人と地球をイキイキさせる、ものづくり・空間づくり

SDGs3・7・12・15

目的・考え方

イトーキグループは、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインと環境に配慮したエコデザインの融合による「Ud&Eco style(ユーデコスタイル)」を基軸としたものづくりを進めています。製品ライフサイクルに関わる全ての段階で、より多くの人が同じように使うことができ、環境負荷のより小さい製品を社会にお届けできるよう努めています。さらに、「Ud&Eco style」のアプローチを空間設計・場づくりにも応用し、幅広いソリューションを生み出すなど、「人も活き活き、地球も生き生き」というビジョンステートメントの具現化に向けて取り組んでいます。

主な取り組みと成果

ユニバーサルデザインとエコデザインの融合

コーポレートメッセージを製品に組み込むための指針

コーポレートメッセージに「Ud&Eco style」を掲げるイトーキでは、人への配慮を具現化するための「Udプロダクト指針」と、地球への配慮を具現化するための「Ecoプロダクト指針」の2つを開発プロセスに組み込み、製品開発を行っています。具体的には、「Udアセスメントシート」と「Ecoアセスメントシート」を使って社内でレビューを実施し、人への配慮と地球への配慮を評価して、それぞれ3つのレベルに位置付けます。このようなプロセスにより、UdとEcoがより高い水準で融合するものづくりを目指しています。

Udプロダクト指針

Ecoプロダクト指針

Ecoプロダクト指針

Udプロダクト指針

Ud&Ecoプロダクトレベル評価

Ud&Ecoプロダクトレベル評価

Udプロダクト設計

イトーキは、安心・からだ・感覚・あたま・自由という視点で製品を設計し、人にやさしく、多くの人が同じように使用できる製品を社会にお届けしてきました。 こうした設計の具体的な切り口は、製品によってさまざまです。
例えば、ミレッザチェアは操作レスで着座者の体重に応じてロッキングの反力が調節される「オートマチックテンションロッキング機構」を採用。ワーカーの体格に合わせた最適な座り心地を提供します。
またアクトチェアに採用されている「4Dリンクアーム」は作業姿勢や体格、好みによって直感的に肘位置を上下・前後・角度・左右方向自在に動かすことが可能で、常に最適な肘位置をキープできます。 デスク製品のトイロは、天板を昇降させてワーカーの体格にデスクの高さをフィットさせることが可能です。疲れにくい理想的な姿勢をとれることで、身体への負担を軽減します。また、立位で働くことを促すことにより、長時間座り続けるデスクワークの健康障害のリスクも低減します。
現在は、あらゆる新製品にこのUdプロダクト指針の視点を組み込んでいます。

ミレッザチェア

ミレッザチェア

背もたれの位置強度を自動調節する「オートマチックテンションロッキング機能」

背もたれの位置強度を自動調節する「オートマチックテンションロッキング機能」

ワンアクションで自在に動かせる4Dリンクアーム

ワンアクションで自在に動かせる4Dリンクアーム

Ecoプロダクト設計

イトーキでは、Ecoプロダクト指針に基づき、調達・設計・生産・販売・輸送・廃棄・リサイクルなど、製品ライフサイクルに関わる全ての段階に環境保全の視点を組み込んでいます。

省資源・省エネ

座部のウレタン量を減らす「ベンディングシート」

「ベンディングシート」とは、チェア座面の芯材部に多数のスリットを設けることで、座った際の重さに応じて自在にたわむように設計されたシートです。この構造によって、座る人の姿勢変化にもフレキシブルに対応でき、体になじむ快適な座り心地を実現します。また、経年劣化を受けやすいクッション材のウレタンの厚みを大幅に減らし、省資源に貢献しています。さらに、ウレタンが薄くなったことによりスタッキング効率がアップするとともに座位基準点が低くなり、よりフレキシブルなセッティングが可能となりました。
ベンディングシートは、アクトチェア、セクアチェア、フリップフラップチェア、スピーナチェア、エフチェアをはじめ、今までに発売された多くの事務・会議チェア製品に採用されています。

