環境マネジメント

SDGs3・7・12・15

目的・考え方

イトーキグループは、持続可能な循環型社会の実現のために「人も活き活き、地球も生き生き」をビジョンステートメントとし、地球環境の保全を本来業務の一環と位置付けています。すべての事業領域において地球環境の保全を進めるため、環境活動の指針となる「イトーキ環境方針」と具体的な「行動指針」を定め、環境マネジメントシステムを運用し、継続的改善に努めています。

主な取り組みと成果

グループ環境経営体制

イトーキグループ全体で環境経営体制を構築

すべてのグループ会社において同じレベルの環境活動を推進していくため、グループ環境経営体制の構築を進めています。全ての連結子会社において、環境マネジメントシステム(EMS)を構築。グループ全体の環境マネジメントサイクル(大きいPDCA)と、サイト・事業ごとの環境マネジメントサイクル(個別のPDCA)を連動させ、全社員が参加する環境活動を推進しています。
また、各サイト・事業の環境マネジメントシステムは、全社監査で全社方針および全社目的目標が各本部に展開され、適合しているかチェックするとともに、本部内監査で各サイト・事業の環境活動の進捗確認や課題に対する改善の機会を特定し、環境活動の向上に役立てています。

環境マネジメントサイクル

環境マネジメントサイクル

情報システムを活用した環境経営水準の向上

イトーキグループでは、環境経営の水準を高めるために、情報システムを多角的に活用しています。その中核である環境パフォーマンス管理システム「エコパ」は、全社環境会議への報告、行政への報告、お客様への情報提供、環境の目的・目標と環境方針の策定、改善活動を実施している部門へのフィードバックなどを支援するものです。
また、製品のSDS情報やVOC含有情報を迅速で正確にご提供するための製品含有化学物質管理システム「ケミ・サーチ」や、産業廃棄物の行き先を管理し適切な処理を可能にする「電子マニフェスト」も運用しています。

ISO14001統合認証

イトーキは、1999年11月に取得し、2005年6月の製販統合に伴い、同年11月に全社でISO14001統合認証取得しました。これにより、製造から販売まで一貫した環境マネジメントシステムのもとでの取組みが可能となりました。認証取得後もイトーキグループ一体となった、環境保全活動の推進や環境コンプライアンスを遵守のために統合認証をグループ会社に拡大し、環境マネジメントシステムの継続的な改善を推進しています。

イトーキグループにおけるEMS構築・ISO14001取得状況

EMS構築社数
13
社内ISO14001取得社数
11

ISO14001取得子会社

  • 統合認証取得:(株)イトーキエンジニアリングサービス、(株)イトーキシェアードバリュー、三幸ファシリティーズ(株)、(株)シマソービ、(株)イトーキ北海道、(株)エフエムスタッフ、(株)イトーキマーケットスペース、(株)イトーキ東光製作所、イトーキマルイ工業(株)、伊藤喜オールスチール(株)、富士リビング工業(株)
  • 単独認証取得:(株)ダルトン、諾浩家具(中国)有限公司 Novo Workstyle (CHINA) Co., Ltd.

環境方針

イトーキグループは、あらゆる環境活動の指針となる「イトーキ環境方針」と具体的な「行動指針」を定め、環境保全活動に取り組んでいます。この「イトーキ環境方針」と「行動指針」は、イトーキグループ全体(イトーキおよび国内外にある21のグループ会社)で共有しています。

イトーキ環境方針

イトーキグループは、地球環境問題が生き生きと持続する美しい地球と活き活き活動する人びとが暮らす自然豊かな社会を未来に引き継ぐための最重要課題であると認識し、事業活動の全ての領域で限りある資源の有効活用と生物多様性の保全及び地球環境への負荷の低減を図り持続可能な社会の実現に貢献していきます。

