ベストを尽くせているか?世界に誇れるものづくりを、“チームイトーキ”で

ベストを尽くせているか?世界に誇れるものづくりを、“チームイトーキ”で

イトーキとの出会いは、地元近くにあった工場。幼い頃から馴染み深いその企業で、 現在は椅子の開発に携わる横山剛士さん。そのものづくりの現場には、それぞれの持ち場で発揮される“プライド”と“探究心”がありました。

横山 剛士

生産本部 関西工場 第1オフィス商品開発設計部

横山 剛士

ものづくりへの興味から大学時代には設計を専攻。“人々が触れるもの”をつくりたいという思いから、 2016年にイトーキへ入社。

入社以来、開発部にて椅子の設計を担当している。

※所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。

チェアの印象を左右する“背”を担うということ

「ものづくりって面白そう」――最初は、そんな純粋な興味が始まりでした。就職活動を進めるうちに「人の生活に寄り添うものをつくりたい」という確信へと変わり、辿り着いたのがイトーキの開発部でした。入社以来、椅子の開発に携わっています。

通常、椅子の開発は、「背」「座面」「肘」それぞれの担当者に加え、全体をまとめる“テーマリーダー”の4名で行います。

「QuAチェア(キュアチェア)」 の開発では座面を担当し、「nort(ノートチェア)」では背を担当しています。

特にデザイン性に富んだノートチェアでは、“背”が特長的です。縫い目やしわなど、細やかなこだわりが椅子の印象を左右するため、妥協は許されません。

また、各部を一人で担当することで、責任が大きくなる分、学びややりがいも大きい。現在は、 “テーマリーダー”を目指し、ひとつひとつの工程を通じて、経験を積み重ねています。

「良いものを作りたい」。役割が違っても、思いは同じ

私が製作したプロトタイプを上司に確認してもらった際、「もっとできるはずだ」という言葉をもらいました。その瞬間、無意識に「これくらいでいいだろう」と思っていた自分に気づかされたのです。

より良い設計にブラッシュアップしていくには、課題を洗い出す力と、それを解決に導くアイデアが不可欠です。本当に最適な設計になっているか?工夫を尽くせているか?――いくら考えても、良いアイデアが浮かばないこともあります。
それでも諦めずに、考え続けること。すると、ふとした瞬間に全く違う突破口がみつかることがあります。

行き詰まったときには、チームメンバーに相談し、意見を聞きにいきます。世代を超えて忌憚なく意見を交わし、誰もがものづくりに本気で向き合っているからこその高め合える環境があります。
そんな風土が、良いものづくりの源泉にもなっています。

「良いものを作りたい」という共通の想い

開発の現場では、品質はもちろん、生産現場の“作りやすさ”にも配慮します。

いくら画期的な設計であっても、量産できなければ意味がありません。

だからこそ、生産部の方々との意見交換を大切にしています。

ノートチェアの開発においても、背部分の最大の特長である“張りぐるみ”を実現するため、設計と生産プロセスの両面で意見交換を交わして、ブラッシュアップを重ねました。その際に感じるのは互いの中にある「良いものを作りたい」という共通の想い。

それがあるからこそ、頭をひねり続けるし、手を尽くし続ける。開発部か生産部かは関係ありません。良いものづくりを“チームイトーキ”として、常に追求しています。

いつか「イトーキといえばこれ!」をつくりたい

入社して3年。横山さんが実感するのは、「良い製品をつくるには全体が見えていないといけないということ」。各パーツが優れた設計であることは大前提ですが、それぞれが良くても良い製品ができるとは限りません。

だからこそ、パーツだけでなく “全体として美しく、機能的な製品”を作り上げるために、全体を指揮する”テーマリーダー”になりたい。そのために今は、座面、背、肘など、各部分の設計を経験し、学びを着実に積み上げている最中です。

そして何と言っても、これまで数多くの製品を世に送り出してきたイトーキで、いつか「イトーキといえばこれ!」と言ってもらえるようなヒット製品を手掛けたい。

オフィス用高機能チェアの草分けとなった 『vertebra』が大ヒットしたのは、それまでにない座り心地を実現したからでした。

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カジュアルな空間に合った高機能オフィスチェアnort(ノート)は、背面の樹脂フレームを生地で包む“張りぐるみ”により、重い印象を抑えたデザインを実現しています。

「『nort』は豊富なバリエーションがあることで、多様なシーンで活躍します。多くの方にぜひ座っていただきたいです」と横山さん。

これからも、常に時代に合ったニーズを設計に反映させながら、社内の企画部門、デザイナー部門、そして開発部門とともに、世界に誇れる“イトーキらしいものづくり”を追求していきます。

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