近年、住宅や商業施設等への土地利用といった大規模な再開発が進む東京湾岸の江東区豊洲地区。豊洲二丁目駅前地区第一種再開発事業の第一弾プロジェクトとしてオープンしたのが江東区豊洲シビックセンターだ。「現代の里山」をコンセプトとした施設には、緑と光、そして木があふれている。
閲覧コーナー
閲覧コーナー
テラスに面する窓沿いの図書館閲覧コーナにはツイモ(スギ圧縮材)のアームチェア(スケルトンタイプ)を配置
閲覧コーナー
閲覧コーナー
Econifa仕様の閲覧テーブル
キッズコーナー
キッズコーナー
子どもが楽しく本に触れ合えるキッズコーナー
おはなしのへやキッズ
おはなしのへやキッズ
楽しい気持ちで過ごせるように壁面にもデザインを施した「おはなしのへやキッズ」
おはなしのへやキッズ
おはなしのへやキッズ
楽しい気持ちで過ごせるように壁面にもデザインを施した「おはなしのへやキッズ」
ベビールーム
ベビールーム
穏やかにすごせるようにデザインしたベビールーム
Comment
豊洲シビックセンター9F~11Fの豊洲図書館は移転を機に蔵書を増やし、こどもの読書環境充実やボランティアによる読書活動支援、地域の特性を反映した特設コーナーも設置されました。建物は3面ガラスによる抜群のロケーション、現代の里山をコンセプトとしたテラスには四季を感じる植物も植えられ、空中にありながらも自然を感じられる空間となっています。
イトーキは図書館内サインと家具備品について図書館側と密に打合せ、課題を一つひとつ解決していきました。誰にでもわかりやすく、こども達が本に興味がわくようなサインやデザインの実施。木製品を多用することで地場産業の木材の伝統を感じながらくつろいで読書を楽しめる木質空間を演出させていただきました。
開館後は多くの方が図書カードの登録に訪れ、その後も常に賑わう図書館になっています。新しい豊洲図書館が目指す滞在型図書館の実現のお手伝いをさせていただいたと思っています。
Designer
高橋 美喜
Miki Takahashi