コンプライアンス
イトーキグループでは、法令遵守はもとより、公正な事業推進の基盤となるコンプライアンス推進体制を構築するとともに、グループ全役職員のコンプライアンス意識の強化に積極的に取り組んでいます。
コンプライアンス推進体制
全社を網羅する推進体制
イトーキグループでは、コンプライアンス推進の最高機関として、リスク管理委員会の下に「コンプライアンス委員会」を設置しています。委員会は2023年度には2回開催され、全社的な施策の企画・立案などを行いました。具体的な施策の実施や指導は、各地域に設置されたコンプライアンス推進委員・推進担当が行っており、全社網羅的に活動を推進しています。
コンプライアンス推進体制図

ヘルプライン(内部通報窓口)の活用
社会的信頼の確保とともに、全役職員が安心して働くことができる環境を整備するために、ヘルプライン(内部通報窓口)を設置しています。2023年度には約20件の通報がありました。全役職員が安心して報告することができるように、制度の充実を図っていきます。
2022年課題への対応
テレワーク普及に伴う労務管理
過重労働防止の観点から、対面を前提とした従来の管理手法では不十分であるとの認識の下、勤怠管理システムの改善を図っています。また、パフォーマンスを主軸とした評価制度へと変更し、適正な評価と労務管理を図ります。
テレワーク普及に伴う情報管理
従業員がテレワークを申請する都度、情報漏洩のリスクがないかを確認することで、柔軟な働き方を促進しつつ情報管理の徹底を図っています。
コンプライアンス意識の強化
e-ラーニング・階層別研修
2023年度は一般的な法令遵守やハラスメントに関する知識に加え、下請法や独占禁止法などに関して、全役職員を受講対象としてe-ラーニングを実施しました。また、経営層向け研修や新入社員向け研修など、階層別の研修も実施しています。
コンプライアンスアンケートの実施
毎年行っている全役職員向けの完全匿名のコンプライアンスアンケートを2023年も実施し、その結果をコンプライアンス推進や啓蒙活動に活用しています。
自発的な取り組みの紹介
2023年はコンプライアンス推進委員・推進担当の、自発的な取り組みを促進することに重きを置きました。各地域で実施した独自の「良い取り組み」については、コンプライアンス委員会で情報を共有し、他のコンプライアンス推進委員・推進担当が活動する際の参考にしています。
2024年からの取り組み
役職員一人ひとりが、内部通報制度について理解を深め、誰もが利用しやすい制度となるようさらなる改善に取り組み、制度の周知徹底を図ります。