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Web会議ブースとは?オフィスに個室ブースを置くメリット、3タイプの比較と選び方

Web会議が日々当たり前に開催されるようになった近年。その普及とともに、オフィスでは周囲への音漏れや集中力の低下など、新たな課題も浮上してきました。そこでいま注目を集めているのが、設置するだけで快適な会議環境を提供する「Web会議ブース」です。

本コラムでは、Web会議ブースの特徴やメリット、3つのタイプの比較、そして選び方のポイントまで詳しく解説します。快適なWeb会議環境の構築を目指すオフィス担当者さまは、ぜひ最後までお読みください。

Web会議ブースとは?

オフィスの新たな必需品といわれている、Web会議ブース。はじめに、Web会議ブースの特徴や需要が高まっている背景について見ていきましょう。

Web会議ブースの特徴

Web会議ブースとは、オフィス内に設置される防音性に優れた個室型のスペースのことです。おもにWeb会議や電話会議、オンライン商談などに利用されますが、集中したい作業の際に使用する場面なども見られます。

Web会議ブースの特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 高い遮音性・吸音性
  2. コンパクトなサイズ
  3. 快適な内部環境(照明、換気など)
  4. 必要な設備(ディスプレイ、LANポートなど)の完備

オープンなスペースであっても、用途に合ったWeb会議ブースを設置するだけで、プライバシーが確保された快適な作業環境を作ることができます。

Web会議ブースのニーズが高まっている背景

近年、働き方の多様化が進み、急速にテレワークやリモートワークが普及しました。その結果、多くの企業でWeb会議がリアル会議と同じように、日常的に行われるようになりました。その一方で、この変化に伴って「従来の会議室だけではWeb会議の需要に対応しきれない」「オープンスペースでの会話が周囲の集中を妨げる」といった課題も浮き彫りになっています。

Web会議ブースは、これらの課題を解決し、効率的でプライバシーに配慮した会議環境を作れる重要なソリューションとして注目を集めています。

Web会議ブース導入のメリット

Web会議ブースの導入は、オフィス環境を大きく改善し、様々なメリットをもたらします。具体的にどのような効果があるのか、詳しく見ていきましょう。

会議室不足とスペース問題を一気に解決

Web会議ブースを導入すると、従来の会議室とは異なる新たな選択肢が生まれます。

少人数での打ち合わせやWeb会議に最適なスペースを確保できるため、会議室の予約競争が緩和されるでしょう。少人数で参加するWeb会議でも仕方なく大きな会議室を使用する…といった状況の改善が見込めます。

また、コンパクトなサイズのブースを効率的に配置することで、限られたオフィススペースを最大限に活用できます。

快適な会議環境で集中力アップ

高性能な防音・遮音技術を備えたWeb会議ブースを導入すれば、周囲への音漏れを気にせずに安心して発言できます。加えて、周囲の音が会議相手に聞こえてしまうという問題も解決できるでしょう。

これにより、会議をしている人はもちろんのこと、周囲の人も集中して仕事に取り組めるようになります。

情報漏洩リスクを大幅に低減

遮音性能の高いWeb会議ブースなら、機密性の高い情報を扱う会議や商談も安全に行うことができます。機密情報の漏洩リスクを低減できるため、セキュリティ対策としても有効です。

オフィスレイアウトの改善

Web会議ブースは、オフィスレイアウト全体の改善にも貢献します。コンパクトなサイズのWeb会議ブースで効率的にスペースを活用しつつ、従来の会議室の大きさや数を見直すことで、利用実態に合ったオフィスを構築できるのです。

さらに、デザイン性の高いブースをエントランスや応接スペースなど、外部の目に触れやすい場所に設置すれば、空間自体のデザイン性も上がり、企業のブランディング効果も期待できます。

Web会議ブース3タイプの比較

Web会議ブースは、おもにクローズ型(完全個室型)・セミクローズ型・オープン型の3タイプに分類されます。それぞれの特徴を比較してみましょう。

【Web会議ブース3タイプの比較】

タイプ 特徴

クローズ型(完全個室型)

  • 四方の壁と天井が囲まれた完全な個室タイプ
  • 高い遮音性と防音性を誇り、機密性の高い会議に最適
  • 集中力を要する場面に適している
  • 設置コストは比較的高め
セミクローズ型
  • クローズ型とオープン型の中間に位置するタイプ
  • 一部が開放されているため、圧迫感が少ない
  • クローズ型ほどではないが、一定の遮音性と防音性を確保
  • 通常のWeb会議や短時間の打ち合わせに適している
  • 比較的リーズナブルな価格で導入可能
オープン型
  • 最も開放的なタイプのブース
  • 壁が少なく、開放感があり圧迫感がない
  • 設置や移動が容易で、レイアウトの自由度が高い
  • 遮音性や防音性は低めだが、周囲とのコミュニケーションが取りやすい
  • ほかのタイプに比べ、導入コストが低い

これら3タイプのWeb会議ブースは、それぞれにメリットとデメリットがあります。企業のニーズや予算、オフィスの環境に応じて、最適なタイプを選択することが重要です。

例えば、機密性の高い会議が多い企業ではクローズ型、コミュニケーションを重視する企業ではオープン型が適しているかもしれません。複数のタイプを組み合わせて導入することで、様々なニーズに対応できるでしょう。

