業界・空間・時間を超えて、知恵やアイデアをつなぐ。
DXを加速するフラッグシップ拠点。
株式会社日立製作所は、アフターコロナを見据えたニューノーマル社会でのイノベーション創出のあり方を再定義し、離れた場所にいるステークホルダーが業界・空間・時間といった制約から解放され、素早く知恵やアイデアを掛け合わせて新たな価値を協創するつながりの場として、2021年4月、「Lumada Innovation Hub Tokyo」を開設した。

Meet-Up Square
Meet-Up Square
エントランスに隣接したLumada事業の内容や特徴を深く理解するためのミートアップの場。
受付カウンター、ビッグテーブル、複数のカフェテーブルと高精細18面マルチディスプレイを有する。

DX Gallery
DX Gallery
Lumada活用のメリットやサービスの特徴を紹介する場。タッチレスの縦型4面マルチディスプレイを2セット有し、豊富なDXの先進事例や、プロフェッショナル人財のプロフィール紹介などを行う。

Co-Creation Studio
Co-Creation Studio
同社のプロフェッショナル人財が顧客やパートナーと新たな価値を創造するワークショップの場。
独立した3室の協創空間とラウンジで構成。

Mirai Atelier
Mirai Atelier
プロトタイピングやレビューの場。一定期間専有できるプロジェクトルームを6室用意。

Incubation Base
Incubation Base
事業具体化のための場。落ち着いて議論ができる設えと、壁埋め込みの3連マルチディスプレイ、可動式の大型ディスプレイなどを設置。

"すやり霞"を表現した「霞壁」
"すやり霞"を表現した「霞壁」
デザインモチーフである「洛中洛外図」の絵画手法”すやり霞”を表現した道具立ての数々より、エントランスに位置する導入空間は「霞壁」を設置。ステンレスメッシュを編んだレイヤー壁で、霞のような見え隠れする視覚を生み出し、施設への期待感を抱かせる。

"すやり霞"を表現した「霞照明」
"すやり霞"を表現した「霞照明」
Meet-Up Squareの頭上は、たなびく光のラインで霞の情景を表現した「霞照明」が照らす。

"すやり霞"を表現した「霞硝子」
"すやり霞"を表現した「霞硝子」
各所のガラス壁にグラフィックスを施した「霞硝子」。伝統的なすやり霞のかたちをトレースした形状でありながら、それをビット信号のような単線の集合で表現し、表裏の重なりや濃度を変えることによって、エリアの秘匿性に合わせて透過度をコントロールする。

"すやり霞"を表現した「霞色」
"すやり霞"を表現した「霞色」
施設全体の主なカラースキームを司るグレートーンを「霞色」と設定。数多くの霞の写真をデジタル処理してグレーの階調を生成した。

プロフェッショナルの楽屋
プロフェッショナルの楽屋
Lumada Innovation Hub Tokyoの下階にあたる16階のワークエリア。コラボレーションワークエリア、ソロワークエリア、カンファレンスルームで構成し、働く場を自由に選択できる。

プロフェッショナルの楽屋 見学エリア
プロフェッショナルの楽屋 見学エリア
協創パートナーの見学も可能。
User’s Voice
株式会社日立製作所
Lumada
CoE
福島真一郎氏
イトーキさんには、これまでも日立の重要な協創空間創設に参画いただき、日立が協創をどのように捉えているのか、非常に深い理解をされています。今回もフラッグシップ協創空間創設に絶対に必要なメンバーとして、最初に参画をお願いしました。
協創空間創設PJの開始直後にコロナ禍が急拡大し、オンラインでの協創に対応するための大幅なコンセプト変更や、対面での打合せが厳しく制限されるなど、大規模PJの推進としては非常に厳しい状況でした。このような状況においても、変更されたコンセプトを実現するための追加のファシリティ一つひとつの検討等にも決して妥協することなく、最後まで一緒に徹底的に議論と検討を重ね、期限は厳守しながら、納得のいく数々の提案をしていただきました。
協創空間は2021年4月に予定通りオープンし、以降当初の予定を大幅に超える来客があり、協創空間自体にも非常に高い評価をいただいています。
Comment

Designer
井澤 沙綾
Saaya Izawa
Lumada
Innovation
Hub
Tokyo
は、日立製作所様の顧客とのDX事業を加速させる場であるとともに、世の中の変化に合わせた働き方を実現する場として、プロジェクトで議論を重ね、今までにない取り組みや仕掛けをデザインしています。
コンセプトの洛中洛外図を象徴的に空間デザインに取り込み、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリットな協創活動や、安心して集まれる環境、仕組みづくりをプロジェクトメンバーで妥協せず、細部のデザインまで拘って検討した新しい時代の協創空間となっています。
Designer
西岡 利恵
Rie Nishioka