環境への取り組み

イトーキグループは、2024年度を初年度とする中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」ESG戦略において、「気候変動対応」・「資源循環促進」・「サステナブル素材活用」の3テーマを軸に、生態系へのネガティブインパクト・ゼロ社会の実現に貢献する「ITOKI Ecosystem Initiative toward 2050~自然共生」を掲げました。このイニシアチブであげる3つのテーマはそれぞれどこかで必ずリンクするものと考えており、私たちはこれらを重点領域として、地球環境保全に貢献するさまざまな事業活動を推進していきます。

環境方針

イトーキグループでは、あらゆる環境活動指針となる「イトーキグループ環境方針」と具体的な「行動指針」を定め、グループ全体、さらにサプライヤーとも共有し、環境保全活動に取り組んでいます。

イトーキのこれまでの取り組み

イトーキでは、1998年に初めてISO14001を認証取得して以降、モーダルシフト推進や地域材活用ソリューション「Econifa」の開始、低温塗装設備の導入、自家消費型太陽光発電の導入など、継続して環境活動を展開してきました。今後も創造的な取り組みを推進していきます。

イトーキのこれまでの取り組み

外部イニシアチブ

イトーキグループは、気候変動や資源循環に関するイニシアチブに積極的に参加しています。TCFD提言への賛同表明、CDPへの回答、気候変動イニシアティブ(JCI)への賛同、パリ協定が定める目標に科学的に整合する温室効果ガスの削減目標(SBT)の認証取得に向けたコミットメントレター提出など、気候変動対策を推進するとともに、より一層の情報開示の充足に努めます。

気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)
気候変動イニシアティブ(JCI)
Science Based Targets initiative(SBTi)

SBTiに準拠した2030年目標の見直し

イトーキグループでは、脱炭素社会の実現に向け、従来より掲げてきた2030年のCO2排出量の削減目標を、国際的イニシアチブであるSBTiの基準に準拠する値へ2023年に見直しを行いました。新目標では、基準年を2013年度から2022年度に変更し、2030年までにScope1およびScope2の温室効果ガス排出量については2022年度比42.7%減、Scope3については2022年度比25.0%減としています。これまで算定に含まれていなかったグループ会社も加え、よりグループ一丸となって取り組みを進めていきます。

イトーキグループの中期環境計画2026

中期環境計画2026の3ヵ年計画では、一定の効果が見込まれる項目についてはモニタリング項目とし、ターゲットを絞り込んだ目標を設定し、着実に取り組んでいきます。2026年のCO2排出量削減目標は2030年目標の50%を目指します。その他の項目については過去5年削減実績から目標および指標を設定しました。

イトーキグループの中期環境計画2026(目標項目)

イトーキグループの中期環境計画2026(目標項目)
  • データの集計範囲は、単体、国内グループ会社18社、海外グループ会社2社としています。
  • Scope1の都市ガスについてはノルマル換算の上CO2排出量を算定します。
  • Scope2の電気についてはマーケット基準で算定します。
  • Scope3-1については精度を上げるため、一部重量換算により算定します。

イトーキグループの中期環境計画2026(モニタリング項目)

イトーキグループの中期環境計画2026(モニタリング項目)
  • 化学物質の使用量は削減が進み、「有害物質の削減」としてモニタリング項目にしました。化学物質の管理・削減の取り組みの詳細はWebサイトをご参照ください。

環境マネジメントシステム

イトーキグループは、継続的な環境改善活動を実践するため、「イトーキグループ環境方針」を定め、ISO14001による環境マネジメント組織(EMS組織)を構築しています。環境マネジメントシステムのPDCA活動によって「環境パフォーマンス向上」、「環境法規制遵守」を中心に効果的な取り組みを行っています。各組織におけるパフォーマンスの達成度等をレビューする全社内部監査および活動成果の客観性確保のため外部審査機関による審査を年1回実施することで、さらなる環境リスクの低減および環境コンプライアンスに努めています。

環境マネジメントサイクル

環境マネジメントサイクル

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