地域に開かれた高度先進医療。
土浦協同病院は高度先進医療の提供とともに、人々に親しまれ、地域に開かれた病院を目指し、同時に周辺の街づくりの核となるよう移転・新築計画が進められた。新病院が地域の再生・活性化と地域医療の拠点となり、医療と地域社会が融合した「メディカル・エコタウン」(医療環境経済都市)の創生を目指す。

ラウンジ(イートインコーナー)
ラウンジ(イートインコーナー)
院内コンビニの廊下を挟んだ向かい側にある、軽食もとれるスペース。番号表示ディスプレイが設置されており、通院患者さんやご家族が、待ち時間でも休憩をとることができる。

スタッフステーション
スタッフステーション
各フロア4看護単位で構成。病室に囲まれるように配置することにより、病状観察や看護動線の短縮に配慮している。
Comment
地域医療の中心を担う800床を有する総合病院であり、多くの患者さんが利用され、多くの病院スタッフが働きます。
高齢の患者さんでも負担が少なく過ごせる家具仕様や配置はもちろんの事、『帆曳船(ほびきぶね)』をモチーフにした内装デザインが印象的な中央ホールを中心に、地域の皆様にも親しまれシンボルとなるような空間づくりを目指しました。
また診察室やスタッフステーションも、スタッフの具体的な要望を反映し、医療をサポートする機能的な環境構築に努めました。
Coordinator
山下 徳康
Noriyasu Yamashita