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働く人が躍動する舞台をつくる。グローバル展開する新たなオフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」誕生。

株式会社イトーキは、2025年6月3日(火)に新たなオフィスファニチャーブランド「NII (ニー)」を国内にてローンチし、グローバルに活躍する4組のデザイナーによるファーストコレクションを発表、順次発売します。
私たちは、『明日の「働く」を、デザインする。』をミッションステートメントに掲げ、130年以上にわたり「働く」ことと真摯に向き合いながら、空間・環境・場づくりを通じて、より充実したワークスタイルを提案してきました。家やカフェ、ホテル、さらには旅先でも働けるこの時代において、オフィスはどのような役割を果たすべきか。単に快適な空間であるだけでなく、他では代えがたい「働く」場所としての価値を再定義し、進化させることが求められています。
創造と協働を演出する、独創的なデザイン
“Ingenious design-創意創発するデザイン”をコンセプトに掲げる「NII」は、オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させるファニチャーブランドです。国内外で活躍するデザイナーとの協業により、品質・快適性・クラフトマンシップのすみずみにまでこだわった革新的なコレクションを展開。その独創的なデザインは、空間にエネルギーとインスピレーションをもたらし、人と人が自然と集い、つながり、刺激し合う、マグネットのような吸引力のある場を生み出します。思考や協働を促し、挑戦を後押しすることで、仕事はエンターテインメントとなり、オフィスは働く人が主役になる舞台へと進化していきます。デザインの力で新たな価値を生み出す。その原動力となる舞台を創ることこそが、「NII」の目指す未来です。
新ブランド「NII」は、このビジョンを具現化するために誕生しました。クリエイティブディレクター・田幸宏崇のもと、「Tech × Design based on PEOPLE」というイトーキの強みを融合・拡張し、デザイン戦略をさらに加速。オフィスの新たな地平を切り拓くグローバルブランドとして、これからの「働く」を世界に向けて発信していきます。
CONCEPT

Ingenious design-創意創発するデザイン
NIIは「Ingenious design-創意創発するデザイン」をコンセプトに、オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させるファニチャーブランドです。グローバルに活躍するデザイナーと協業し、品質、快適性、クラフトマンシップに細部までこだわった革新的なコレクションを創り出します。NII が追求する独創的なデザインは、エネルギーとインスピレーションに満ちた場をもたらし、人をつなぎ、思考や協働を促し、挑戦を後押しすることで、新たな価値を生む原動力となります。
COLLECTIONS
2026年予定のグローバルローンチに先駆け、日本で発表となるファーストラインアップは、4組のデザイナーによるコレクション。イタリア人建築家・ミケーレ・デ・ルッキ率いる建築スタジオAMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)、 NYを拠点に活動するデザイナー Todd Bracher(トッド・ブレイチャー)、Rodolfo Agrella(ロドルフォ・アグレラ)、Jun Aizaki /Crème(相崎 準/クレム)が参画。NIIのプロダクトは、オフィス・共用空間において目を惹く独創的で突出したアイコニックデザインと、使う人の想像力を喚起する拡張性、自然とコミュニケーションを誘発する仕掛けなどを特徴とし、さまざまなワークシーンにフレキシブルに順応するモデュールファニチャーが揃います。
PRODUCT VIDEO
BITMAP(ビットマップ)

大小サイズの異なるブロックが一つのエッジでつながり、独特なたたずまいを生み出すソファです。小さなブロックがまるで浮いているかのような驚きをもたらします。その上面は簡易のテーブル、肘置き、背もたれとしても活用でき、さらには腰掛けることも可能で、どの方向からもアプローチできます。1モデュールでありながら、それぞれを交差するように組み合わせて配置することで、平行、対面、斜めなどあらゆる方向でのコミュニケーションを可能にします。

