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空間づくり

【事例7選】オフィスに個室をつくる3つの方法をご紹介!

近年、働き方が多様化し、集中作業やWeb会議の機会が増えたことで、「オフィスに個室をつくりたい」という相談が増えています。個室をつくる方法はおもに、パーティションの設置、個室ブース・ボックスの導入、造作壁の新設の3種類ですが、コストや防音性、工事の有無がそれぞれ異なります。

本コラムでは、各手段の特徴やメリット・デメリット、導入前の注意点を事例とともにご紹介します。

オフィスへの個室導入が注目されている理由

近年、オフィスへの個室導入を検討する企業が増えています。その背景を見ていきましょう。

働き方の多様化によって、空間の使い分けが必要に

従来の集中作業やミーティングに加えて、Web会議や1on1など、オフィスで行う仕事の種類は年々多様化しています。全員が同じ空間の決まった場所で働くスタイルだけでは対応しきれないケースが増え、「周囲の音が気になって集中できない」「Web会議に参加する場所がない」といった問題が多くの職場で顕在化しています。

こうした状況から、用途に応じた個室空間づくりへの関心が高まっているのです。

自社の状況に合わせて手段を選べる

オフィスのレイアウトを見直したいけれど、移転や全面的なリニューアルは難しい」という企業も少なくありません。そんなときに、個室スペースを設けてレイアウトを改善するアプローチであれば、現在のオフィスでも大規模な改修を行わずに課題を解消できる場合があります。

「予算が限られている」「賃貸オフィスで原状回復の義務がある」「オフィスの規模が小さい」などの制約があっても、自社の状況に合った方法を選ぶことで、従業員の多様なニーズに応えられるのが個室化の強みです。

オフィスに個室をつくる3つの方法とメリット・デメリット

個室をつくる方法は、「パーティションの設置」「ブース・ボックスの導入」「造作壁の新設」と大きく3種類に分けられます。それぞれの特性とメリット・デメリットを順に見ていきましょう。

1.パーティションの設置

パーティションとは、可動式の間仕切り家具のことです。比較的柔軟に個室をつくることができ、レイアウトの変更にも対応できるため、初めて個室をつくる企業にもおすすめの方法です。

パーティションには、たとえば目線の高さくらいなど低めのローパーティションと、天井付近まで届く高さで空間を仕切るハイパーティションの2種類があります。個室としての独立性やプライバシーを重視する場合は、視線と音をより遮断できるハイパーティションが適しています。

【メリット】

  • 現在のオフィス空間を活かして個室化でき、広さなどの柔軟性も高い
  • 木製・ガラス・ファブリックなど素材が豊富で、空間の雰囲気に合わせて選べる
  • 人員構成の変化に合わせてレイアウトの変更も可能

【デメリット】

  • ローパーティションでは視線や音を完全に遮断できない
  • 高い防音性を求める場合は、パネルの高さや素材の選定に注意が必要

パーティションについては、以下のコラムで具体的な製品とともにくわしくご紹介しています。

2.個室ブース・ボックスの導入

大規模な工事をせずに個室をつくる方法として、1人用または数名が入れる独立したボックス型のブースを導入する方法があります。設置するだけで遮音性の高いプライベートな空間をすぐに確保できるのが利点です。

製品によっては換気ファンや照明などを内蔵したタイプもあり、快適性と安全性を兼ね備えた空間をつくれます。とくに防音性が求められるWeb会議専用スペースや集中作業エリアとして、多くの企業で導入が進んでいます。

【メリット】

  • 設置するだけで、高い遮音・吸音性能の個室スペースをすぐに確保できる
  • 換気・消火装置などを内蔵した製品もあり、安全で快適な環境を整えやすい
  • 商談内容や会議の音が外に漏れにくく、情報セキュリティ対策にもなる
  • 1名用から複数名対応まで、サイズ・用途のラインナップが豊富

【デメリット】

  • 設置のためのスペース確保や、消防法への配慮が必要(後述
  • 製品スペックによって対応人数や用途が限られる
  • 求める広さや台数によっては導入コストが高くなる

個室ブースの中でも、近年とくに需要が高まっているWeb会議用途に特化した製品については、以下のコラムでくわしく解説しています。

3.造作壁の新設

3つめは、内装工事によって壁を新設し、オフィス内に固定の個室空間を設ける方法です。3つの手段の中でもっとも高い遮音性と空間品質を実現できるため、会議室・応接室・役員室など、長期的に使い続ける個室づくりに向いています。

工事が必要なぶんコストや期間はかかりますが、デザインの自由度が高く、企業のブランドイメージに合わせた空間設計が可能です。

【メリット】

  • 高い遮音性と品質の高い空間を実現できる
  • 会議室・応接室など、長期的に使い続ける固定の個室に最適
  • デザインの自由度が高く、企業の雰囲気やブランドに合わせた空間づくりができる

