
目次
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オフィスにおけるコミュニケーションの重要性とは?
生産性と作業効率の向上
社員満足度と組織力アップのカギ
多様な働き方への対応 -
オフィスでのコミュニケーションを活性化させるには?
最新のコミュニケーションツールを活用する
従業員同士の交流機会を増やす -
コミュニケーションを促進するオフィスづくりのポイント
フリーアドレスの導入とオープンな空間づくり
動線を意識したレイアウト
多目的プロジェクトスペースの設置
リフレッシュスペースの充実 -
コミュニケーション活性化を目指したオフィス事例3選
東急住宅リース株式会社 本社オフィス
株式会社IDOM 品川オフィス
株式会社LIXIL 本社オフィス - イトーキはオフィスのコミュニケーション活性化をご支援します
働き方の多様化が進む現代社会において、オフィスではコミュニケーションの重要性がますます高まっています。多くの企業がコミュニケーションを活性化する方法を模索していますが、どのような取り組みが効果的なのでしょうか。
本コラムでは、コミュニケーションの重要性から活性化のポイント、イトーキがご支援した企業様のレイアウト事例まで、詳しく解説します。貴社のより良いオフィス環境づくりに、ぜひお役立てください!
オフィスにおけるコミュニケーションの重要性とは?
リモートワークやフレックスタイム制の導入による働き方の変化や、従業員のエンゲージメントといった観点から、今オフィスで生まれるコミュニケーションの重要性が改めて注目されています。まずは、コミュニケーションがもたらす3つの重要な効果について見ていきましょう。
生産性と作業効率の向上
オフィスでのコミュニケーションは、チーム内や他部署間での業務をスムーズに進めるために欠かせない要素です。従業員同士のちょっとした雑談から、新しいアイデアが生まれたという経験はありませんか?気軽な相談であっても、価値のあるコミュニケーションは、業務のスピードアップや質の向上に大きく影響するものです。
さらに、十分な情報共有を行うことで、ミスの早期発見・対応にもつながります。これは、企業の生産性向上に直結する重要なポイントだといえるでしょう。
社員満足度と組織力アップのカギ
日々の何気ない会話や交流は、職場の雰囲気を良くする効果があります。「楽しく働ける職場」「困ったときに助け合える環境」は、従業員の帰属意識を高め、モチベーション向上にも効果的です。
結果として、優秀な人材の定着率アップにもつながるでしょう。
多様な働き方への対応
近年、在宅勤務やフレックスタイム制の普及により、社内のつながりを保つことが難しくなっているケースも少なくありません。この課題に対する一つの解決策として、オフィスの出社日を「コミュニケーションの日」と位置づけるアイデアがあります。
例えば、この日に情報共有や相談の機会を設定すれば、リモートワーク中心の働き方でも、チームの一体感を醸成できるかもしれません。多様な働き方を支える基盤として、オフィスでとるコミュニケーションの役割はますます重要になっていくと推測されます。
オフィスでのコミュニケーションを活性化させるには?

コミュニケーションの重要性は理解できても、実際にどのように活性化させればよいのか悩む企業も多いでしょう。ここからは、効果的に改善するための具体的な方法についてご紹介します。
最新のコミュニケーションツールを活用する
デジタル技術の進歩により、コミュニケーションのあり方も大きく変わってきました。以下のようなツールを上手に活用することで、より円滑なコミュニケーションが可能になるでしょう。
クラウド型グループウェア
最新のクラウド型グループウェアを導入すれば、スケジュール管理やタスク管理、ファイル共有が場所を選ばずに行えます。これにより、オフィスにいるメンバーとリモートワーク中のメンバーとの間でも、スムーズな情報共有が実現できます。
例えば、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで確認したり、急な予定変更にも柔軟に対応したりすることが可能になるでしょう。
Web会議ツール
対面でのコミュニケーションが難しい状況下でも、ウェブ会議ツールを利用すれば、顔を見ながらの話し合いや細かい疑問点の解消がスムーズに行えます。業務内容によっては、メールでのやり取りよりも効果的に意思疎通ができるかもしれません。
特に、複数の拠点にまたがるプロジェクトや、在宅勤務者を含むチームでの打ち合わせに有効です。
デジタル版社内報
従来の紙媒体だけでなく、メールマガジンやPDF形式での共有も一般的になってきました。デジタル化された社内報を発行することで、より広範囲での情報共有が可能になります。部署を超えた相互理解の促進にも効果的でしょう。
さらに、動画や双方向型のコンテンツを取り入れると、より魅力的で従業員が参加しやすいコミュニケーションツールに発展させることができます。
従業員同士の交流機会を増やす
テクノロジーの活用と並んで重要なのが、実際の対面での交流機会を増やすことです。コミュニケーションを活性化させるためには、以下のような取り組みが効果的でしょう。
社内イベントの開催
研修や意見交換会、仕事以外のレクリエーションや食事会を開催することで、部署を超えた交流が期待できます。最近では、多くの従業員が参加しやすいように、イベントを日中の業務時間内に実施する企業も増えてきました。
ミーティングの実施
上司と部下の一対一の面談を定期的に行うことで、相互理解や信頼関係の構築に役立ちます。また、オフィス内に従業員同士が気軽に意見交換できるミーティングスペースを設置するのも、コミュニケーションの活性化に効果的です。
コミュニケーションを促進するオフィスづくりのポイント
現代のオフィス環境は、単なる執務スペースから、従業員同士のコラボレーションを促進する場へと進化しています。空間づくりを工夫することで、モチベーション向上やイノベーション創出にもつながるでしょう。
ここでは、コミュニケーションの活性化に効果的なオフィスづくりのポイントをご紹介します。
フリーアドレスの導入とオープンな空間づくり