行動指針

  1. 地球環境と人に配慮した製品・サービスおよび空間デザインを提供します。製品開発においては、「Ud&Eco style(ユーデコスタイル)」を基軸としたものづくりによる製品の「Eco(エコ)・プロダクト」化を推進します。
  2. 日常の業務に環境活動を取り込み、地球環境の保全と汚染の予防に努めます。
    1. 省資源、省エネルギーおよびリサイクルの促進
    2. 有害物質の管理の徹底と使用量の最小化
    3. 地球温暖化ガス(CO2)および環境汚染物質の管理による放出量の最小化
    4. グリーン調達、グリーン購入の促進
    5. 地球環境負荷の低減に資する技術の研究・開発
    6. 生物多様性の保全
  3. 環境関連法規制等、その他当社が同意する規制・協定等を順守します。更に自ら環境基準を定め、これを順守します。
  4. 要員一人ひとりに環境方針を周知させるとともに、計画的な教育・訓練を通じて環境意識の向上を図り、業務に反映できるよう人材を育成します。
  5. 環境マネジメントシステムの継続的改善を図ります。

環境中期計画

マテリアリティ視点で環境活動を展開

イトーキグループは「人も活き活き、地球も生き生き」する持続可能な社会に貢献することを念頭に、環境中期計画を策定しています。
2018年の環境目標は、事業プロセスとライフサイクル思考を取り入れたリスクと機会の観点から、イトーキグループにおける環境のマテリアリティ分析を基に、より事業と一体化したものになりました。特に、環境活動をイトーキグループだけでなく、サプライヤーに拡大した活動にしています。
また、2019年以降の目標はビジョンステートメントに基づいて策定した「イトーキのCSR方針」を受けて特定したマテリアリティのひとつである環境経営において2030年のイトーキ環境経営のありたい姿として、低炭素社会、生物多様性の保全、資源循環の項目で「チャレンジ2030」として中長期目標を設定しました。

イトーキチャレンジ2030目標

【低炭素社会のために】CO2排出量30%削減(2013年度比)/【生物多様性の保全】持続可能な資源活用 FSC認証材活用率30% 国産材活用/【資源循環】排出物の削減ゼロエミッションの達成、水の使用量削減

推進体制

イトーキグループでは、環境管理体制として、グループ会社を含む経営組織に準じた本来業務の体制と、エコオフィス組織※それぞれに、環境管理責任者・事務局を設置しています。
環境保全活動の進捗は、社長を議長に執行役員以上とグループ会社社長をメンバーとする「全社環境会議」でレビューし、そのレビュー結果は、環境管理責任者・事務局会議とグループ会社の環境管理責任者・事務局会議の場で情報共有しています。
また、製造部門はオフィス部門と違って環境負荷が大きいことから、全社横断的な生産本部環境会議を隔月で実施し、環境負荷低減の実施状況の把握、改善策の検討などを行って、情報の共有を図っています。

  • エコオフィス組織
    各地域ごと(支社・支店単位等)の、オフィス空間における紙、ゴミ、電気等の「省・省・分・リ(省エネ、省資源、分別・リサイクル)」活動を推進する組織。

環境保全推進体制図

環境保全推進体制図

環境監査

内部環境監査

環境マネジメントシステムの適切な運用と取り組みレベルの向上、および環境コンプライアンスの順守状況の確認のために、内部環境監査を毎年実施しています。
「本部内監査」では、各部門の活動が環境マネジメントシステムの要求事項に沿って行われているか、環境目標に対する進捗状況はどうかなどを、各本部の業務に精通した内部監査員有資格者が確認しています。
また監査の有効性を高めるため、「全社監査」を実施。運用している環境マネジメントシステムがISO14001の規格の要求事項を満たしているかについて、他部門の内部監査員有資格者が確認しています。
さらに監査を適切に執り行うため、内部監査実施者を対象にした内部監査員レベルアップ研修を監査前に実施しています。

内部監査員新任研修

内部監査員新任研修

内部監査員レベルアップ研修

内部監査員レベルアップ研修

外部審査会社による審査

環環境保全活動による成果の客観性を保つため、外部審査会社による審査も導入しています。 内部環境監査による社内での厳しいチェックを基に改善に努めた結果、2018年度の外部審査会社による審査では、B所見が1件、O所見が49件、G所見が32件という結果になりました。 B所見、O所見については速やかに是正を行い、マネジメントシステムの改善につなげています。

