Ripple
Labを中心とした働き方で社員自ら変化を楽しみながら
生産性・創造性を高める共創型オフィス
滋賀県大津市、琵琶湖を眺望する風光明媚な環境に本社を置くオプテックス株式会社は、センシング技術のトップ企業としてのさらなる事業成長を見据え、新しい働き方を目指す「New Work Styleプロジェクト」を発足。組織のあり方や環境について議論を進める中で、たどり着いた方向性は、社員が自ら考え実践する働き方。プロジェクト名を「Ripple Work Project 」に改め、生産性・創造性を高めるオフィスリニューアルを実施した。
外観
外観
琵琶湖の西岸に建つ本社は2004年の建築。立地と当時の内装にも、社員が快適な環境で働けるようにとの思いが見て取れる。
共創スペース「Ripple Lab」
共創スペース「Ripple Lab」
クローズドの部屋で行われていた実験・検証作業を、執務エリアの中央に再配置。他部門との意見交換の機会が生まれ、アイデア創出の場となった。機能性とデザイン性を併せ持つ家具で、商品開発の世界観を演出。
共創スペース「Ripple Lab」
共創スペース「Ripple Lab」
カフェに隣接するスペースには、大型の置き式スクリーンを設置。社内プレゼンやセミナーなど、知の交流の場となっている。
共創スペース「Ripple Lab」
共創スペース「Ripple Lab」
フロアを回遊できるシンプルなゾーニングの西エリア。工具やセンサーをメッシュパネルに設置して活用する想定。天井メッシュには電源コンセントも装備した。
執務エリア
執務エリア
Ripple Labの周囲には、さまざまなタイプの執務スペースを設定。メッシュパネルに設置した両面ホワイトボードが、スピーディなアイデアの共有を促進する。
コミュニケーションスペース
コミュニケーションスペース
中央にコミュニケーションスペースを配置した東エリアのオフィス。湖畔の遊歩道を歩くイメージで、執務エリア全体を見渡せる。
カフェスペース
カフェスペース
Ripple Labのロゴは、外部デザイナーとのコラボレーションでデザインした。建築工材の素地を活かしたサインパネルが、モノづくりの工房をイメージさせる。
User’s Voice
オプテックス株式会社
管理本部
人事総務部
輕野
雄介
氏
イトーキとは初めての取組でしたが、当社が掲げるリニューアルの目的とコンセプトをしっかり読み解いて、伴走していただいたという印象です。社員の皆さんが実際に働いているイトーキ本社オフィスの見学は、働き方やさまざまな場を考える際の参考になりました。また、複雑で難しい課題にも解決策をスピーディにご提案をいただいたりと、常に信頼できるパートナーでした。
風景を取り込む提案によって、琵琶湖の価値を再認識できたのも大きな収穫です。「Ripple Work」は、まだ始まったばかりですが、社員は現在進行形で働き方をどんどん進化させています。イトーキとは同じビジョンを見据え、この先も一緒に取り組んでもらいたいと考えています。
Comment
お客様の想いが詰まった「Ripple Work」というコンセプトをどのように具現化できるのか、また琵琶湖に面した最高の立地を活かした空間をどのように構築できるのかという部分にフォーカスし、お客様と想いを一つにし、共に創ることができたオフィスです。
「Ripple Lab」という、フレキシブルでありながら様々な利用シーンを想定した象徴的な共創スペースが肝となり、働き方を大きく変えることができました。マテリアルにもこだわり、開発者の方々が活発に共創できるLab空間が実現できたと思います。
プロジェクトメンバーの方々の前向きな姿勢に何度も助けられながら、走り抜くことができました。このような素敵なプロジェクトに携わることができ、とても光栄です。
Designer
渡部 真依子
Maiko Watabe