DESIGNER’S COMMENT
BITMAPは、ラウンジ空間において、座り方や集まり方を強制するのではなく、探求のための自由なフレームワークを生み出します。モデュール化されたピクセルのようなフォルムは、思いがけない方法で並べたり、組み合わせたり、直感的に空間を形作れるようになっています。
高い位置にあるブロックは、腰掛けとしてだけでなく、様々な機能スペースとして活用できる新しいレイヤーとなります。BITMAPは、従来のソファの固定概念を取り払うことで、ひとりであれグループであれ、より自然で柔軟な空間との関わりを促します。つまりそれは、柔軟性と遊び心をもって空間の誂え方を改めて考えるということなのです。

Photo by Jean-Claude Cancedda
Todd Bracher |トッド・ブレイチャー
工業デザイナー、デザイン戦略家。コペンハーゲン、ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークでの生活と仕事の経験を生かしたアプローチで、多様な文化的視点を実用的なデザインへと統合している『Wallpaper*』誌のトップ・グローバル・デザイン・インフルエンサーに選出されたほか、複数のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。3M、Burberry、Cappellini、Herman Miller、Humanscale、イッセイミヤケ、Jaguar、ニューヨーク市など世界有数のブランドとパートナーシップを結び、これまで200以上の製品を市場に送り出し、20以上の特許を取得、40以上のデザイン賞を受賞。アートと機能性のバランスを取りながら、科学、自然、数学を駆使したインパクトのあるソリューションを生み出しながら、家具、美容、テクノロジーから科学まで幅広い業界にその手法を提供している。
CONNEXA(コネクサ)

骨格を思わせるフレームがガラスの天板を点で支えている、有機的な構造が特徴のテーブルです。4種のガラス天板と5 種のフレームから選べ、シンプルながら組み合わせや拡張が可能です。独立させたとき、連結させたときでまた違った場を生み出します。自然と植物、生物のすがたを想起させつつも、さりげないたたずまいは、人の心を開き、自然と会話を生み出します。

DESIGNER’S COMMENT
CONNEXAは、テーブルを囲んでアイデアを共有するために、遊び心と詩的なアプローチを用いてデザインしました。グラフィカルで有機的なフレームは自然や人間の骨格を連想させ、その浮遊する構造体は人々のコミュニケーションを誘発します。そして十字型のユニットが連なり、拡張することで全体的なシステムとしての存在感を放ちます。透明なガラス天板は、独立すれば湖、連結すれば川となり、構造体との接点のドットはそこに浮かぶ睡蓮の花を想起させます。こうした詩的な表現が、様々な空間で人と人との滑らかなつながりを可能にするのです。

Photo by Francisco Fernandez
Rodolfo Agrella |ロドルフォ・アグレラ
自身の名を冠したスタジオRADSのクリエイティブ・ディレクターも務めるデザイナー、建築家。作品はGerman Design AwardのSpecial Mention、Hublot Design Prize、NYCxDESIGN Awards、イタリアのSalone del MobileにおけるCollezione Permanenteへの選出など、国際的な評価を得る。コラボレーションにおいても、Absolut、Koziol、WeWork、Juniper Lighting、3M、ICFF、Bernhardt Design、Steinway & Sons、Heller、NKBA、Untitled Artといった国際的なブランドと関わる。現在も、生まれ育ったラテンアメリカの感性を欧米のコードと融合させ、活気に満ちたクリエイティブな言語へと昇華させている。
PIGNA(ピグナ)

隙間が光や風を通し、視線をほどよく遮る鱗状のパネルが特徴的な、ディバイダーとソファの2つのスタイルを備えた家具です。周囲が見渡せる高さのロータイプとちょうどいいこもり感のミドルタイプ、空間をゆるやかに仕切るハイタイプ(ディバイダーのみ)の3種から、プライバシーレベルに合わせた高さを選択できます。ソファの座面は一般的なものより広く、ゆったりと座れます。外の空間とのつながりと内側のプライベート感、両方を維持しながらコミュニケーションを促します。