リデュース・リユース

ロングライフ化の工夫

イトーキでは、「ひとつの製品を長くお使いいただくことが究極のエコ」と考え、製品のロングライフ化に取り組んでいます。耐久性を高めることはもちろん、お客様が「長く使いたくなるようにする」ことも、設計の視点としています。 フルゴチェアでは、事務用チェアで最も汚れやすいのは背もたれの上部であることに着目し、張地に直接触れることなくチェアを動かせるよう、把手付きのデザインを採用。背もたれの汚れを気にすることなく、長くお使いいただけるようにしました。また、ハイバックとローバックの変換がパーツ交換なしで可能なため、役職や使用環境に合わせて対応でき、資源の有効活用につなげています。

フルゴチェアハイバック

フルゴチェアハイバック

フルゴチェアローバック

フルゴチェアローバック

最も汚れやすい背もたれに直接触れずにチェアを動かせるデザイン

最も汚れやすい背もたれに直接触れずにチェアを動かせるデザイン

チェアのほとんどのシリーズで、消耗品である背もたれ、座、キャスターなどの交換パーツを用意し、さまざまな取り組みで製品のロングライフ化を進めています。

プラオチェアの背交換

プラオチェアの背交換

キャスター交換可能

キャスター交換可能

部品交換のしやすい設計を重視

パーツ単位での部品交換がしやすく、廃棄するときに素材ごとにリサイクルしやすいよう、解体容易設計を採用しています。
コセールチェアは、従来はクッションごと交換していたものを、クロスのみの交換を可能とすることで、クッション部を廃棄せずリユースやロングライフ使用ができるようにしました。フルゴチェアでも同様の設計を採用し、クロスのみ交換が可能な製品のラインナップを増やしました。
他の製品領域でもこうした設計を導入し、例えばFSXⅡパネルシステムは、パーツ単位で部品交換できる簡易組立解体構造を採用しています。

背張地交換

背張地交換

背裏クロスの交換

背裏クロスの交換

座張地交換

座張地交換

リサイクル

再生素材を使用

デスクの引出し前板、チェアの背座面の芯材や操作レバー、パネルの張地などの多くの部材に、再生樹脂や再生繊維など、さまざまな再生素材を使用しています

張地に再生素材を使用した<br>アフィーノのデスクパネル

張地に再生素材を使用した
アフィーノのデスクパネル

リサイクルしやすい設計を重視

製品の設計段階から、廃棄時に簡単に解体・分別できる「解体容易設計」を採用しています。また、パーツの単一素材化を図り、複雑な分別作業もなく、効率よくリサイクルができるようにしています。
チェア製品では、ビスを極力使わない機構を採用しており、エピオスチェア(肘なしタイプ)の場合は、使用しているビスは1本のみです。
フリーアクセスフロアでは、フロアパネルと付属パーツ部材はいずれも単一素材で構成し、設計段階から「簡単施工・簡単分別・リサイクル」を考慮しています。強度を保ちながら軽量化を実現し、床や建物への質量負担も大幅に軽減しています。

クレアパートのガラス引き戸とガラス連想タイプは、ガラスとアルミフレームの固定をコーキングから樹脂パッキンと両面テープに変更。ガラスとアルミフレームの分別が容易で再利用可能な設計にしました。

クレアパートのガラス引き戸とガラス連想タイプは、ガラスとアルミフレームの固定をコーキングから樹脂パッキンと両面テープに変更。ガラスとアルミフレームの分別が容易で再利用可能な設計にしました。

リサイクルしやすい素材を推奨

製品に使用する素材には、スチール、アルミなどの金属や、ポリエチレン、ポリプロピレンといったオレフィン系樹脂など、リサイクルしやすいものを積極的に使用しています。樹脂パーツには、廃棄時の分別やリサイクルがしやすいよう、パーツごとに材質表示をしています。