外部審査 経営者面談

外部審査 経営者面談

  • B所見:マネジメントシステムへの影響は小さいが、是正処置の必要がある
  • O所見:審査機関からの改善の提案
  • G所見:マネジメントシステムでよい結果を出している

環境教育

多角的な環境教育の実施

イトーキグループでは、環境活動を主体的に担う社員をより多く育成していくため、体系的な内容の環境教育を行っています。
イトーキの環境活動の意義を理解し、エコマインドを身に付けるための一般教育を、新入社員や中途入社社員を含む全社員向けに行うほか、廃棄物処理、アスベスト管理、森林認証、緊急事態対応といった個別テーマについて、関係部門を対象に実施する専門教育も行っています。研修後には参加者を対象にしたテストを実施し、力量を評価しています。また、アンケートを実施し、翌年以降の研修内容の改善に役立てています。

2018年に実施した環境教育プログラム
教育区分 教育科目 教育目的 受講対象者
一般教育 新入社員研修 ・企業活動における地球環境問題の位置づけ、重要性の理解。
・イトーキの環境活動の概要の理解。
・イトーキ社員としての環境方針、EMSの継続的改善の重要性の理解。
新入社員
中途入社社員研修 中途入社社員
昇格候補者研修
(昇格試験問題にて代用)
階層に応じた環境活動の理解 昇格者候補者
自覚の教育

※グループ会社含む

・イトーキグループ社員としての環境方針、EMSの継続的改善の重要性の理解。
・本来業務におけるイトーキの環境活動の理解。
全要員
専門教育

※力量評価を行う教育

廃棄物処理法教育 廃棄物処理法順守の為、現場で必要な知識を取得する。 営業部門、営業系グループ会社
グリーン購入法教育 グリーン購入法順守の為、必要な知識を取得する。 開発部門
内部環境監査員新任教育
(2015年版規格改訂教育)
環境ISO14001規格改訂に伴い2015年版の教育を実施する。 内部監査員候補者
内部環境監査員レベルアップ教育
(グループ会社含む)
・内部監査の効率化と、効果の向上を図る。
・リーダー育成
内部監査員
エネルギー管理講習
(ビル・オフィス関係)
省エネ法第18条第2項に従いエネルギーの管理をする為。 総務部門
CSR推進部
事業所内1人
法規制等順守評価教育 各本部等でどの法規制が該当するかの判断及び、該当する法規制等を順守しているかどうか評価が出来る力量を取得する。 法規制等順守評価担当者(主に環境事務局)
著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業の手順書教育 著しい環境影響の原因となる可能性をもつ作業の環境リスクの重大性を理解すると共に、緊急事態発生時の対応に必要な知識、力量を習得する。 手順関係者
排水処理運用管理手順に関する専門教育

排水処理運用管理手順に関する専門教育

省エネに関する専門教育

省エネに関する専門教育

排水処理運用管理手順に関する専門教育

関連法規制等の教育

統合的・横断的な活動の推進

イトーキグループは、「環境」の取り組みを単体で考えず、常に他の重点分野(安全、品質、生産、原価、人材育成)と一体的に捉え、トータルな水準向上に努めています。各工場では係・班単位の問題を自職場で日常的に解決するPDCAとともに、部門/組織を跨る問題をプロジェクトで解決するPDCAも構築してきています。

