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オフィス家具のサブスクを利用するメリットは?レンタル・リースとの違いも解説

近年、オフィス家具のサブスクリプションサービスが注目を集めています。月額定額制のため、オフィス家具を導入する際の初期費用が削減できることや、企業の成長やニーズに合わせて柔軟に家具を入れ替えられる点が大きなメリットです。

本コラムでは、オフィス家具におけるサブスクの特徴から、レンタル・リースなど他サービスとの違い、メリットとデメリット、選び方のポイントなどを詳しく解説します。オフィスの家具の調達でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!

オフィス家具のサブスクリプションサービスとは?

まずは、オフィス家具サブスクリプションサービスの概要と、近年注目されている背景についてご説明します。

オフィス家具サブスクサービスのしくみと特徴

オフィス家具のサブスクリプションとは、月額定額料金を支払うことで、デスクやチェア、収納家具などのオフィス家具を一定期間自由に利用できるサービスです。
従来のように、オフィス家具を購入して揃える場合は、多額の初期費用が必要になります。しかし、サブスクリプションサービスを利用すれば初期費用を大幅に抑えられ、企業の成長や働き方の変化、トレンドに合わせて必要な家具を随時追加することができるのす。

また、不要になった際に処分の手間が発生しない点も、大きな魅力です。

オフィス家具のサブスクが注目されている背景

オフィス家具のサブスクを利用する企業が増えている背景には、ビジネス環境の大きな変化があります。

働き方改革やICT(情報通信技術)の進歩により、従業員が場所や時間を柔軟に選べる働き方への移行が進んでいます。それに伴い、オフィスに求められる機能もめまぐるしく変化しており、その都度新しい働き方を実現するための空間設計が必要とされているのです。

また、環境問題への意識の高まりから、現代は「モノを所有する」から「必要な時に利用する」といった価値観に変化しています。
こうした状況において、サブスクリプションサービスは、家具の廃棄問題を減らせるエコな選択肢としても評価されています。

オフィス家具のサブスク、レンタル、リースの違い

オフィス家具を調達する方法として、購入のほかにサブスクリプション、レンタル、リースといったサービスがあります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。

  • サブスクリプション:月額定額制で、数カ月から利用可能です。新品と中古の家具を取り扱い、企業の成長に合わせて家具の交換や追加ができる柔軟性が特徴です。
  • レンタル:数日から数カ月の短期利用に適しています。料金はアイテムやレンタル期間によって変動し、おもに中古家具を扱います。ほとんどの場合、レンタル期間中の家具の変更はできません。
  • リース:年単位の長期契約が一般的で、新品の家具を中心に取り扱います。月額料金は固定ですが、保証金が必要な場合もあります。リース期間中、家具は変更できなかったり、変更に一定の手続きが必要なケースが多くなっています。

サブスクリプションは、レンタルの手軽さとリースの安定性をあわせ持つ中間的なサービスといえるでしょう。

オフィス家具サブスクのメリット・デメリット

オフィス家具のサブスクにはコスト面や運用面において様々な利点がありますが、同時に、導入する際に検討するべき課題もあります。

ここでは、オフィス家具のサブスクリプションをはじめ、レンタル、リースそれぞれの一般的なメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

サブスクリプションのメリット

家具のサブスクリプションを活用するおもなメリットは、以下の3つです。

オフィス家具導入時の初期費用を抑えられる

サブスクリプションサービスは、初期費用を大幅に抑えられることが最大の特徴です。月額定額制のため、高額な家具でも予算を分散して利用できます。企業の成長に合わせた柔軟な予算設計が可能です。

柔軟な環境づくりに対応できる

オフィス家具を毎回購入、処分する必要がないので、従業員の増減や働き方の変化に応じて、必要なアイテムを追加したり入れ替えたりできます。オフィスのレイアウト変更も容易になるため、常に最適な職場環境を維持できます。

