
瀬戸内の魅力やワーケーションに興味を持っていただけたら嬉しいなと思いながら、春・夏・秋と会期ごとに、瀬戸内での体験レポートをお届けしてきました!
最後のまとめ記事では、これまでの会期をふりかえりつつ、瀬戸内国際芸術祭事務局の方より感想をいただいたり、ワーケーション実証実験での気づきをお伝えしたり。
この記事を読んでくださっている方は、「働き方」に関心がある人が多いのかなと想像するので、「ワーケーションやってみようかな…」と感じていただいた方に参考にしてもらえそうな情報も盛り込みました。また、ワーケーションにあまり興味がない方も、この記事を通して、これからの「働き方」に思いを巡らせてみてもらえたら幸いです。
【これまでのおさらい】
まず、なぜイトーキが「瀬戸内国際芸術祭2022」の
パートナー企業になったのか
背景としては、もともと秋会期でご一緒させていただいたベネッセコーポレーション様、また、福武財団様など、瀬戸内国際芸術祭に携わられている企業の皆様と、以前よりお仕事でお付き合いがありました。そんな中で、イトーキが『明日の「働く」を、デザインする。』というミッションステートメントを掲げながらワーケーションなどの新しい働き方にチャレンジしていることや、アートプレイスという会社を立ち上げてオフィスでアートの展示会などを行っている活動に、深く共感してくださりお声がけいただいたことがきっかけです。
そうして、イトーキはパートナー企業となり、瀬戸内地域の活性化に少しでもお役に立ちたいと思い、それぞれの会期ごとに企画を考えレポートを発信してきました。ここで少し、それぞれの会期をふりかえってみたいと思います!

▲開幕前のモバイルオフィスカー引き渡しの様子です!
春会期
モバイルオフィスカーが瀬戸内国際芸術祭事務局の方々にどんな風に使われているのか?ワーク仕様にカスタマイズされた車の使い心地は?など、小豆島で事務局の方に取材をした様子をお届け。

夏会期
1日目は、女木島と小豆島で初めて「こえび隊」というボランティアに参加。2日目は、男木島でワーケーションを。
イトーキ社員が「こえび隊」体験!「瀬戸内国際芸術祭2022」<夏会期>レポート前編
瀬戸内海の男木島でワーケーション!「瀬戸内国際芸術祭2022」<夏会期>レポート後編

秋会期
11人で、直島・犬島・豊島を大満喫。本格的なアート鑑賞、島々の自然を堪能しながらワーケーション体験。

みなさんのアンテナに引っかかった内容は何でしたでしょうか?
春・夏・秋、毎回、とっても濃い取材で、撮影した写真を見返すと、それぞれの思い出が蘇り、また、訪れたいなと瀬戸内が恋しくなります。瀬戸内は、魅力的な島々があり、アートがあり、山や海もあり…こんな条件の地域は他を探してもなかなか見つからないのではないかと、何度も訪れる中で再認識しました。
瀬戸内国際芸術祭 事務局のみなさんより
ここで、会期中、モバイルオフィスカーを大切に愛用してくださった事務局のみなさんより、感想をいただきましたので、一部ご紹介します。
「後部座席がデスクワークできる使用になっていて、快適だった」
「電源が取れてデスクワークに適しています。色味や中の仕様が珍しいため、興味を持たれる方が多くいらっしゃいました。移動中・信号待ちの際によく写真を撮られました!」
「昼食時に利用したこえび隊さんからも好評だった」
「移動中、運転手以外は座席に座った状態でノートパソコンを使ってモバイルワークをする機会が多かった。乗用車よりスペースが広く、移動中のモバイルワークを快適にできた」
などなど、多忙な皆さんのお仕事を少しでもサポートすることができたようで、とても光栄でした。ワーケーションにも興味を持ってくださった方もおられたようです!

