中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」の初年度となった第75期（2024年度）は、首都圏だけでなく地方都市においても社員満足度の向上や、人材獲得といった「人」への投資を重視する人的資本経営を意識した職場環境の改善ニーズが高まり、リニューアル案件や移転案件を中心に順調に推移しました。また、オフィス家具のIoT化と空間センシングにより、データを活用した最適な働き方やオフィス空間を提供する「Office3.0」領域においても新サービスの提供を開始するなど注力してまいりました。この結果、2024年度は売上高1,384億円、営業利益100億円を達成し、過去最高の業績を更新することができました。

また、中長期的に従業員のエンゲージメント向上が企業成長につながるという考え方のもと、従業員エンゲージメントスコア（会社に対する誇り）を経営の重要指標の一つとして掲げ、毎年、従業員を対象にES調査を実施しておりますが、2024年度の結果は昨年より7.8ポイント上昇し、過去最高となる82.5%となりました。

中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」2年目である2025年度は、「デジタル・デザイン・グループ・コンプライアンス」の４領域を重点課題に位置付け、イトーキグループ一丸となって業績達成に向けて尽力する所存でございます。

今後も企業価値向上および株主還元の充実に務めてまいりますので、引き続き、ご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。