イトーキグループは、法令遵守はもとより、より公正な事業推進を検討・検証する基盤となるコンプライアンス推進体制を構築するとともに、グループの全役員・社員のコンプライアンス意識の強化・徹底に積極的に取り組んでいます。
イトーキグループのコンプライアンス推進に関する最高責任機関であるコンプライアンス委員会は、2021年度には3回開催され、グループ内コンプライアンス推進施策の企画・立案、管理・検証などを行いました。また、職場などにおけるコンプライアンスの実践や指導・啓蒙などに関しては、各拠点の従業員により推薦で選出されたコンプライアンス推進委員と推進担当が配置され、各現場での浸透を担い、推進体制を維持しています。
なお、ハラスメントや不正行為の防止と自浄作用の促進ならびに社会的信頼の確保のため、公益通報者保護法に基づく内部通報窓口(ヘルプライン通報窓口)を設けて運用しています。2021年度の通報件数は、18件です。
コンプライアンス推進体制図
イトーキグループはグローバルに事業を展開する企業グループとして、「コンプライアンスとは社会の要請に応えること」であるという認識のもと、グループの全役員・社員に対し法令遵守にとどまらず企業倫理や社内規範の浸透を図り、さらには社会規範や社会貢献などにも配慮しながら、国内はもとより各国・地域のさまざまな期待や要請に柔軟に対応しながら事業活動を行っています。
なお、2021年度の教育研修活動としては、コンプライアンス知識の高度化と認識の高位平準化を目指した研修(階層別研修、e-ラーニングなど)を実施しました。e-ラーニングの受講率は93.6%に及びました。さらに「コンプライアンス・ニュース」などの発行を通じてグループ全体のコンプライアンスの強化と浸透を図っています。
また、毎年全グループの社員を対象とした「コンプライアンス・アンケート」を実施し、調査結果をもとに各部門、各グループ会社のコンプライアンス委員とともに、その後のコンプライアンス推進活動や啓蒙活動に役立てています。