オフィス(企業・団体)
掲載日:2025/07/09

インキュベーションセンター 越乃バレー by BBR

インキュベーションセンター 越乃バレー by BBRインキュベーションセンター 越乃バレー by BBR
住所 福井県福井市
完成年月 2024年8月
規模 約720㎡
入居人数 86人
主な施工内容 コンサルティング、プロジェクトマネジメント、レイアウトデザイン、家具、ICT、セキュリティ設備、運用マネジメント
  • 上記は、竣工時の情報です。
  • 撮影: Tsutomu Ogino(TOMART:PhotoWorks)

空間・運営・運用のトータルデザインで地域の経済活性を展望する
本格的なインキュベーション施設

2024年3月にJR福井駅前に誕生した複合施設「FUKUMACHI BLOCK 」。同年8月、当施設のワンフロアに『越乃バレー by BBR 』がオープンした。手掛けたのは東海北陸エリアでドラッグストアチェーンを展開するGenky DrugStores株式会社の代表、藤永賢一氏である。藤永氏は15年以上にわたり、若手経営者の勉強会『BBR経営塾』を主宰。そのビジョンをベースに、福井県の経済活性を担う企業・起業家を生み出す本格的なインキュベーション施設である。
エントランス

エントランス

エントランス

エントランス

施設の入口にあたる共用部の廊下は福井市内からの景観をイメージ。
フロア全体で施設への期待感を演出している。

受付

受付

受付

受付

荒々しい日本海と越前海岸の情景を意匠化。
カウンター横のガビオンウォールは天然の石をPJメンバーが手作業で積み上げた。

カフェスペース「NAGI」

カフェスペース「NAGI」

カフェスペース「NAGI」

カフェスペース「NAGI」

凪のような穏やかな空間で、利用者同士の交流を深めるカフェスペース。
ラウンジのような設えに60インチのタッチディスプレイを装備。入居を検討する人や就職希望者へのプレゼンテーションにも活用する。

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

利用者一人ひとりのアイデアや行動が共鳴し合う様子から、「HADO」とネーミングされたフリースペース。イベント用途が多いが、入居者はビジターとの商談スペースとしても利用可能。コワーキングの利用も進めている。

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

オフィス側壁面には県産材を利用した造作ベンチを設置。
波動をイメージしたアートウォールは光を当てるとキラキラと輝く。

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

フリースペース「HADO」

正面には98インチの大型モニター、窓側にはひな壇を備え、セミナーやシンポジウムなど幅広い用途で利用できる。最大65名収容可能。

オフィスエリア「YAMA」

オフィスエリア「YAMA」

オフィスエリア「YAMA」

オフィスエリア「YAMA」

「UMI」「IWA」「YAMA」とネーミングされた、4名室から10名室までの15室で構成されたオフィスエリア。各室ともセキュリティが完備されており、10名室はここを本社として会社登記も可能。(写真は8名室「YAMA」)

オフィスエリア

オフィスエリア

オフィスエリア

オフィスエリア

オフィスエリアの個室はダブルガラスで遮音性を高めている。
室名から連想するグラフィックデザインを施したガラスフィルムには、緩やかな目隠しの役目もある。

User’s Voice

Fujinaga Estate合同会社
藤永 一生 氏

インキュベーション施設の構築という当社初の取組で、さまざまな施設設計の実績を持つイトーキをはじめ、専門性の高いメンバーと協業できたことが大変貴重な経験でした。イトーキには洗練された空間をデザインしていただき非常に満足しています。

また、関係各社の取りまとめや調整役として、日々現場で生じる問題や設備面のトラブルにも、適切な対応とアドバイスをいただきました。今現在も毎週の定例会議でご一緒し、施設の魅力と利便性を高める運営・運用面の更新を図っております。引き続きパートナーとして、施設の発展を共に担っていきたいと思います。

越乃バレー
https://koshinovalley.com/

Comment

Designer

武田 勇

Isamu Takeda

Designer

吉野 美穂

Miho Yoshino

今回のプロジェクトでは、「インキュベーション施設を福井に構築し、未来を担う起業家を輩出したい。」とのオーナーの要望を受け、市場調査・企画・デザイン・運営支援に至るまで、様々な検討課題を地元企業の方々やイトーキグループ、それぞれの知見・経験を活かし作り上げる事ができました。

このプロジェクトは開設してからがスタートで、地域の方々に利用して頂き交流や活気が生まれることで、「越乃バレーらしさ」が創り上げられていきます。そんな貴重なプロジェクトの一躍を担うことができ、とてもやりがいの感じられるプロジェクトとなりました。

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