空間×ICTデザインでオープンイノベーションを加速する
産学官民リビングラボ施設
同大学は2025年4月、中百舌鳥(なかもず)キャンパスに新棟を開設。
インタラクティブな空間とICTデザインで多様な知の交流を促し、企業との共創研究やスタートアップ創出を推進する産学官民リビングラボ施設である。

外観

外観
中百舌鳥キャンパス スマートエネルギー棟。
学内外の人が自由に交流する共創の拠点。

ワークショップエリア

ワークショップエリア
ベースフロアに設定したワークショップエリア。アクティブな活動を促進するために、可動式家具を採用した。他キャンパスと同スペックのICT環境でオンライン交流も快適に行える。

カフェエリア

カフェエリア
自然な交流を促すため、多様な席を立体的に配置。

ステップワークエリア

ステップワークエリア
建築で計画されたステップ席をコワークスペースとして利用。安全性に配慮した家具計画で快適性を高めている。中央の照明はデザインコンセプト「つむぐ」を表現。空間のアクセントになっている。

ステージエリア

ステージエリア
大型LEDディスプレイ前のステージエリア。自由な姿勢でくつろぎながら、柔軟なアイデアの創出をサポート。講演・講義のときは視聴者席となる。1段下がった席でステージに集中しやすい。

ステージエリア

ステージエリア
大型モニターは、2階のインキュベーションエリアからも見やすいサイズ、取付位置を計画。天吊りのペンダント型スピーカーのon/offで、イベントへの参加も可能。

スマート&インタラクティブなICT環境

スマート&インタラクティブなICT環境
325インチの高精細LEDディスプレイを設置した1階のステージエリアは、講演会、ワークショップ、遠隔授業と、施設で実現したい要素を凝縮した、スマートエネルギー棟を象徴する空間。開設当初より、企業や大学関係者に活発に利用されている。施設の特性に合わせたシステム構成で、演者の話しやすさと、リアルとオンライン双方の視聴者の見やすさ・聞きやすさを両立している。
<主要機器の構成>
325インチ大型LEDディスプレイ、65インチタッチディスプレイ、AV操作卓(タッチパネルシステム、ラインアレイスピーカー(L/R)、ペンダント型スピーカー、天吊りカメラ/スタドカメラ(AI機能搭載自動追尾対応)

インキュベーションエリア

インキュベーションエリア
吹抜けに面した2階のインキュベーションエリア。執務スペースと交流スペースをバランスよく設定した。

オープンラボ

オープンラボ
ビッグテーブルと打合せブースを備えたオープンラボ。パートナー企業の交流を促進する落ち着いたインテリア空間。
User’s Voice
大阪公立大学
産学官民共創推進室
若木理恵氏
Comment
Designer
鷹野 友美
Yumi Takano
Designer
斉藤 果歩
Kaho Saitoh
Designer
彌島 知佳
Chika Yajima