目次
- 社内コミュニケーション調査 概要
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社内コミュニケーション調査
結果
オフィスでのコミュニケーションは「対面」が基本
6人に1人は「コミュニケーション不足」を抱えている
コミュニケーション不足の原因は「雰囲気・組織風土・社風」と認識されている
コミュニケーションが発生する場所では執務席が圧倒的に多い
コミュニケーションの工夫の有無と量には相関関係がある
7割弱の人が、日常的に「雑談」を交わしている
オフィスでの雑談は業務にも良い影響が
「コミュニケーション不足」の悪影響は従業員も感じている
立場の違うメンバーとはコミュニケーションに課題が生まれやすい
オフィス環境はコミュニケーション量にも影響を与える
コミュニケーションについて気になること、改善したいこと - みんなの職場の社内コミュニケーション事情 まとめ
- 職場のコミュニケーションを活性化するオフィスづくりはイトーキにおまかせください
イトーキが日々ご支援する、さまざまな企業のオフィスづくり。その過程の中でもっともよく聞かれるオフィスの課題の1つが「コミュニケーション」です。オフィスに再び人が集まり、直接顔を合わせることの価値が見直されているいまだからこそ、従業員同士の会話から生まれるシナジーに注目が集まっています。
しかし実際のところ、世の中の会社ではどのような場所でどんなコミュニケーションが交わされ、またその交流を活性化するためにどういった工夫をしているのかを知る機会は少ないもの。
そこで本コラムでは、イトーキが実施した「コミュニケーション」に関する調査をもとに、みんなの職場の社内コミュニケーションを紐解いていきます!
社内コミュニケーション調査 概要
| 調査主体 | 株式会社イトーキ |
| 調査概要 | オフィスで発生するコミュニケーションに関する実態調査 |
| 調査対象 | 従業員数10名以上の企業に勤務し、週3回以上オフィスに出社している23〜65歳の会社員 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 標本規模 | 300名 |
| 調査日 | 2025年12月28日 |
※回答構成比は、小数点第二位以下の四捨五入などにより必ずしも合計値は100とはなりません
※設問文は一部簡略化しています
今回の調査は、週3回以上、日常的にオフィスに出社している会社員の方を対象に実施しました。オフィスで働く方々の社内コミュニケーションについて、リアルな実態が明らかとなっています。
社内コミュニケーション調査 結果
さっそくここからは、コミュニケーションの形式や量、何気ない雑談が業務に与える影響まで、調査結果を順番に見ていきましょう。
オフィスでのコミュニケーションは「対面」が基本
Q1.オフィスでのコミュニケーションは、どのような形式が多いですか?
日常的にオフィスに出社している方の間では、やはり基本的に「対面」でコミュニケーションが行われているようです。
一方で、テキストによるコミュニケーションがもっとも多いと回答した方は9.0%。Web会議などのオンラインのコミュニケーションがもっとも多いと回答した方が5.0%と、日常的にオフィスに出社していてもツール等を介したコミュニケーションがメインになっているケースが一定数あるということがわかりました。
会社によっては、オフィス内のスペースや文化・雰囲気などが対面の会話を阻んでいることがあります。コミュニケーションを促したい際には、まずは自社の現状を見直してみることもおすすめです。
6人に1人は「コミュニケーション不足」を抱えている
Q2.あなたのオフィスでは、コミュニケーションが十分にとれていますか、不足していると感じますか?
