コンプライアンス

イトーキグループでは、法令遵守はもとより、公正な事業推進を実践する基盤となるコンプライアンス推進体制を構築するとともに、グループの全役員・従業員のコンプライアンス意識の強化に積極的に取り組んでいます。

イトーキグループは、コンプライアンス推進の最高責任機関として、リスク管理委員会の下にコンプライアンス担当役員を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置しています。
委員会は2022年度には3回開催され、具体的な施策の企画・立案や進捗管理・検証などを行いました。なお具体的な施策の実践や指導は、主要部門に配置したコンプライアンス推進委員と推進担当が担っています。
また、不正行為の防止や自浄作用の促進、そして社会的信頼の確保のために、内部通報窓口（ヘルプライン）を設置して運用しています。このヘルプラインは、従業員が安心して不正や問題点を報告できる仕組みとして、重要な役割を担っています。

イトーキグループは、グローバルに事業を展開する企業グループとして、「コンプライアンスとは社会の要請に応えること」という認識のもと、全役員・従業員に法令遵守のみならず企業倫理や社内規範の浸透を促し、さらには社会規範や社会貢献にも配慮しながら、国内はもとより各国・地域のステークホルダーの期待や要請に柔軟に対応しながら事業活動を展開しています。
2022年度には、コンプライアンス知識のアップデートを目的とした役員研修や階層別・職場別の研修を実施し、さらにグループ全体のコンプライアンスの強化と浸透を図るために、「コンプライアンス・ニュース」を定期的に発行しました。
また、毎年全グループ従業員を対象とした「コンプライアンス・アンケート」を実施し、その結果をコンプライアンス推進や啓蒙活動に活用しています。

コロナ禍によるテレワークの普及に伴い、従業員の労務管理や情報管理に関する新たなコンプライアンス上の問題が浮き彫りになっており、従来の対策に留まらず、より広い視野でコンプライアンス体制を強化する必要を認識しています。この課題に迅速かつ適切に対処するため、イトーキはコンプライアンス体制の充実を喫緊の課題と位置付け、取り組んでいます。