2026年6月03日
現場を止めない仕事術。誰でも分かる“共通言語”が全体を動かす
間仕切りの製造から納入において、設計図面の段階から納入までの道筋を熟考し、製造手配から現場管理までを担う若林さん。スチールパーティション※の特性を熟知しているからこそ、一つ一つ異なる現場に対し、最適な施工を完遂できます。
お客様の要望とデザイナーのこだわりを叶えるため、実現可能なプランへと落とし込み管理する、まさに司令塔です。理想と現実を常に意識し、期日を遅らせず納入する若林さんの挑戦と未来に迫ります。
- スチールパーティション:金属製の可動式間仕切り
エンジニアリング本部 エンジニアリング統括部
建材設計監理部 東日本建材設計監理室
第1チーム
※2026年4月現在
若林 薫
設計から現場にまで携われる環境に惹かれ、2014年に新卒入社をして以来、一貫して間仕切りの施工監理に携わる。産休・育休で3年ほどの休業期間を経て、復職。現在に至る。
※所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。
ものづくりの司令塔として、誰もが“分かる”図面を引く
私はオフィスにスチールパーティションを納入するまでの設計から計画、積算※1や施工図※2の作成、調達計画※3や製造・仕入などの物流手配、施工時の進行管理や検査、引き渡し後のメンテナンスも含む一連の流れを担当しています。仕事は多岐に渡りますが、間仕切りに特化したものづくりの司令塔が私の役割です。
- 積算:必要な材料や労務費を計算し、費用を算出すること
- 施工図:現場で実際に作業するために必要な詳細な図面
- 調達計画:材料の発注や配送のスケジュール管理
現実を理想どおりに導くため、現場をスムーズにするための施工図を作成
業務の初期段階では、お客様のご要望やデザイナーのこだわりを正確に掴むことが求められます。一方で、デザイナーから届く基本設計図通りでは施工が実現できないこともあります。
実際の現場がどのような場所か、予算はいくらか、施工期間はどのくらいかなどの条件を総合的に判断材料にしながら、製作施工図※4へと起こしていきます。
- 製作施工図:工場での部材製作及び建築現場で施工するための、より詳細な情報や寸法が表現された図面
綿密な計画を立て、滞りなく現場を進めることをやりがいに
この製作施工図は、納入が完了するまでさまざまな人が判断基準として用いる図面ですから、共通言語として分かりやすく書く必要があります。品質を維持しながら無理な設計を避け、後工程の負担を減らすことや、スペシャルオーダー※5の設計に対応することもあり、予算内での調整も重要な仕事です。
- スペシャルオーダー:既製品にない製品やラインナップにないものを特注で作るもの
実際に施工へとフェーズが移ると、工場や協力会社との連携が不可欠です。工程調整を行い、事故防止と納期厳守を徹底しています。無事期日通りに納入できたとき、やりがいを感じますね。
計画性と柔軟性で、現場を止めない
設計段階から「品質」「施工しやすさ」「コスト」のバランスを考えて計画を練ること。それが、現場を止めないことにつながります。
入社2年目のとき、今まで携わったことのない規模を担当した際は、イレギュラーの連続で戸惑ったことがあります。しかし、まずは「目の前にある仕事と向き合うこと」を大切にすることにしたんです。優先順位を立てながら一つ一つ挑戦し、解決していきました。
「終わらない現場はないよ」と尊敬する上司から声を掛けていただいたことも覚えています。次第に、イレギュラーが起こるとしたら「どんなことが起こるか」を先読みする力が身につきました。
多くの人が関わるからこそ、イレギュラーの備えと柔軟性を大切に
計画性と同じくらい柔軟性も大切にしています。実際に施工を始めてみると図面からでは分からなかった現場の特性が明らかになることもあります。また、繁忙期では、いくつもの物件が並行して進むことも多いです。柔軟な対応をするためには、日々、関係各所への密なコミュニケーションを行う必要があります。
自分一人の力では決して納入までは辿り着けない仕事です。だからこそ、少しでも分かりやすい指示と明確な計画、イレギュラーに対するリカバリーで仲間を支えたいと思っています。
ペアワークで品質も、多様な働き方も守る
現在の業務では、ペアワークという働き方が採用されており、二人一組で物件を担当しています。育児をしながらフレックスと時短勤務をしている私にとって、とても働きやすい環境です。
ペアワークにはエンジニアリング本部の業務をさらに標準化させる可能性があると考えています。これまで、一人一物件を担当していましたが、担当者にトラブルが起きた際にリカバリーが難しいという問題がありました。
しかし、ペアワークになったことで万が一、どちらかに急用が発生しても、現場を止める心配がありません。そのためには、日頃から案件の情報共有と、役割分担をしながらも「自分の担当する物件」という意識を持つことが大切です。
ペアになった仲間には、自分の知見を少しでも共有することでチーム全体のレベルアップにもつなげていけたらと思っています。
さまざまな事情や思いを持つ仲間も、活き活きと働けるロールモデルに
エンジニアリングは多くの方と関わる仕事です。「任せてよかった」と思っていただくため、今後は1級建築施工管理技士の資格も活かしながら、より連携を密にし、大規模なプロジェクトにも多く携わっていきたいです。
自分のスキルが上がれば、それがチームの仲間にも還元される。そうした環境が整っています。育児だけでなく、さまざまな家庭の事情や思いを持つ仲間が活き活きと働けるイトーキ。その、ロールモデルの一人になれたらと思います。
- 所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。