フリーアドレスを取り入れることで、固定の座席がなくなり、普段あまり話さない人とも隣り合って仕事をする機会が増えます。さらに、オープンなコミュニケーションエリアを設けることで、より自由な対話が生まれやすくなるでしょう。
例えば、カフェのような雰囲気のスペースや、誰でも使える打ち合わせスペースを設置すると良いでしょう。こういった場所では、何気ない会話から新しいアイデアが生まれることもあります。
また、オフィスの入り口近くに開放的な空間を作れば、外部からの訪問者との自然な会話も増えるでしょう。大勢が集まれる広々としたスペースや、勉強会ができるような場所も、部署を超えた交流を後押しします。
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動線を意識したレイアウト

オフィスの動線とデスク配置を工夫すると、従業員交流と業務効率が向上します。
プリンターや共有スペースにアクセスしやすい動線を作ることで、偶然の出会いや会話が生まれやすくなります。各設備に近い位置にデスクを配置すれば、無駄な動きを減らしつつ、オフィスのコミュニケーションを促進できるでしょう。
また、デスクをジグザグに配置するだけでも、従業員同士の接点が増えるのでおすすめです。
多目的プロジェクトスペースの設置

イノベーションを促進するには、フレキシブルに使えるプロジェクトスペースの設置が効果的です。このスペースは、チームでのブレインストーミングや、プロジェクト単位での作業に活用できます。
可動式の家具や壁面ホワイトボードを設置すれば、その時々のニーズに合わせて柔軟に空間を活用できるでしょう。オンライン会議に対応したブースを設けることで、リモートワークとのシームレスな連携も可能になります。
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リフレッシュスペースの充実

オフィス環境に、ホッとひと息つける場所を設けることも大切です。従業員がリラックスしてエネルギーを回復できるスペースは、心身のリフレッシュに役立つだけでなく、新たなコミュニケーションの場にもなり得ます。
ゆったりとしたソファやマッサージチェア、仮眠スペース、あるいはアクティビティができる空間などがあれば、従業員の気分転換や集中力回復に役立つでしょう。
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コミュニケーション活性化を目指したオフィス事例3選
これまで、オフィスレイアウトがコミュニケーションに与える影響について見てきました。では、実際の企業ではどのような工夫がなされているのでしょうか。ここからは、イトーキがご支援した企業の中から、コミュニケーション活性化に焦点を当てた3つのレイアウト事例をご紹介します。
東急住宅リース株式会社 本社オフィス

不動産賃貸管理・運営を行う東急住宅リース株式会社。
グループ3社の本社オフィス移転において、イトーキはレイアウトプランニング、什器の選定・納品にいたるまで、総合的な空間デザインの支援を担当。レセプションエリアのオープンスペースには個室の会議室だけでなく、気軽に利用できるオープンな会議スペースも充実させた。
株式会社IDOM 品川オフィス

中古車販売買取の「ガリバー」ブランドを中心に、日本全国に店舗を展開する株式会社IDOM。
オフィス移転に伴うCS(クリエイティブスペース)の構築において、イトーキはプロジェクトマネジメント、レイアウトプランニング、什器の選定・納品にいたるまで、総合的な支援を担当。カフェ横には、象徴的なシルタテーブルを設置。お昼休憩を取る以外にも、ちょっとした打ち合わせや業務など、幅広い用途で使用できるエリアになった。
株式会社LIXIL 本社オフィス

住宅設備機器・建材メーカーの株式会社LIXIL。
2022年11月に実施したWINGビル(東京都江東区)から大崎ガーデンタワー(東京都品川区)への本社オフィス移転プロジェクトにおいて、イトーキはプロジェクトマネジメント、レイアウトプランニング、什器の選定・納品にいたるまで総合的な支援を担当。目抜き通りのようにオフィスを貫く全長約130mの通路はメイン動線として機能するだけではなく、働く人の顔が見えさまざまな出会いが生まれる。
イトーキはオフィスのコミュニケーション活性化をご支援します

オフィスにおけるコミュニケーションの活性化は、企業の生産性向上や従業員満足度アップに直結する重要な課題です。しかし、自社に最適なオフィスレイアウトを一から考えたり、これまでの働き方を大きく変えるのは、決して簡単な作業ではありません。
イトーキでは、長年培ってきた経験と知識を活かし、お客様の理想のオフィスづくりを総合的にサポートいたします。
コミュニケーション活性化のためのレイアウトや家具選び、新しい働き方の導入など、どんなことでもぜひ一度お気軽にご相談ください!貴社にとってベストなかたちのご提案をさせていただきます。