コミュニケーション不足の原因は「雰囲気・組織風土・社風」と認識されている
Q3.コミュニケーションが不足している原因は何だと感じますか?(複数回答)
「雰囲気・組織風土・社風」が58.2%、「オフィスの構造、設備の問題」が27.3%と、コミュニケーション不足のおもな原因は環境によるものと認識されているようです。
「管理職・経営層の配慮不足」も34.5%と回答を集めており、従業員同士がコミュニケーションをとりやすくするためには、ソフト面とハード面両方からの場づくりが重要ということがわかります。
コミュニケーションが発生する場所では執務席が圧倒的に多い
Q4.あなたのオフィスでは、どこでコミュニケーションが起こりますか?(複数回答)
各自が仕事をする席である執務席が47.7%ともっとも多い結果に。コミュニケーションを考えるうえでは、仕事をしながら交わす会話のウェイトは高いといえそうです。
一方で、食堂やカフェが15.3%、休憩スペースが27.3%と、業務から離れた場所でのコミュニケーションはあまり多くはない様子。
コミュニケーションに課題を感じているという企業からは、部門や立場を超えた交流を増やしたいという声がよく聞かれます。業務に直接関係するだけではないつながりや会話を増やす取り組みが求められているのかもしれません。
コミュニケーションの工夫の有無と量には相関関係がある
Q5.コミュニケーションを活発にする、良好にするために、取り組んでいることは?(複数回答)
「話しやすい雰囲気づくり」が44.3%ともっとも多く、コミュニケーションを活発にするためにまず取り組まれている工夫だということがわかります。
また、フリーアドレス化など「席の運用の工夫」という答えも3.3%見受けられ、解決のために幅広い方法が採られていることが読み取れます。
「Q2.あなたのオフィスでは、コミュニケーションが十分にとれていますか、不足していると感じますか?」との掛け合わせ集計では、「十分にとれている」「ある程度はとれている」と回答している方の職場ほど、「話しやすい雰囲気づくりをしている」「話しやすい場所を設けている」「食事会や飲み会を開いている」といった工夫が行われていることがわかりました。
一方で、「やや不足している」「不足している」と回答している方は、これらの回答率も低いという結果が出ています。
この結果から、雰囲気・関係性づくりの取り組みやそのための場所を用意することは、社内コミュニケーションを良好にするうえで有効だといえるでしょう。
7割弱の人が、日常的に「雑談」を交わしている
Q6.あなたのオフィスでは、自然な雑談を交わすことはありますか?
「非常によくある」と「どちらかといえばある」で69.3%と、日常的に雑談が交わされていることがわかります。
オフィスでの雑談は業務にも良い影響が
Q7.オフィスでの雑談はどのような影響がありますか?(複数回答)
雑談の影響としては、「信頼感や一体感が高まった」「楽しく、ストレス発散になった」が3割を超える回答を集めています。
雑談はただの会話に留まらず、チームビルディングや従業員のウェルビーイングにおいても良い影響を与えることがわかりました。
「仕事のノウハウが得られた」「仕事のアイデアやヒントが得られた」も一定の回答を集めており、業務の生産性を上げる観点でも、ある程度の雑談ができる雰囲気・関係性づくりは重要といえます。
「コミュニケーション不足」の悪影響は従業員も感じている
Q8.コミュニケーションの不足は業務に悪い影響を与えると感じますか?
「非常にそう思う」「どちらかといえばそう思う」が75.0%と、コミュニケーション不足が与える悪影響を、従業員も認識していることがわかりました。
「Q2.あなたのオフィスでは、コミュニケーションが十分にとれていますか、不足していると感じますか?」との掛け合わせ集計では、「十分にとれている」「ある程度はとれている」と回答している方の職場ほど、業務への悪影響についても「非常にそう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答しており、コミュニケーションの不足が悪い影響を与えると感じている傾向が見られました。
重要性を理解している従業員や職場ほど、意識的にコミュニケーションのきっかけをつくっている傾向にあるとも捉えることができるでしょう。
立場の違うメンバーとはコミュニケーションに課題が生まれやすい
Q9.コミュニケーションに課題があると感じる「関係性」は?(複数回答)
関係性別に見ていくと、「自分の部門と他部門」の間に課題があるとの回答が36.7%にものぼり、部門を超えたコミュニケーションの難しさが浮き彫りに。部門ごとの隔たりを感じさせにくいオフィスレイアウトや、交流のためのスペースを効果的に設けるなど、空間づくりの工夫も一つの解決策となります。
その他、「自部門の管理職とメンバー」「経営層と従業員」といった関係性にも課題が見られました。立場の異なるメンバー同士でも円滑なコミュニケーションを取れるような働きかけが必要ともいえるでしょう。
オフィス環境はコミュニケーション量にも影響を与える
Q10.オフィス環境・設備(交流のためのフリースペース、Web会議の機材など)はコミュニケーションの量に関係あると感じますか?
