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2017/11/08
プロダクト プレスリリース

業界初、制震機能を持つ間仕切の解析シミュレーション『制震間仕切X』で検証

株式会社イトーキ(本社:大阪市城東区 代表取締役社長:平井嘉朗)は、オフィスビルや病院など、各種施設の室内空間の耐震性能を向上させる建材製品『制震間仕切X』を2016年7月より販売しております。この製品は業界初となる“制震ユニット”を間仕切に組み込むことで、室内天井板の脱落や間仕切の倒壊を防ぐ製品で、空間の安全性を高めるイトーキの減災建材(※1)シリーズ製品です。

『制震間仕切X』は、地震時に天井(在来工法)の揺れを、制震ダンパーで減衰して脱落の危険性を低減すると共に、連結した間仕切の揺れも抑えることで、屋内空間の「人命保護」「機能維持」への対策に有効な業界初の新製品として、震度7(兵庫県南部地震・神戸波)での振動試験でも問題のないことを確認しています。

この度、イトーキの豊富な実験データと、解析シミュレーションに長年の実績を持つ株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区 代表取締役社長:服部正太)の知見とを合わせ、建築非構造部材である天井(在来工法)に対する安全性の解析シミュレーションを行い、より現実に近い天井の仕様で『制震間仕切X』の効果を検証いたしました。

制震間仕切X
  • 1:減災建材は、イトーキの登録商標です。

検証概要

実大振動試験の様子
25平方メートル/1セット

天井(在来工法)の揺れを50%以上低減
  • 大地震の際に天井の揺れをダンパーで抑えることにより補強の十分でない在来工法の吊り天井が破損・脱落するリスクが軽減されます。
  • 連結したパーティションの揺れも抑え、パネルの脱落や倒壊のリスクが軽減されます。

天井制震 解析シミュレーション

天井面にかかる力の分布図

制震間仕切X(制震ユニット4セット)配置

制震間仕切Xの配置なし

実大振動実験では、最大25平方メートル(5m×5m)での実証実験で安全性を確認しておりましたが、この度の解析シミュレーションでは、最大150平方メートル(10m×15m)までの安全性能を検証し、理想的な条件下では、従来の約2倍、約10メートル先まで本製品の設置により天井面にかかる力が低減されることを確認いたしました。

製品仕様

基本性能 クレアパートに準ずる
制震性能 天井面の揺れを50%以上低減することを試験で確認
層間変位追従性能 1/75
寸法
  • 天井:最大3000mmまで
  • 高さ:幅 900mm~1200mm
  • パネル厚:70mm

『株式会社構造計画研究所』について

構造計画研究所は、 社会と共に創りあげていきたい未来像(Thought)として、「Innovating for a Wise Future」を掲げております。「大学、 研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」を標榜する当社は、 今後も工学知をベースにした有用な技術を活用し、 社会の諸問題の解決に挑むことで、 より賢慮に満ちた未来社会を創造してまいります。

会社情報( http://www.kke.co.jp )


■当該商品が選定頂けるクレアパートの詳細については下記URLをご参照ください。
https://www.itoki.jp/products/zoning/creapart/

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