Web会議ブースの選び方5つのポイント

Web会議ブースを選ぶ際は、以下の5つのポイントに注目しましょう。これらを押さえることで、より快適で効果的なWeb会議環境を実現できます。

1. 目的に合わせて選ぶ

まず、使用目的を明確にしましょう。Web会議の頻度や重要性を考慮し、適切なブースを選びます。

必要に応じて、Web会議以外の用途、例えば集中作業スペースや一時的な休憩スペースなども視野に入れると、限られたオフィス空間をより効率的に活用できるでしょう。

2. 防音性・遮音性を確認する

Web会議ブースの重要な機能の一つが、防音性と遮音性です。オフィス環境に合わせて適切な遮音レベルを選択しましょう。

最も防音効果が高いのはクローズ型のブースですが、セミクローズ型やオープン型も、設置場所や使用頻度によっては十分効果を発揮することがあります。

オフィスの騒音レベルや、扱う情報の機密性などを考慮して選びましょう。

3. 適切なサイズを選ぶ

Web会議ブースのサイズは、1人用から複数人用まで様々なものがあります。使用人数や目的に応じて適切なサイズを選びましょう。

オフィススペースやレイアウトとの調和も重要です。必要以上に大きなブースはスペースを圧迫しますが、小さすぎると快適性を損なう可能性も。オフィス全体のバランスを考えて選択することが大切です。

4. デザインと素材にこだわる

Web会議ブースはオフィスの一部です。オフィスの雰囲気を損なわないデザインを選ぶことで、空間の統一感が生まれます。素材を選ぶ際は、耐久性やメンテナンスのしやすさなども考慮に入れましょう。

5. 換気・照明設備の確認

長時間におよぶ会議・作業でも快適に使用できるよう、換気や照明設備にも注目しましょう。換気システムは、ブース内の空気清浄や利用者の健康と快適性に大きな影響を及ぼします。

照明は、目に優しい照明を選ぶことで疲労を軽減できます。また、自然光を取り入れられる設計のブースも、健康的な作業環境づくりに役立ちます。

Web会議ブースのおすすめ5選

イトーキがおすすめするWeb会議ブース、5製品をご紹介します。各製品の特徴や機能を比較し、貴社の快適なオフィス作りにお役立てください。

ADDCELL(アドセル)

ADDCELL(アドセル)は、オフィスの開放感を維持したまま設置できる、床のない構造のクローズ型ブースです。

背面壁はパネルタイプとガラスタイプから選択可能で、利用シーンに合わせてデスク・テーブルの高さも3種類から選べます。
人感センサー付きの調光・調色可能なダウンライト、換気ファン、熱感知式消火装置、不燃吸音パネルなど、快適性と安全性を重視した設計が魅力です。
ベーシックな1名用から最大6名で使用できる六角形のタイプまで広さのラインナップも豊富なので、ニーズに合わせて導入することができます。

入口に段差のないユニバーサルタイプもご用意しており、誰でも入室しやすくどんな方でも安心して使用できる設計になっています。

Light Booth(ライトブース)

Light Booth(ライトブース)は、周囲の音を気にせず集中作業やWeb会議を行えるクローズ型のブースです。

床固定や工事が不要で、設置場所の自由度が高く、オフィスのレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
1人用から4人用まで、用途や人数に合わせたサイズ展開が特徴です。オプションの吸音パネルや吸音ルーフ、天板の向き調整により、周囲への音漏れを軽減できます。

ADDSITE(アドサイト)

ADDSITE(アドサイト)は、オープンオフィスの課題を解決する、働き方に合わせて空間を選べるセミクローズ型のオフィスブースです。

単独使用だけでなく連結も可能で、吸音性に優れた素材により集中しやすい環境を提供します。プライバシーレベルに応じたカーテンやルーフなどのオプションも充実しており、快適な作業環境を構築できます。

inSAIL(インセイル)

inSAIL(インセイル)は、集中作業と対話を柔軟に切り替えられる、ブースとして使用できるワークソファです。

キャスターと持ち手付きで移動が容易で、レイアウトも自由自在です。
集中できるバックパネルと対話しやすい開放的な間口を兼ね備え、腰をサポートする奥深いソファと大判サイズの天板を特徴としています。バックパネルには、リサイクル素材を使用したサステナブルファブリックを採用しています。

sound sofa(サウンドソファ)

sound sofa(サウンドソファ)は、周囲への音漏れを抑えつつ、クリアな音声でWeb会議ができるボックス型ソファです。

開放的なオープン型のブースでありながら、快適にWeb会議を行うための機能は抜群!背面の指向性スピーカーがWeb会議音声を最適にコントロールし、特殊なマイクにより周囲の雑音を軽減します。ソファは座り心地の快適さだけでなく、自然と音が聞こえやすい姿勢に誘導する構造になっています。

さらに、ディスプレイやWebカメラの視認性にも配慮した設計が特徴。豊富なカラーバリエーションで、オフィスデザインに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

Web会議ブース導入はイトーキにおまかせください

DX化の進む現代において、Web会議ブースの重要性はますます高まっています。オフィスでの対面コミュニケーションとリモートワークを効果的に組み合わせる「ハイブリッドワーク」が普及する中、快適なWeb会議環境の整備は企業の成長に欠かせません。

イトーキは、長年のオフィス環境づくりの経験を活かし、貴社のニーズに合わせた最適なWeb会議ブースをご提案いたします。さらに、設置からアフターフォロー、導入時の空間デザインまで、ワンストップでのサポートが可能です。

Web会議ブースの導入をご検討の際は、ぜひ、お気軽にご相談ください。