「非常にそう思う」「どちらかといえばそう思う」の回答が、49.0%にも及んでいます。
コミュニケーションの量を生み出すための場づくりには、さまざまなアプローチの仕方があります。
たとえば、誰でも気軽に使えるカフェスペースを設置したり、ちょっとした打ち合わせに使えるオープンなミーティングスペースを設けることなどが挙げられます。
また、社内外問わず日常的に開催されるWeb会議でのコミュニケーションを円滑にするためには、会議室へのICT機器の導入も欠かせないでしょう。
コミュニケーションについて気になること、改善したいこと
Q11.あなたのお勤めのオフィスでのコミュニケーションについて、気になることや改善したいことがあれば教えてください
最後に、コミュニケーションについて気になることや改善したいこととして挙がったコメントをご紹介します。
集まった回答からは、企業や職場によってじつにさまざまなお悩みを抱えていることがわかりました。また、同じ状況においても人それぞれの感じ方があり、すべての人にとって完璧な解決は難しいことも見て取れます。
だからこそ、適度な距離がほしいときはゆったりと過ごせる場を設けるなど、多様な場面に対応できる工夫が求められているのかもしれません。
会社の文化や雰囲気に関するもの
- 静かすぎてしゃべりづらい
- 外勤に出る社員も多いので、毎日どこかのタイミングでみんなで打ち合わせをしたい
- テレワークがメインで他のメンバーと顔を合わせる機会もなく、経営層含めた上層部が問題意識を持っていない
- 縦割りのため部門間で協力できる体制がない
- Web会議で顔が見えないことが多い
オフィス環境に起因するもの
- 他部門との交流や会議をするスペースがない
- みんなが集まれる場所がほしい
- 食堂や休憩スペースがなく、雑談などによる息抜きがしにくい
- フリースペースが狭い。また、フリースペースを自由に使う雰囲気が醸成されていない
- 部署ごとに部屋が分かれているため他部署との雑談的なコミュニケーションは取りにくく、業務の話ばかりになってしまう
派閥や人間関係に起因するもの
- 上層部とは話す機会がない
- 仕事上のコミュニケーションは全く問題ないと感じていますが、悪い意味ではなく、上司と部下、経営層と従業員が互いに気を遣い合っていると感じる。とくに性別が違う場合に顕著に現れるように思う
- 業務中、業務のことで話しかけても怒りを露わにする人がいる
その他
- Webだと誤解が生じやすい
- 意見の衝突とまとめ方に課題がある
- 飲み会はない方が良い
みんなの職場の社内コミュニケーション事情 まとめ
今回の調査を通じて、「対面でのコミュニケーション」「何気ない雑談」が与える信頼関係構築やアイデア創出へのポジティブな影響を、オフィスで働く方々の多くが実感していることがわかりました。
一方で、「他部門との交流の少なさ」や「気軽に話しにくい雰囲気」といった課題も浮き彫りになっています。これらは個人の意識や会社の文化といったソフト面だけでなく、仕切りで遮られた閉鎖的な空間や、リラックスできる場所の不足など、オフィス環境というハード面の問題に起因しているケースも少なくありません。
オフィスづくりにおいてコミュニケーションを活性化させるポイントは、大きく分けて3つあります。
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「心理的ハードル」を下げる空間設計
静まり返った執務室では、ちょっとした相談もためらわれがちです。あえて賑わいのあるカフェスペースを中央に配置したり、予約不要でいつでも使えるオープンミーティング席を設けたりすることで、「気軽に話しかけてもいいんだ」という空気感を醸成できます。 -
「部門の壁」を溶かす動線づくり
特定の部署内に閉じこもらず、他部署の人と自然にすれ違う「マグネットスペース(コピー機や飲料コーナーなど)」を戦略的に配置することで、意図しない出会いや情報の伝播を促します。ちょっとした待ち時間が、予期せぬ出会いを生み出してくれるかもしれません。 -
「多様なコミュニケーション」への対応
活発なコミュニケーションを促す一方で、Web会議に集中できる個室ブースや、一人の作業に没入できる集中スペースを設けることも重要です。オンとオフの切り替えが明確になることで、集まった際の対話の質も高まります。
働く「場」が変われば、そこで働く人々の動きと意識が変わり、組織の文化も少しずつ変化していくでしょう。
そのためには、経営層やオフィス運営に携わる部門が課題として捉えることも大切です。従業員同士の交流を現場だけに委ねるのではなく、会社としてコミュニケーションの促進に取り組むことが求められています。
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