オフィス(企業・団体)
掲載日:2025/07/10

株式会社朝日新聞社 メディア事業本部 新オフィス

株式会社朝日新聞社  メディア事業本部 新オフィス株式会社朝日新聞社  メディア事業本部 新オフィス
住所 東京都中央区
完成年月 2024年5月
規模 約2,430㎡(本館7階)
入居人数 850人(本館6・7階)
主な施工内容 プロジェクトマネジメント、レイアウトデザイン、インテリアデザイン、家具
  • 上記は、竣工時の情報です。

縦割り組織からワンチームへ

部署の枠を超えた人・情報が混ざり合う空間で創造性の高い働き方に挑戦

大手新聞社として創業146年の株式会社朝日新聞社。現在では「 総合メディア企業 」として多数のWebメディアやイベントを展開している。こうした業務変化に伴う組織改編も行われ、2023年4月に主たるビジネス部門を統合した「メディア事業本部 」を発足。新組織のためのオフィスは、複数の部署がワンチームとなり、一歩進んだ働き方を実践する挑戦の場となっている。

朝日新聞東京本社ビル

朝日新聞東京本社ビル

朝日新聞東京本社ビル

朝日新聞東京本社ビル

朝日新聞東京本社ビル。近年、さまざまな部署の大規模なオフィス改修が行われている。

センターコア

センターコア

センターコア

センターコア

オフィスの中央に設けた「センターコア」の入り口。執務エリアからの視線はソファやハイカウンターでコントロール。内外をゆるやかにつなげる。

センターコア

センターコア

センターコア

センターコア

新オフィスのコンセプトを象徴する「センターコア」。特別なインテリアとカラー計画で、創造的な交流を誘発する居心地のよいスペースを創出した。スケルトン天井・水面パネル・OAフロアを撤去した塗床仕様で、開放感ある空間に。

執務エリア

執務エリア

執務エリア

執務エリア

ハイ、ローのポジションが選べるビッグテーブルは人気の高い執務席。水滴を連想させるペンダントライトで、コンセプトの「Clear」を表現。

執務エリア

執務エリア

執務エリア

執務エリア

仕事も打ち合せもできるコワーク席。動かしやすい家具、可動式のモニターやホワイトボードで、レイアウト変更が容易。

クワイエットエリア

クワイエットエリア

クワイエットエリア

クワイエットエリア

オフィスの最奥に設定された「クワイエットエリア」。他エリアと明確に区分された静かな場所で、個人作業に集中できる。

来客エリア

来客エリア

来客エリア

来客エリア

来客エリアの会議室は、木目フレームのガラス間仕切でおもてなし感を演出。オープンな打ち合せ席からも、外の景色が一望できる開放感ある空間に。

プロジェクトスペース

プロジェクトスペース

プロジェクトスペース

プロジェクトスペース

イベント等、数ヵ月にわたるプロジェクト単位で専有できる「プロジェクトスペース」。参加人数に合わせてレイアウト変更できるよう、可動式の家具で構成。

オリジナルサイン

オリジナルサイン

オリジナルサイン

オリジナルサイン

新聞印刷時のトンボをイメージした室名サイン。

オリジナルサイン

オリジナルサイン

オリジナルサイン

オリジナルサイン

新聞印刷用法(減色混色)をモチーフに塗装・アクリル・メッシュパネルと異素材をレイヤーとして重ねたサイン。

User’s Voice

株式会社朝日新聞社
不動産業務室 主査 熊田志保氏

イトーキには編集局オフィスの改修でもお世話になっており、コンセプト・デザイン提案の評価とともに、当社の社風や働き方、社屋の構造について知見があったことも、選定の大きなポイントでした。
今回のプロジェクトは、オフィスだけでなく働き方も刷新するという、当社にとって大きな挑戦でしたが、我々を知っている皆さんとワンチームで臨めたことで、思い切ってチャレンジできたと思っています。また、スケジュール管理においても諸事情により着工が大幅に遅れる中、工事各社との調整を行っていただき、予定通り運用をスタートできました。最先端のオフィスが実現したので、このクオリティを全国の拠点改修に活かしていきたいと思います。

Comment

Designer

松田 みなみ

Minami Matsuda

Designer

田中 春日

Haruhi Tanaka

オフィスコンセプトである「CLEAR」をお客様も交えディスカッションしながら深堀りすることで、メンバー全員がコンセプトに共感しながら推進できたことが非常に印象的なPJです。
結果として、動線が蛇行し出会いを促進する自由度の高いレイアウト、コンセプト「Clear」を表現する透明感のある素材使い、さらには新聞社ならではの新聞紙を粉砕して製作したオリジナルテーブルやトンボモチーフのサインデザインなど、お客様と共にコンセプトや目指すオフィスを作り上げることができました。
従来の新聞社が持つ堅実なイメージを翻す、軽やかで透明感のあるオフィス構築ができたように感じています。

Project Manager

中野 健太

Kenta Nakano

Project Manager

杉江 七都可

Natsuka Sugie

朝日新聞社様にとって新設組織である「メディア事業本部」のオフィスづくりを通して、新しい働き方への挑戦やコミュニケーション課題の解決をサポートさせて頂きました。物理的にもバラバラになっていた各部を集約し、事業間交流がフロアのあちこちで生まれ、真のワンチームになることをゴールとして掲げプロジェクトを進めました。
事務局の皆様と議論を繰り返し、席数に対する漠然とした不安やペーパーレス化などへの現場理解を得ながら、最終的には多様な働き方をサポートする空間をつくり上げることができました。構築フェーズにおいても多くの関係者の協力体制をベースに、自社ビル改修に伴う課題をクリアできたと感じております。

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