オフィス家具の管理業務負荷が軽減される

多くの場合、メンテナンスや修理、最終的な処分はサービス会社が対応します。管理業務の一部負担が軽減され、本業に集中できる環境が整います。

オフィス家具サブスクのデメリット

ただし、サブスクリプションサービスには、いくつか検討すべき課題もあります。

例えば、サブスクを長期利用した場合、購入と比べてトータルコストが高くなる可能性があります。また、契約終了後は資産として手元に残らないこと、選べるアイテムが限定されることにも注意が必要です。

オフィス家具サブスク、レンタル、リースのメリット・デメリットを比較

さらに、オフィス家具のサブスク、レンタル、リースの3つのサービスを比較して、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

【オフィス家具サービスのメリットとデメリット】

サービス メリット デメリット
サブスクリプション
  • 初期費用を抑えられる
  • 月額定額制で予算が立てやすい
  • 契約期間の柔軟性が高い
  • 家具の追加・交換が可能なサービスも
  • メンテナンスサービスが充実
  • 長期利用の場合、購入より総額が高くなる可能性あり
  • 商品の選択肢が限られる
  • 製品のカスタマイズが制限される
レンタル
  • 手続きが比較的簡単で契約内容が明確なので、短期利用しやすい
  • イベントなど一時的な利用に便利
  • 必要な期間だけ利用可能
  • 長期利用には不向き
  • 商品の状態にばらつきがある
  • 急な延長が難しい場合がある
  • 商品の選択肢が限られる
リース
  • 新品の家具を中心に利用できる
  • 長期的な費用計画が立てやすい
  • 安定した利用が可能
  • 契約期間が長い(通常2年以上)
  • 途中解約が困難
  • 解約時の違約金が高額

このように、各サービスにはそれぞれメリットとデメリットがあり、企業の状況や目的によって最適な選択肢が異なります。
また、サブスク、レンタル、リースの中でもこの通りではない場合もあるので、契約内容をよく確認したうえで、自社の規模や成長段階、ニーズを見極め、活用しやすいサービスを選びましょう。

オフィス家具のサブスクはどんな企業に向いているの?

オフィス家具のサブスクは、以下のような企業での活用がおすすめです。

スタートアップ・ベンチャー企業

成長段階のスタートアップ・ベンチャー企業にとって、オフィス家具のサブスク利用で初期費用を抑えながらオフィス環境を整備できる点は大きな魅力です。大きな初期投資を避け、事業資金を本業に集中できます。

また、月額定額制で支出の予測が立てやすいので、キャッシュフロー管理もしやすいでしょう。

事業拡大期の企業

人員の増減が頻繁な企業や、組織変更が見込まれる企業に適しています。
従業員数の変動に応じて必要な家具を柔軟に追加・返却できるため、最適なオフィス環境を効率的に維持できます。

プロジェクト型の事業を展開する企業

短期プロジェクトやポップアップオフィスなど、期間限定の拠点づくりを行う企業にも最適です。
プロジェクトの規模や期間に合わせて、柔軟にオフィス環境を構築できます。

新しい働き方を検討する企業

オフィス環境の見直しや、新しい働き方の試験的導入を検討している企業にも向いています。様々な家具を試しながら、自社に最適なオフィス環境を段階的に整備できます。

また、現場の声を取り入れることで、生産性や従業員満足度の向上も期待できるでしょう。

オフィス家具のサブスクリプションサービスを選ぶポイント

便利なサブスクサービスですが、便利に利用するためには、サービスを選ぶ際に押さえるべきポイントがあります。利用前には、以下の6つのポイントをしっかりと確認しましょう。

最低利用期間と契約条件

契約期間は、通常数カ月~1年以上が一般的です。最低利用期間や途中解約時の違約金の有無、契約更新の条件、料金改定の可能性など、契約内容を詳しく確認しておきましょう。