▲モバイルオフィスカーと瀬戸内国際芸術祭 実行委員会スタッフのみなさん
秋会期のワーケーション実証実験からわかったこと
秋会期では、記事で紹介した11人以外に、別の2つのグループも瀬戸内でのワーケーションに参加をしていました。計24名のワーケーション参加者を対象にアンケートを実施し、そこから見えてきた調査結果を近々プレスリリースで配信予定です。よかったらこちらもご覧ください。
この実証実験より、瀬戸内でのワーケーションは仕事やウェルビーイングでプラスの効果が、4週間以上継続することがわかりました。特にクリエイティブな思考によい影響をもたらしていると考えられます。きっと、美しい島々と雄大な自然、壮大なアートが一体となっている瀬戸内だからこその効果だと感じます。
クリエイティブワーカーはもちろん、これから何か新しいことを始める、アイデア出しをするタイミングなどでも、瀬戸内でのワーケーションはおすすめしたいです!
ワーケーションをやってみるには…
実証実験の結果からも、ワーケーションには多くのメリットがあるとわかっていただけるかと思います。一方で、他の記事でもお伝えしていますが、課題や工夫が必要なことも事実。会社の制度やIT環境などの問題で、チャレンジしてみたくてもすぐには難しい人たちもいるかもしれません。
私たちも、新型コロナウイルス発生以前は、働く場所の柔軟性がそこまで高くはありませんでしたが、世の中の変化とともに、ここ数年で大きく変わってきました。そして、イトーキの制度にも変化が。これからワーケーションを検討される企業のみなさんの参考になるかもしれません。ご紹介いたします。
もともとテレワーク勤務制度はあったのですが、2022年7月に改定されました。内容としては、テレワークのできる場所が、従来の在宅だけではなく、従業員が準備・選択した場所「マイプレイス」でのテレワーク勤務も可能に。これにより、旅行先の宿泊・ワーケーション施設やモバイルオフィスカーなども働く場所の対象となりました。
詳しくは、こちらのプレスリリースをご覧ください。
まだまだイトーキも制度ができたばかりですので、本格的にご検討される際には、観光庁のサイトで、ワーケーションの事例や社内制度の導入プロセスなどについて詳しく紹介されていますので、こちらも参考にされてみてはいかがでしょうか。

▲そして次の目的地へ
人生100年時代、今の仕事ではワーケーションは到底できないという方も、数年後には違う仕事をされているかもしれません。そんな時、自分にはどんな働き方がフィットしているのか、考える機会も出てくるのではないでしょうか。
生活環境や、仕事内容によって、ベストな働き方は人それぞれだと思います。だからこそ、イトーキとして、いろいろな働き方を試すことで、“働き方の選択肢”をご紹介できればと考えています。働き方は変えられないという固定観念を少しとっぱらって、今の自分にとってフィットする働き方を考え、チューニングすることで、生活もより豊かにしていけるのではないかと思います。
閉会式後、モバイルオフィスカー今後の展開

▲瀬戸内国際芸術祭2022 閉会式
「瀬戸内国際芸術祭2022」が閉幕し、モバイルオフィスカーは一体どうなってしまうのか?春会期の記事で紹介したのですが、このモバイルオフィスカーは、社内のクラウドファンディングという仕組みで資金を募り製作をしました。
そのため、今後は、出資した部門が順番に活用をしていく予定です。これから、どんな場所で、どんなワーケーションが行われるのか、また、その様子をご紹介する日もそう遠くないかもしれません…!
おわりに
「瀬戸内国際芸術祭2022」は閉幕しましたが、瀬戸内の島々は今日も明日も輝いています!常設の美術館やアート作品もあるので、ワーケーションや旅先として訪れてもらえたら、瀬戸内ファンの私たちとしても嬉しいかぎりです。

▲瀬戸内国際芸術祭2022 ハイライト!
(写真左上)青木野枝「空の玉/寒霞渓」Photo:keizo
kioku
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小豆島・寒霞渓
(写真右下)三宅之功「はじまりの刻」Photo:keizo
kioku
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小豆島
実際に現地に足を運んだからこそわかる体験や気づきを、周りの大切な方々にシェアしたくなる。そんな素敵な循環が続くことを願って、“瀬戸内国際芸術祭2022×イトーキ
Final”の記事を終わりたいと思います。
また、みなさんに新たな気づきをお届けできるように、『明日の「働く」を、デザインする。』をミッションとして、これからも、考え、試し、発信していきます!

最後までお読みいただきありがとうございました。
【ご紹介】モバイルオフィスカーMOOW
瀬戸内国際芸術祭に貸出ししている仕様とは異なりますが、4月に日産自動車様と協業し製作したモバイルオフィスカーMOOW(ムーウ)が今年度中に日産自動車様の販売店で販売予定です。