働き方もオフィスもパワフルに「進化」させるために。動と静のグラデーションが特徴的な、働く場所をフレキシブルに選べるオフィス
1965年の創業以来、両備グループのICT部門の中核を担う株式会社両備システムズ。2022年11月に杜の街グレース オフィススクエアへのオフィス・本社機能移転を行った「杜の街オフィス増床プロジェクト」において、イトーキはプロジェクトマネジメント、レイアウトプランニング、什器の選定・納品にいたるまで、総合的な支援を担当。岡山に根づく企業ならではのこだわりが詰まった、同社が目指す新しい働き方を実現させるオフィスが完成した。

執務エリア
執務エリア
執務エリア内に「靴脱ぎスペース」を設置。高さのある植栽や下がり天井でゆるく仕切ることで、落ち着ける空間に仕上げている。

執務エリア
執務エリア
1席ずつパーティションで仕切られた、ソロワーク向けのデスクも充実。

執務エリア
執務エリア
フレームとフェルトのクロスで間仕切りを作り、オープンな会議室を設置。チーム単位での作業や気軽な打ち合わせに適している。

ミーティングコーナー
ミーティングコーナー
社内会議等に活用されるミーティングコーナー。丸テーブルを囲むカジュアルなスタイルで、チーム内の活発な議論を生み出す。

ショールーム
ショールーム
岡山に根付く両備システムズらしさを表現した「みせる(見せる/ 魅せる)ショールーム」。ベンチの張地にはデニムを採用。

カフェ空間
カフェ空間
「杜の街グレース」というビル名にちなんだカフェ空間「杜café」。床材や照明の色温度を変え、隣接する執務エリアと差を付けている。
User’s Voice
株式会社両備システムズ
総務・人財統括部
統括部長
髙取
一成氏
新型コロナウイルスの感染拡大、そして、創業以来50年以上にわたり専業特化を掲げ、各事業部門の独立分社化を進めてきた当社の全6社対等合併など、内的・外的環境が大きく変わった2020年。今一度従業員の想いを一つにするために、そして10年後の未来を見据えるためには、働き方とオフィスを「進化」させることが必要でした。
そこで目指したのは、「社員が会社に来たくなるオフィス」「クリエイティブなオフィス」「ブランド価値を高めるオフィス」。働き方もオフィスの在り方も変容し暗中模索の中での挑戦でしたが、イトーキさんは何度も議論を重ねながら、私たちの想いをよく理解し、私たちを思ったオフィスに仕上げてくださいました。
什器を一つとっても、当社の原点である岡山について深く調べたうえでご提案いただいたり、時には備前焼の作家さんの工房まで一緒に足を運んでくださったり……と、私たちに寄り添い、想いやイメージを一つひとつ共有しながら伴走いただいたと思います。今後も当社と「ともに挑み、ともに創る」パートナーとして、ご一緒させていただきたいです。
Comment

Designer
小川 遥
Haruka Ogawa
今回のプロジェクトでは、両備システムズ様が岡山県に根づく企業であることを踏まえ、「ハレCo-モリ」というデザインコンセプトをご提案しました。これは、「晴れの国おかやま」、「ともに挑む、ともに創る。(個の力の結集/ Co-クリエーション)」、「杜の街グレース(入居ビル名)」という、本プロジェクトを象徴する複数のキーワードを組み合わせ昇華した造語です。 とくに「岡山らしさ」は企業のアイデンティを表現するうえで欠かせない要素と考え、岡山県産材を使用したテーブルやデニム地のベンチ、岡山県名産のフルーツをイメージしたゲストルームなどをプランニング。一つひとつのデザインに込めた意味や想いをお伝えしながら作り上げた、とても印象深いプロジェクトとなりました。
Designer
玉田 奏子
Kanako Tamada