【デメリット】

  • 工事費・工期がかかる
  • 賃貸オフィスでは退去時に原状回復コストが発生する
  • 一度つくると、用途変更や移設が難しい

オフィスに個室をつくる前に確認すべきこと

個室化を進める前に、法令と契約上の条件を必ず確認しておきましょう。事前に把握しておくことで、導入後のトラブルを防げます。

【消防法】クローズ型ブースは設置前に要確認

個室ブースの導入を検討する際に、見落としがちなのが消防法への対応です。

たとえば、スプリンクラーや自動火災報知設備の設置が義務付けられているオフィスにクローズ型の可動式ブースを設置する場合、原則としてブース内にも消防用設備を設置しなくてはいけません。ただし、床面積や内装材、消火装置の設置など一定の条件を満たす場合は、特例として設備設置の免除を受けられる可能性があります。

管轄の消防署によっても取り扱いが異なるため、導入前に必ず確認しましょう。

参考:可動式ブースに係る消防用設備等の取扱いについて(東京消防庁)

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/kahansikibooth.html

【賃貸オフィスの契約条件】工事を伴う場合はオーナーへの事前確認を

賃貸オフィスで新たに個室をつくる場合には、どの手段を選ぶにしても事前に賃貸借契約の内容を確認しておきましょう。

オフィスの工事はA・B・C工事の3つに区分されており、パーティションやブース・ボックスの設置はテナントが自由に発注・費用負担できるC工事に該当するのが一般的です。一方、造作壁はオーナー指定の業者が施工するB工事に分類されるケースが多く、事前の協議と承認が必要になります。

退去時の撤去費用が借主負担となる場合も多いため、導入時から原状回復コストも見据えた計画を立てておくことが大切です。

個室をつくったオフィスの納入事例 7選

パーティションやブース、造作壁を活用して個室をつくったオフィスの納入事例をご紹介します。いずれもイトーキが手掛けた実際のオフィスとなっていますので、ぜひ自社での検討の参考にしてください。

株式会社トヨタシステムズ ミッドランドオフィス

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2019年に、トヨタグループの情報システム系3社が統合して設立された株式会社トヨタシステムズは、名古屋駅前のランドマーク「ミッドランドスクエア」にオフィスを新設しました。1on1ミーティングにも利用できる、2人作業用のワークブースは、リラックスできる設えで話しやすい環境となっています。

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日本航空株式会社 本社 応接・会議室フロア

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「日本の翼」として人、社会、世界のつながりを築いてきた日本航空株式会社は、本社の応接・会議室フロアのリニューアルを実施しました。社内会議エリアでは、メイン通路に面したガラス間仕切りに透明な樹脂素材を使用。デザイン貼りが可能な樹脂吸音パネルを設置しています。

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株式会社友桝飲料 新本社オフィス

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オリジナル清涼飲料水の開発から販売を手掛ける株式会社友桝飲料の新本社オフィス。4室設置したWeb会議ブースは、他拠点とのスムーズな連携をサポートしています。エントランスに面したコンセプトウォールには「こどもびいる」のキャラクターをデザインし、新オフィスの顔として社員や来客を迎えています。

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株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター LIGHTHOUSE

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株式会社村田製作所の東日本における研究開発の中核拠点として2020年にオープンした「みなとみらいイノベーションセンター」では、建物全体で共有するコワーキングスペース「LIGHTHOUSE」を構築しました。周囲の視線や音を気にせずにWeb会議ができる1人用ブースを設置し、奥には音出し可能な個人席、SPEAK OUTブースも設定しています。

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リコージャパン株式会社 新潟支社 長岡事業所 新オフィス

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リコージャパン株式会社 長岡事業所は、入居ビルの老朽化を背景にオフィスを新設・移転しました。移転先は自治体も入居する市民認知度の高いビルで、元カラオケボックスという特徴的な物件。執務エリアの会議室の扉はカラオケボックスのドアをリメイクしています。

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東洋エンジニアリング株式会社 本社オフィス

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世界各地で大規模プラント・インフラ施設の設計・調達・建設(EPC)を手掛ける東洋エンジニアリング株式会社は、社員の多様な働き方に対応しさらなる成長を目指すため、34年ぶりとなる本社移転を実施しました。お客様をお迎えする際にも重宝する、役員エリアの会議室。ペンダントライトの暖かい光のもと、落ち着いて対話ができるリッチな設えとなっています。

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パナソニック エナジー株式会社 住之江工場 生産プロセス開発棟

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社内インフラを支える産業用電池、車載用電池などの事業をグローバルに展開するパナソニック エナジー株式会社では、生産拠点である住之江工場に生産プロセス開発棟を新設しました。執務エリアには、カーテンの開閉によりオープン・クローズを調整できるミーティングスペース「サークルミーティング」を設置しています。

パナソニック エナジー株式会社 住之江工場 生産プロセス開発棟 納入事例掲載ページはこちら

オフィスに個室をつくるなら、まずはイトーキにご相談ください

「どの方法が自社に合っているかわからない」
「予算や規模に合った手段を知りたい」

このような段階からでも、ぜひお気軽にイトーキへご相談ください。オフィスの課題やありたい姿をヒアリングしたうえで、最善のプランをご提案いたします。

イトーキのオフィスづくりは、ゾーニング計画から具体的なレイアウトプラン、什器の手配まで、専門スタッフが一貫してサポートいたします。個室導入に限らず、オフィスの環境改善にお悩みの際はぜひ一度お問い合わせください。

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