらに「仕事と介護の両立支援ハンドブック」も刷新し、社員に仕事と介護の両立のために、何をすればいいか、どんな手続きが必要かを紹介しています。
LGBTQ関連の取り組み

役員向けのLGBTQ研修

2022年には役員向け研修を実施し、11月には性的指向や性自認などの多様性を尊重する「LGBTQアライ宣言」を発表。同性婚の法制化を推進する「Business
for
Marriage
Equality(BME)」への賛同も表明し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。
2023年には、事実婚や同性パートナー、その子や親にも法律上の配偶者・家族と同様の福利厚生を適用する「パートナーシップ制度」を導入。社内通称氏名の利用を可能にし、全社員向け研修、アライコミュニティの発足、全国拠点での「ITOKI×LGBTQアライ展示」など、具体的な施策を展開しました。
2024年には、DE&Iに配慮した空間設計のポイントをまとめた「DE&I
WORKPLACE
HANDBOOK」を制作・配布し、全社員・グループ会社社員向けに「DE&I×WORKPLACEセミナー」も開催。これらの取り組みが評価され、「PRIDE指標2024」にて最高評価「ゴールド」に加え、「レインボー認定」も受賞しました。
今後もイトーキは、社内外における多様性の尊重と理解促進を通じて、誰もが安心して働ける環境づくりを進めてまいります。
※ 「PRIDE指標」:職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標


障がい者活躍の取り組み
イトーキは、「障がい者雇用の新しいモデル確立」を目指し、業種・業態を超えて志を共有する「企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)」に加入しています。関西工場では、地域の特別支援学校と連携し、インターンシップの受け入れや保護者向け見学会を実施しています。
2023年からは、社員の理解促進を目的に、地域の障がいを持つ方々が作ったお菓子を社内販売し、作り手との交流を通じて障がいへの理解を深める取り組みを開始。2024年も継続して実施し、社員の意識向上につなげています。
実績データ
2022年 | 2023年 | 2024年 | ||
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育児休業 取得率 |
男性 | 45.7% | 70% | 75% |
女性 | 100% | 100% | 100% | |
育児休業 取得平均日数 |
男性 | 37.1日 | 51.0日 | 49.8日 |
女性 | 168.6日 | 129.0日 | 181.6日 | |
女性管理職比率 | 10.7% | 10.3% | 10.7% |