プレスリリース
2018/10/09
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社長:平井嘉朗)は、組織の生産性と創造性向上による新たな価値創造と、社員のワークエンゲージメント向上によるウェルビーイングの実現を目的として、ワーカーの自己裁量を最大化し、ワーカー自らが働き方を自律的にデザインしていく、「自由(FREE)」をテーマにした新しい働き方「XORK Style(ゾーク・スタイル)」を本格始動いたしました。
イトーキは、XORK Style のワーク・フォーマットとして、高い自己裁量により、いつでも、どこでも、誰とでも働ける「Activity Based Working(以下ABW)」の考え方を導入。また、能動的かつ自由な働き方を実践する社員の心身を健全に保つ、Well-being(ウェルビーイング)の概念にもとづく空間品質基準「WELL Building Standard」をオフィス空間に導入。これら新しい働き方を支える機能要件や品質基準を具現化した新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK(イトーキ・トウキョウ・ゾーク)」を東京・日本橋に開設し、2018年10月9日付で、これまで都内に分散していた4つの拠点を集約移転いたしました。この新本社オフィスを変革のドライブエンジンにしながら、仕事の仕方や働き方のルール、IoTやAIを用いたシステム環境との一体的な変革を推進し、XORK Style を実践してまいります。
今後は、自社の働き方の変革はもとより、労働環境を取り巻く「働き方改革」が急速に進展する中で「これからの本社オフィスのあり方」を社会へ発信していくとともに、新しい働き方の実証実験から得られる知見やノウハウもお客様へのオフィス提案に活かしてまいります。
※「XORK」という名称について
これまでの働き方「WORK」を次の次元へと進化させることを表現するために、アルファベット順でWの次に来る“X"とWORKをかけ合わせて「XORK」と名付けました。
XORK Styleのワーク・フォーマットとして、高い自己裁量により、いつでも、どこでも、誰とでも働ける「Activity Based Working(以下ABW)」の考え方を導入。
1-1.現場の社員と共に推進するワークスタイル変革プログラムを実施
新しい働き方に向けて社員の意識を醸成するためのワークショップや、理想とする働き方と現状とのギャップを乗り越えるための具体的なトレーニングなど、現場の社員と共に推進するワークスタイル変革プログラムを本格的に導入。世界中のグローバル企業に対しABWの導入コンサルティングを行っている専門企業を戦略パートナーとして海外から招請。
1-2.多様な活動ごとに生産性と創造性を最大化する専用オフィス空間を整備
社員が活動にあった場所を自由に選択できるオフィスをつくるために、“個人"と“チーム"の「行動・ふるまい」に着目。一人で行う高レベルの集中作業、二人でじっくり行うPC作業、三人以上のグループで行う知識共有など、多様な活動ごとに生産性と創造性を最大化する専用オフィス空間を整備。
1-3.先進のICT技術を活用した「働き方変革アプリケーション」を開発
GPSシステムや室内センサー技術により収集した、社員の位置情報やオフィス利用履歴をオフィスログ・ビッグデータとして収集。そのデータにもとづいて自身の活動の見える化はもとより、新しい働き方の習慣化を促す「働き方変革アプリケーション」を全社員向けに開発。
1-4.社員の移動性を高めるためにテレワーク制度を本格的に運用
社員の移動性を高めるために、以前より導入されているテレワーク制度を本格的に運用。オフィス内だけでなく、自宅やコワーキングスペース、カフェなどの周辺環境も活用したダイナミックな働き方を推奨。
1-5.営業部門を中心にSFA(Sales Force Automation)を導入
自ら働き方を自律的かつ自由にデザインする社員の活動を支援するために、ビジネスの成果へ向けた次なる行動をナビゲーションするSFA(Sales Force Automation)を導入。
1-6.モバイルIT環境の整備とペーパーレスの推進
社員を特定の場所へと縛り付けるデスクトップパソコンや固定電話は原則廃止。全社員にノート型のシンクライアントパソコンとスマートフォンを(希望者にはタブレットも)を標準装備化。同様に紙書類を使わないワークスタイルや業務フローへと移行。
能動的かつ自由な働き方を実践する社員の心身を健全に保つ、Well-being(ウェルビーイング)の概念にもとづく空間品質基準「WELL Building Standard」をオフィス空間に導入。
※WELL Building Standard(WELL認証)とは
建物の性能としてLEEDやCASBEE等で評価されてきた環境・エネルギー性能に加えて、建物内で暮らし、働く居住者の健康・快適性に焦点を当てた世界初の建物・室内環境評価システムであり、特に居住者の身体に関わる評価ポイントについては、環境工学の観点のみならず医学の見地から検証が加えられている。評価項目は①空気、②水、③食物、④光、⑤フィットネス、⑥快適性、⑦こころ、の7つのカテゴリーに分けられ、獲得ポイント数に応じてプラチナ、ゴールド、シルバーの認証を付与される。
株式会社イトーキは、2018年秋に東京オフィスを東京・日本橋に移転・集約いたします。 生産性や効率性、 創造の向上を図ることで『明日の「働く」を、デザインする。』というミッション・ステートメントを具現化し、オフィス環境で働き方改革を実現いたします。 なお、イトーキ東京イノベーションセンターSYNQA(東京都中央区京橋)につきましては、引き続き社内外を問わず活発に交流し、新たな知の創造を喚起する空間として活用いたします。
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