2026年4月07日
「ファインプレーは続かない」自信のなさを強みに成果を出してきた営業の考え方
社内外から厚い信頼を集め、営業一筋で15年以上のキャリアを持つ、ベテラン営業の藤岡健介さん。持ち前の明るさと、地道に経験を積み重ねる姿勢で数々のプロジェクトを成功に導いてきました。しかし、その根底にあるのは意外にも「自信のなさ」だと言います。
営業本部 第1支店販売2チーム チームリーダー
※2026年3月時点
藤岡 健介
「会社は人で選ぶべし」という父からの教えを受けて、さまざまな業界・企業の中から2009年にイトーキに入社。一貫して営業を行い、大手通信キャリア、関西で大手電機メーカーのお客様を担う。2021年より現職。民間法人と中央区エリアの幅広いお客様を担当する。
※所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。
“自信がない”からこそ生み出せる価値がある
「自信満々で仕事したことなんてないですよ。それだけは自信を持って言えます(笑)」。そう明るく、力強く語る藤岡さんは、いつも何かに迷っているといいます。
常に自らの営業を振り返り、時に反省し、あらゆる物事に「なぜ」という問いを投げかける。決断する時は「本当に大丈夫か?」と何度も自問自答する。そうやって地道に最適解を導き出しているといいます。
常にファインプレーを決めることなんて不可能
「今までたくさん失敗してきましたし、入社したばかりの頃は大変でしたからね。あの頃の経験の積み重ね、身に付けた習慣が今に通じていると思います」。
藤岡さんの強さは、初心を忘れない“自信のなさ”から生まれているのかもしれません。
とにかく必死だった頃、そこで出会った魅力ある人たち
イトーキの“人”に惹かれて入社した藤岡さんは、まず業務内容にイメージとのギャップを感じたといいます。「すでにオフィスがあって、そこへ家具を入れるだけだと思っていたら、全然そうじゃなくて」。
わからないことだらけで、お客様に会うのにも一苦労でした。仕事が勝手に舞い込んでくることもないですし。そんな中で、活躍する同期と自身を比べて劣等感を抱くこともあったと言います。「やっとの思いで獲得した案件も、複数の拠点を新設で同時オープンすることになり、バタバタでした」。
イトーキに入って良かったと胸を張って言えるのは、とにかく“人が良い”から
「納入時にキャビネットがエレベーターに入らなかったり、パネルの寸法を勘違いしたまま進行しそうになったり。当時は自分を疑わず、とにかく必死に動き回っていました」。
ただ、藤岡さんの周りには魅力ある“人”がいたといいます。
「愛情深くて頼れる先輩や上司、失敗した私に笑顔で励ましの言葉をくれるお客様に支えられました。本当に人に恵まれていましたね」。
「思いやりと気遣い」で市場を切り拓く
それからは、とにかく色んな人に質問し、対話し、学びを重ねた。失敗から得た教訓に、それぞれの教えを肉付けし、自身の営業スタイルを確立してきたと言います。
「それがお客様のためになるのであれば、僕は近道するよりも険しい道を選びます」
そして8年目に、藤岡さんは活躍の場を東京から関西へ。それから東京へ戻るまでの5年間は、さらなる成長の機会になったと言います。
「当時の上司の教えもあり、お客様に徹底的に寄り添う姿勢が身に付きました。どんな声にも向き合い、相手を想い、時には依頼内容の一歩先にまで踏み込むんです」。
「『担当するお客様について、一番知っているのは自分だ』と思えるまでやることが大切だと思います」。思いやりと気遣い。藤岡さんは自身の仕事観を語る時、何度もその言葉を口にします。
相手を想えば想うほど、迷いは生じるかもしれない。それでも悩んで、自らを疑って、藤岡さんは答えを出してきたと言います。
どうせやるなら明るく楽しい方がいいに決まっている
「入社当初は緊張してばかりでしたし、全然うまく喋れなかったんですよ。でも皆さんに支えられて、ここまでやってこられました。今はチームリーダーとして、とにかく色んな人と話してほしいと部下や後輩にも伝えています。やっぱり、僕が持っている答えだけが正解とは限らないので」
今度は自らの経験を周囲に還元する番だと藤岡さんは語ります。そこでも自らを疑うことは決して止めず、なお藤岡さんは前向きです。
「自信はないんですけれど、明るく楽しく働こうとは常に意識しています。だってその方がいいじゃないですか。自分も周りも、もっと上を目指すからには」。
日々悩みながらも、仲間たちの先頭に立って、強く明るく藤岡さんは走り続けます。
- 所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。