配送・組立・設置などのサービス範囲

搬入から設置までの作業範囲を明確にしましょう。階段や狭い通路での対応、休日・夜間作業の可否、設置後の調整など、細かな条件も事前に確認が必要です。

アイテムの種類や品質

デスク、チェア、収納家具など、必要なアイテムが揃っているか確認します。商品の状態や品質基準、メーカーの選択肢に加え、自社のオフィスイメージに合うデザインかどうかも重要な判断基準です。

家具の交換・返却のルール

交換時の手続きや納期、追加料金、返却のルールなどの条件を把握しておくと、長期的な計画が立てやすくなります。人員の増減や働き方の変化に柔軟に対応できるかを確認しておきましょう。

メンテナンスサポート体制

不具合や破損への対応、定期的なメンテナンス内容についての確認が必要です。長期利用の場合は特に、クリーニングや修理などのアフターサポート体制と緊急時の対応を把握しておきましょう。

対応エリア

サービス提供地域や複数拠点での利用可否を確認します。地方拠点がある場合は全国対応の可能性や、エリアによるサービス内容の違いも確認が必要です。

イトーキ サブスクリプションサービスのご案内

イトーキのサブスクリプションサービスでは、WEBブース「ADDCELL(アドセル)」、ポータブルバッテリー「hako(ハコ)」をご使用いただけるそれぞれのプランのほか、イトーキのカタログ掲載製品を対象としたプランもご用意。

ここでは、代表的な上記2製品の特長と、取り扱いラインナップを簡単にご紹介します。

WEBブース「ADDCELL(アドセル)」プラン

「ADDCELL」は、人と音に配慮した、あらゆるオフィスになじむクローズドブースです。床のない独自の構造により、オフィスの一体感を損うことなく設置することができます。

1人用・2人用・4人用の3タイプのサイズ展開で、調光・調色可能なダウンライトと人感センサー付き換気システムが快適な環境を実現します。また、床面がなく開口されているため、万が一扉を下に転倒しても脱出できる安全性に配慮した設計となっています。

期間限定のオフィスでの利用や、組織変更が多い企業など、柔軟な運用が求められる環境でも安心してご利用いただけます。

月額4万円台~開始することができ、費用を抑えてWeb会議ブースを導入いただけることが大きな魅力です。

ポータブルバッテリー「hako(ハコ)」プラン

「hako」は、空間に調和するように設計された新しいポータブルバッテリーです。
オフィスの美観を損なわない洗練されたデザインと優れた機能性が評価され、2024年度グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100を受賞しました。ブラック・グレー・ブラウン・グリーンの4色セットで、オフィスに馴染むシンプルなデザインとなっています。

いつでも返却可能(解約2か月前通知)で、初期費用0円、途中買取も可能という柔軟な契約形態もポイント。

洗練されたデザインと使いやすさを兼ね備えた、次世代のオフィス向けモバイルバッテリーとして注目を集めています。

イトーキのカタログ掲載製品を対象とするプラン

イトーキのサブスクリプションサービスでは、カタログ掲載製品をすべて対象とするプランもご用意。オフィスづくりに必要な幅広い製品をご用意しており、初期費用を抑えて理想のオフィスをつくることができる点が魅力です。

利用期間は、1年もしくは2年となっています。料金などの詳細は以下よりお問い合わせください。

オフィス家具のサブスクはイトーキにお任せください!

イトーキのサブスクリプションサービスは、設置から返却まで一貫してサポート。オフィスレイアウトの変更や働き方の変化へ柔軟に対応でき、廃棄や保管の手間も不要です。さらに、サブスクで利用しているオフィス家具を気に入り、「やっぱり購入したいな」と思ったときには、購入に切り替えることも可能です。

イトーキでは、長年のオフィス環境づくりの経験を活かし、時代に即したオフィス家具の活用方法をご提案しています。
「初期費用を抑えたい」「組織変更が多い」「新しい働き方を試したい」など、様々なニーズにお応えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。