オフィス(企業・団体) 教育
掲載日:2025/11/06

大阪公立大学 イノベーションアカデミー スマートエネルギー棟

大阪公立大学 イノベーションアカデミー スマートエネルギー棟大阪公立大学 イノベーションアカデミー スマートエネルギー棟
住所 大阪府堺市
完成年月

2025年3月

規模 総床面積2,893㎡
主な施工内容 コンストラクションマネジメント、レイアウトデザイン、インテリアデザイン、家具、AV/ICT
  • 上記は、竣工時の情報です。

空間×ICTデザインでオープンイノベーションを加速する
産学官民リビングラボ施設

大阪市立大学と大阪府立大学が統合し、2022年4月に開学した大阪公立大学は、幅広い研究分野の強みを産学官民共創に活かし、地域の発展と社会課題の解決につなげるイノベーションアカデミー事業を推進している。
同大学は2025年4月、中百舌鳥(なかもず)キャンパスに新棟を開設。
インタラクティブな空間とICTデザインで多様な知の交流を促し、企業との共創研究やスタートアップ創出を推進する産学官民リビングラボ施設である。
外観

外観

外観

外観

中百舌鳥キャンパス スマートエネルギー棟。
学内外の人が自由に交流する共創の拠点。

ワークショップエリア

ワークショップエリア

ワークショップエリア

ワークショップエリア

ベースフロアに設定したワークショップエリア。アクティブな活動を促進するために、可動式家具を採用した。他キャンパスと同スペックのICT環境でオンライン交流も快適に行える。

カフェエリア「堀場信吉スクエア」

カフェエリア

カフェエリア「堀場信吉スクエア」

カフェエリア

自然な交流を促すため、多様な席を立体的に配置。

ステップワークエリア

ステップワークエリア

ステップワークエリア

ステップワークエリア

建築で計画されたステップ席をコワークスペースとして利用。安全性に配慮した家具計画で快適性を高めている。中央の照明はデザインコンセプト「つむぐ」を表現。空間のアクセントになっている。

ステージエリア

ステージエリア

ステージエリア

ステージエリア

大型LEDディスプレイ前のステージエリア。自由な姿勢でくつろぎながら、柔軟なアイデアの創出をサポート。講演・講義のときは視聴者席となる。1段下がった席でステージに集中しやすい。

ステージエリア

ステージエリア

ステージエリア

ステージエリア

大型モニターは、2階のインキュベーションエリアからも見やすいサイズ、取付位置を計画。天吊りのペンダント型スピーカーのon/offで、イベントへの参加も可能。

スマート&インタラクティブなICT環境

スマート&インタラクティブなICT環境

スマート&インタラクティブなICT環境

スマート&インタラクティブなICT環境

325インチの高精細LEDディスプレイを設置した1階のステージエリアは、講演会、ワークショップ、遠隔授業と、施設で実現したい要素を凝縮した、スマートエネルギー棟を象徴する空間。開設当初より、企業や大学関係者に活発に利用されている。施設の特性に合わせたシステム構成で、演者の話しやすさと、リアルとオンライン双方の視聴者の見やすさ・聞きやすさを両立している。
<主要機器の構成>
325インチ大型LEDディスプレイ、65インチタッチディスプレイ、AV操作卓(タッチパネルシステム、ラインアレイスピーカー(L/R)、ペンダント型スピーカー、天吊りカメラ/スタドカメラ(AI機能搭載自動追尾対応)

インキュベーションエリア

インキュベーションエリア

インキュベーションエリア

インキュベーションエリア

吹抜けに面した2階のインキュベーションエリア。執務スペースと交流スペースをバランスよく設定した。

オープンラボ

オープンラボ

オープンラボ

オープンラボ

ビッグテーブルと打合せブースを備えたオープンラボ。パートナー企業の交流を促進する落ち着いたインテリア空間。

User’s Voice

大阪公立大学
産学官民共創推進室 若木理恵氏

本プロジェクトでイトーキには、デザイナー、AV/ICTチームをはじめ多くのスタッフに関わっていただきました。建築と内装を同時に進行するというタイトなスケジュールでしたが、同時進行のメリットを活かし、建築・工事会社との役割分担を調整しながら、パワフルかつ繊細に取り組んでいただきました。完成した施設は多くの学生等が積極的に利用しています。また、レンタルラボへの共創パートナー企業の入居も進んでおり、この施設を基点に企業との共創が進展することを期待しています。
今後は中百舌鳥キャンパスでの取組モデルを水平展開し、全学での「ネットワーク型イノベーションエコシステム」構築を目指していきます。

Comment

Designer

彌島 知佳

Chika Yajima

Designer

鷹野 友美

Yumi Takano

Designer

斉藤 果歩

Kaho Saitoh

産学官民リビングラボとして、多くの学生やパートナーがいきいきと活動する、活気溢れる施設をイメージしながらデザインしました。
共創を促す空間づくりはもちろんのこと、施設のファンやリピーターを増やす事も大事だと考え、どんな人でも快適に使えるように、多様性、安全性、ユーザーフレンドリーといった視点も取り入れた計画としています。
ここから多くの交流と共創が生まれ、多様な社会課題の解決や新しい社会が創造されることを願っています。

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