1876年に曹洞宗専門学支校として創設された、東海地区で最も伝統ある大学のひとつ、 愛知学院大学。現在、4つのキャンパスに9学部16学科と短期大学部、大学院が置かれ、学生数は約1万2,000人にのぼる。同大学では2013年10月、日進キャンパス内の図書館情報センター1階に共有学修スペース「ラーニング・コモンズ」を開設した。
ラーニング・コモンズ
ラーニング・コモンズ
メインエントランスからラーニング・コモンズを見る。左端から、プロジェクトルーム、通路を挟みカウンター席のスタディエリア、レイアウト変更可能なグループワークアリア、奥の壁面ホワイトボードの前がプロジェクトステージ。
スタディエリア
スタディエリア
スタディエリア。フロア中央を見渡すような配置とすることで、刺激を受けながら学習できる。
プロジェクトステージ
プロジェクトステージ
床レベルが一段上がったプロジェクトステージ。壁面はホワイトボードやスクリーンなどとしてあらゆる実習シーンに活用できる。
コミュニケーション
コミュニケーション
ハイチェアとホワイトペンを利用するブラックボードで、アイデアを出し合う場。
ライブラリーラウンジ
ライブラリーラウンジ
ライブラリーラウンジ。ゆったりと配置されたチェアで、本や情報に出会う。
グループワークエリア
グループワークエリア
グループワークエリア。4人席、8人席など机を自由に組み合わせて学習ができる。学生は個人利用のほか、グループ、クラブ活動の仲間となど、自主的に活用。
プロジェクトブース
プロジェクトブース
ロールスクリーンやガラスパネルを用いたプロジェクトブース。ラーニング・コモンズは館外回廊より見えるので、通行する学生にも刺激を与える。
Comment
自主的・能動的な図書館利用を促す「共に学び合う場」ラーニング・コモンズ。
従来の閲覧室とグループ学習室でなく、オープンな交流スペースでのグループディスカッションやプレゼンテーションの場を設け、新たな知的活動の創出をねらいました。
利用内容にあわせて学生が自らレイアウトを変更できるよう家具のほとんどがキャスター付や折りたたみ式としました。 また、インテリアは間伐材や県産材を使用し木や緑のイメージがリラックスした雰囲気をつくりだしています。
Designer
杉田 明子
Akiko Sugita