先日、国際展示場で開催された働き方改革EXPOを視察してきました。バーチャルオフィスやAI画像認識システム、会議室予約システム、位置情報把握システムなどが多く紹介されていました。展示ブースには「テレワークの増加に伴うモチベーション低下で悩んでいませんか？」というような投げかけも。コロナによって加速したハイブリッドワークは、いまだ着地点を見出せずに悩んでいる企業が多いことを示唆しています。
今回、Veldhoen + Companyとイトーキが国内初のABW事例としてご紹介するのは、日立製作所大みか事業所様が2019年から取り組んでこられた従業員主体の働き方改革です。時期的にはプロジェクト中に新型コロナウイルスの流行という全く予期していなかった外的要因が加わったことで、全社的にもハイブリッドワークへ大きく舵を切ることになりました。具体的な取り組みや効果については事例をご確認ください。ABWという働き方に真摯に取り組んでこられた結果がオフィスという目に見えるものだけではなく、実際にそこで働く人々の考え方や行動に大きな変化をもたらしたことがお分かりいただけるかと思います。
Veldhoen＋Companyプロジェクト担当者のコメント
「日立製作所大みか事業所様のABWの道のりは、フェーズ１でABWという働き方が自分たちにとって有効なのか、また面積などの観点からも導入できるかといったことを検証するところからスタートされました。プロジェクト担当者としてはありがたいことに自分が苦労した記憶はほとんどありません。なぜなら、この2年間の間にプロジェクトメンバーが中心となって各部のマネージャーと粘り強く対話をされ、なぜ働き方を変える必要があるのかを部内で訴え続けてくださったからです。内部メンバーの意欲や熱意が新しい働き方を後押ししてくれたと感じています。」
