活動に合わせてデザインされた最適なスペースを選択して働けるオフィス
新型コロナウイルス感染症を契機に、社会全体でデジタル技術の活用が急激に進展。今後、官民のデジタル化などに対応した働き方が求められる中、愛媛県はスマート県庁への転換を目指す「新しい働き方へのチャレンジ宣言」を発表した。
これまでの働き方を大胆に変えていくために、活動に合わせて最適なスペースを選択して働けるスマートオフィスを整備し、「フリーアドレス」や「ペーパーレス」などの新しい働き方にも取り組んでいる。
コワークスペース(管理職)
コワークスペース(管理職)
集中・秘匿情報を扱う作業でも使えるスペース。
コワークスペース
コワークスペース
主に執務を行うスペース。ペーパーレスで働けるように、デュアルモニターを設置。
マグネットスペース
マグネットスペース
他部署の職員との偶発的な会話から情報を得るスペース。
チャットスペース
チャットスペース
他部署や外部とシームレスにつながる空間。入り口側をコミュニケーションエリアとすることで交流を図りやすくしている。
チャットスペース
チャットスペース
他部署や外部とシームレスにつながる空間。打合せ内容によって使分けられるように、ソファタイプとスタンディングタイプを用意。
チャットスペース
チャットスペース
他部署や外部とシームレスにつながる空間。人数や用途によってをテーブルを自由に組み合わせることが可能。
フォーンブース・個室チャットスペース
フォーンブース・個室チャットスペース
長時間の電話、秘匿性の高い打合せに対応できるスペース。
執務スペース
執務スペース
通路
通路
User’s Voice
愛媛県企画振興部デジタル戦略局スマート行政推進課
働き方改革グループ
吉岡孝之氏
「新しい働き方チャレンジ宣言」により本県が目指す、”愛媛オリジナルのスマート県庁への転換”の先駆けとして、庁内の一部の執務室をスマートオフィス化し、業務効率を向上させるとともに、新型コロナウイルス感染防止対策を講じつつ、フレキシブルな機能と業務継続性を付加し、行政運営のスマート化に向けた取組みを進める中、先進的な御提案の提示、当該提案を実現していく実行力で非常にタイトなスケジュールながらも他に類を見ないオフィス環境を整備いただき、大変感謝しています。
Comment
本プロジェクトは初期段階より明確なGOALがあり、それが互いに共有できていたことで非常にスムーズにオフィス構築ができました。印象的だったのが、物事の判断基準です。それは、スマートか、そうでないかと言うシンプルな点です。
メンバー全員が非常にポジティブで新しいことにチャレンジしながら、無駄は徹底的に省く、と言う進め方で、とても楽しく仕事をさせて頂く事が出来ました。空間のポイントは、歴史ある雰囲気と行政特有の固いイメージとのバランスを取りつつ新しいオフィスを構築した点と、運用・使い勝手が一目で理解できる、分かりやすいデザインとしている点になります。
Director
笹川 佳蓮
Karen Sasagawa
本プロジェクトは、第二別館建替えを見据え、スマートオフィス化による効果を検証するために、アンケート調査とビーコンを用いたセンシング調査を実施しました。オフィスや働き方を変える事で職員の皆様の働きがいや、働きやすさにどのような変化がみられたかを検証し、新しい働き方により生じた課題について改善策の実施を行い更にどのような変化があったか効果測定を行いました。今後、今回の効果検証業務を踏まえて、第二別館建替えに向けての方針について検討していきます。
Designer
前垣 一
Hajime Maegaki