コンセプトは「第二の家」。フロアを一望する目抜き通りが顔と顔をつなぐ、コミュニケーション&コラボレーションに特化したオフィス空間
住宅設備機器・建材メーカーの株式会社LIXIL。2022年11月に実施したWINGビル(東京都江東区)から大崎ガーデンタワー(東京都品川区)への本社オフィス移転プロジェクトにおいて、イトーキはプロジェクトマネジメント、レイアウトプランニング、什器の選定・納品にいたるまで総合的な支援を担当。「オフィスに来る意味」を明確に打ち出した、自宅のように心地よいオフィス空間が生まれた。

執務スペース
執務スペース
目抜き通りのようにオフィスを貫く全長約130mの通路。メイン動線として機能するだけではなく、働く人の顔が見えさまざまな出会いが生まれる。

執務スペース
執務スペース
メイン動線沿いにはさまざまなタイプの席を配置し、少人数でのミーティングなど活発な活動を促進。

ミーティングスペース
ミーティングスペース
明るい窓際には数人で気軽に使用できるミーティングスペースを設置。

クリエイティブスペース
クリエイティブスペース
開発メンバーなどの創造的な業務のために設けられたクリエイティブスペース。シェルフにはマテリアルや最新書籍などをストック。

クリエイティブスペース
クリエイティブスペース
オープンな会議室を設けたエリア。壁面には大胆なデザインがあしらわれ、クリエイティビティを刺激する。

会議室
会議室
来客用会議室。高さ3mものダブルガラス引き戸は透明感を損なわず、車椅子もスムーズに入室可能なうえ、非常に高い遮音性を備える。

会議室
会議室
チェアやテーブルなどのアイテムと内装のトータル感を大切に仕上げた会議室。快適な会議のために必要なICT機器も完備。

ダイニングカウンター
ダイニングカウンター
オフィスエリアを彩るシンボリックなダイニングカウンター。ルーバーの外側からもその様子が印象的にのぞく。
User’s Voice
株式会社LIXIL
CRE統括部
統括部長
兼グローバルCRE部
部長
兼CRE戦略部
部長
佐藤
将宏氏
新しい働き方を推進し、従業員エクスペリエンスの向上と新たな価値を提供する当社プロジェクト「PROJECT
FUTURE
SHIFT」。その中で生まれた「第二の家」というコンセプトには、生産性を向上させるために働く場所を選択できる働き方ということだけでなく、まるで自宅のリビングのように心地よい執務エリアや、人と人がつながりコミュニケーションがあふれるオフィス空間を実現したい、という思いが込められています。イトーキさんは当社の思いに深く共感してくれたこと、さらにオフィス家具メーカーとしての豊富な知見をお持ちであることから、安心してお任せできると感じました。
新オフィスは従業員の満足度も非常に高く、レイアウトの変更や拡張も行いやすいことから、今後新しい運用になっても対応できると考えています。今回のプロジェクトにおいて、イトーキさんは我々の期待を裏切りませんでした。今後も「誰もが快適に過ごせるオフィス」づくりのために、一緒に取り組んでいきたいと考えています。
Comment

Designer
板垣 希美
Nozomi Itagaki
今回のプロジェクトで特徴的だと感じたのは、LIXIL様社内のタスクフォースメンバー(ブランディング・広報・デザイン・総務部署の方々)がしっかりと強い意思を持たれ、コンセプトからインテリアのCMF、サインデザインまでまさに一緒に検討し作り上げたという点です。
LIXIL様ご自身が持つ言葉やデザイン案をもとに、イトーキチームのアイデア練り上げ・掛け合わせによってブラッシュアップしながら、プロジェクトを形にしていくことができたと感じています。
そのように出来上がった新しいオフィスでは、まさにコンセプトである「第二の家」が体現されたような空間となり、とてもやりがいのあるプロジェクトとなりました。

Project Manager
河村 多恵
Tae Kawamura

Project Manager
佐々木 大和
Yamato Sasaki
「約8,000名の従業員に対し500名程度のコミュニケーション特化オフィスを作りたい」という衝撃的なご要望から本プロジェクトはスタートしました。早々に働き方改革を進めていたLIXIL様がハイブリッドの先を行く働き方に挑もうとされていることに対し、ワクワクしたことを覚えています。
このオフィスは、LIXIL様の「ひと」を見つめる思いが強く込められた、まさに新しいグローバル企業の在り方を象徴する空間であると感じます。交流やコラボレーションを大切なものとしてとらえ、多様な働き方への尊重を具現化するこのプロジェクトに参画できたことを、とても光栄に思っています。
Designer
小野 健二
Kenji Ono