ポリプロピレン
  • リサイクル素材とは熱可塑性プラスチック(PP、 PA、POM等)で、ウレタン等は除きます。
プラオチェアは、リサイクル可能素材を約90%、再生素材を50%以上使用

プラオチェアは、リサイクル可能素材を約90%、再生素材を50%以上使用

インフューズブロックは、再生効率のよいアルミを主材に使用

インフューズブロックは、再生効率のよいアルミを主材に使用

W1500以上のインターリンクの天板内部は、リサイクルしやすい単一素材(スチールハニカム)を使用

W1500以上のインターリンクの天板内部は、リサイクルしやすい単一素材(スチールハニカム)を使用

環境ラベル

環境に配慮した製品の外部認定取得や基準への適合を進めています。「エコマーク」(公益財団法人日本環境協会による環境配慮型製品の認定制度)では、チェア、デスク、キャビネット、フリーアクセスフロアなど合計14シリーズが認定されています。

エコマーク認定商品(公益財団法人日本環境協会)

家具・建築製品(内装工事関係用資材)
14シリーズ

※ 2018年12月現在

Ud&Ecoの視点による空間設計

イトーキでは、「Ud&Eco style」のアプローチを、製品設計に留まらず、空間設計やそれに役立つサービスにも適用しています。働きながら健康になる空間づくりの「ワークサイズ」、必要な場所に必要な明るさを提供するタスクアンビエント照明「エクタル」、生物多様性の保全と持続可能な利用を実現する国産材活用ソリューションである「エコニファ」によるオフィス空間への木材利用など、幅広い場面において取り組みを展開しています。
空間づくりにあたっては、お客様の課題を明確にし、それをクリアするための提案を行い、お客様とディスカッションをしながら形にしていく、というプロセスを踏むことを基本としています。

「ワークサイズ」と「エコニファ」を組み合わせた「Promenera」

「ワークサイズ」と「エコニファ」を組み合わせた「Promenera」
「Promenera( プロメネーラ)」は、木目の美しさが際立つ座面にU字とV字を組み合わせたフレームが、床面に接地することで揺れを生み出します。

2018年度顧客に対する環境配慮型ワークプレイスの提案件数

目標
250
実績
262

ワークサイズ

Workcise(ワークサイズ)は、「Work(働く)」と「Exercise(健康活動)」を組み合わせたイトーキの造語で、立って仕事をする、積極的に歩くといった「仕事にも健康にも良い行動」のことです。ワークサイズを誘発する空間プランニングによって、私たちが1日の大半を過ごすオフィスを「仕事をするほどに健康になる場所」にすることを目指しています。さらにイトーキでは、「立つ」「歩く」「座る」といったオフィス活動を自動計測するアプリ「ワークサイズApp.」なども提供し、ワークサイズを社員に浸透させ健康経営を実現していくプロセス全体をサポートしています。

詳しくはこちらをご参照ください。

ワークサイズを促進する上下昇降デスク「toiro(トイロ)」

ワークサイズを促進する上下昇降デスク「toiro(トイロ)」

ワークサイズを促進する上下昇降デスク「toiro(トイロ)」

エクタル

Ectal(エクタル)は、オフィスにおける光環境の快適性を損なわずに、より効率的なエネルギー利用を実現する快適照明システムです。光環境をコントロールすることで、働く場に状況に応じた変化をつけたり、生体リズムにふさわしい配慮をしたりすることができます。同時に、電力の使用を最適化することで、消費量を削減することが可能です。

エコニファ

Econifa(エコニファ)は、日本の国土の約7割を占める森林の針葉樹や広葉樹を洗練されたデザインテンプレートに適用して活用し、森によるCO2吸収量の増加と、まちでの木材利用によるCO2固定量の増加に貢献し、木材による上質な循環型社会の実現を目指す取り組みであり、またそのための製品ブランドです。製品としてのご提案だけでなく、空間全体にエコニファを使用する取り組みも活発に進めています。

詳しくはこちらをご参照ください。

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