管理ボード・改善ボードで、「安全」「環境」「品質」などの6分野を統合的に管理

工場内の複数の箇所に設けられている管理ボード・改善ボードで、問題点や課題を共有しています。管理ボード・改善ボードには、環境以外にも「安全」「環境」「品質」「生産」「原価」「人材育成」という生産活動における重点6分野の情報を整理して掲示しています。情報の「見える化」だけでなく、相互の関連性を把握することで、より質の高い環境活動を行える企業風土の醸成を目指しています。
また、朝礼や終礼を管理ボード・改善ボードの前で実施し、管理職と現場社員とのコミュニケーションに役立てているほか、現場の気づきや意見をその場で管理ボード・改善ボードに記入してもらい、社員からのボトムアップと相互のコミュニケーションの活性化を促すことで、工場全体の改善活動の推進力となっています。
2013年度からは、グループ会社およびグループ外の関連会社にも管理ボード・改善ボードの導入を進めています。グループ会社への横展開はほぼ完了し、関連会社では2社が導入しています。

管理ボード・改善ボードによる重点6分野への意識と情報の共有

管理ボード・改善ボードを活用し、社員自ら環境活動の質を高める

管理ボード・改善ボードを活用し、社員自ら環境活動の質を高める

管理ボード・改善ボードを活用し、社員自ら環境活動の質を高める

管理ボード・改善ボードを活用し、社員自ら環境活動の質を高める

自主研活動(自主研究活動)

2010年より本格的にTPS活動に取り組み8年が経過しました。今や4Mでメンバー編成することが当然のこととして、自主研活動が各地で展開されていますが、自主研活動の開始当初は、部門の壁に阻まれて改善が進まないことも多々ありました。「異職種改善活動」という4Mの観点でメンバーを人選する仕掛けにより部門間の壁は取り払われ、メンバー間で課題を共有し、ベクトルを合わせて目標達成に向けて取り組んでいます。

原価低減、工数低減などは環境とも密接な関係にあり、活動の目標として環境を含む6分野の改善目標を設定します。
また、イトーキとお取引先との継続的発展を目指し、社外に向けた自主研活動もさらに活性化しています。内作工場各地では資材部門が中心となって「取引先自主研」を本年も実施し、「関係会社・仕入先自主研」に関しては各部門が連携して、領域別(設計・購買・製造)での活動を実施しました。今後もより一層、全社的な活動として原価低減、環境改善に貢献していきます。

統合的・横断的な活動を推進する重層的なPDCA

統合的・横断的な活動を推進する重層的なPDCA

平井社長による工場点検会(関東工場)

平井社長による工場点検会(関東工場)

平井社長による工場点検会(関西工場)

平井社長による工場点検会(関西工場)

平井社長による工場点検会(関東工場)

取引先自主研活動風景
(富士リビング工業株式会社)

平井社長による工場点検会(関西工場)

取引先自主研活動風景
(イトーキマルイ工業株式会社)

中国の生産拠点における環境マネジメント

中国・ASEAN・インド市場向けのブランド「joyten」の家具等を生産する諾浩家具(中国)有限公司 Novo Workstyle (CHINA) Co., Ltd.では、2012年6月にISO14001の認証を取得し、現地の人材を専任リーダーとする体制で環境活動を推進しています。イトーキグループ共通の「重点6分野」へのアプローチにより環境保全を図りながら、生産プロセスの総合的な改善に努めています。これまで粉体塗装設備の導入、照明のLED化、材料の無駄の削減、薬剤や溶接に用いるガスの使用量削減、汚泥の乾燥による減容化処理、薬品変更(リンフリー化)、ボイラーを高効率の機種に更新など、さまざまな環境配慮に努めてきました。

2018年度は、塗装ラインにおける粉末塗料回収装置の更新を行いました。結果、粉末塗料回収・再利用率は93%→97%にアップ、粉末塗料年使用量は3t削減、金額換算では、約148万円/年の削減となりました。

粉末塗料回収装置

粉末塗料回収装置

2019年は、環境ISO外部審査指摘事項対応として、溶接区域における溶接煙の収集装置の新設を計画しています。この計画により優しい作業環境を作ることも目的としています。
また、VT・FGチェア 2脚のGREENGUARD認証取得、キャビネット・ワゴン・ロッカー・パネルワークステーション・デスク 5機種の中国環境环境マーク認証取得を目指して活動してまいります。

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