DESIGNER’S COMMENT
PIGNAは、AMDL CIRCLEのデザイン言語における特徴的な要素である木の板材を再構築したモデュール家具です。ディバイダーは、通路や景観の背景としたり、インフォーマルな場を囲んだりすることで空間や雰囲気を形作ります。U字型にカーブした壁に包み込まれるソファと共に、作業や会話に最適な居心地のよいマイクロ・アーキテクチャーを生み出します。ユニットを個別に自由に配置することで、通路や休憩スペース、装飾的な間仕切りをつくることもできます。PIGNAは、ダイナミックで進化し続けるシステムであり、ワークスペースやソーシャルスペースを形作る新しい方法なのです。

From Left to Right: Angelo Micheli, Managing Director – Michele De Lucchi, Founder – Davide Angeli, Deputy Managing Director, Photo by Max Rommel
ADML CIRCLE |エーディーエムエル・サークル
ミケーレ・デ・ルッキによって設立された複合スタジオ。ミラノを拠点に、ヒューマニスティックかつ学際的なアプローチで建築、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、グラフィックを含むプロジェクトを手掛け、建築の未来を見据えた、変化を認め刺激するリサーチを続けている。Deutsche Bank、Intesa Sanpaolo、Novartis、UniCreditといった大企業とのコラボレーションをはじめ、ベルリンのノイエ美術館やミラノ・トリエンナーレ、近代美術館ガッレリア・デイタリア(ミラノ、トリノ、ナポリ)といった建物や展示システムをデザイン。さらに、Alessi、Artemide、Cassina、Hermès、Poltrona Frau、UniForなどの照明、製品、家具もデザインしている。
PARLAMENTO(パーラメント)

4つの高さが異なるユニットによって、多様な個が交わる空間をつくるモデュール家具です。水の波紋を思わせるローソファ/ハイソファ、そしてローテーブル/ハイテーブルからなるユニットは、人間工学的な知見から、空間のどの位置にいてもフラットに情報を共有できるよう設計されています。フレキシブルな組み合わせで、ボードルームはもちろん、ホスピタリティが重視されるレセプションやコミュニケーションエリアにも対応し、一体感のある空間を演出します。

DESIGNER’S COMMENT
PARLAMENTOは、1970年代のラウンジシートの彫刻的なフォルムと快適な座り心地にインスパイアされています。ホスピタリティの感性を融合させながら、現代のオフィスが持つ流動性に適応した、多用途で躍動的なアプローチを取り入れました。また、幅広いコンフィギュレーションと上質な素材によって、通常のモデュラー家具にはない洗練を実現しています。現在の私たちの集い方、働き方、繋がり方に合わせてデザインされたこのシステムは、プロフェッショナルな場にもホスピタリティの場にもなじみ、変化に適応した、心地よく、無理のないモダンな雰囲気を醸し出します。

Photo by Taran Wilkhu
Jun Aizaki |相崎準
ニューヨークを拠点とするクリエイティブ・デザイン・スタジオ、CRÈMEのオーナー兼代表であり、建築家。ホスピタリティ業界においては、Starwood Hotels & Resorts、Hyatt Hotels Corporation、InterContinental Hotels Group、Highgate、Marriott、Gerber Groupなど名高いクライアントとの実績や、ニューヨークのKimpton Hotel Eventiの2フロアのマスタープランとリノベーション、フィラデルフィアのHyatt Centric Center Cityのインテリア全体とブランディングも手掛ける。その他、Redfarm、L’Amico、Mr. Purpleといった独特な雰囲気のレストランもデザインしている。
BRAND OUTLINE
ブランド名:NII(ニー)
取り扱いアイテム:オフィス家具
クリエイティブディレクター:田幸
宏崇
/ITOKI
デザイナー:AMDLCIRCLE、Todd
Bracher、Rodolfo
Agrella、JunAizaki
/Crème
URL:https://www.nii-ingenious.com/ (英語)
https://www.nii-ingenious.com/ja/ (日本語)
Instagram:@nii.design.official
https://www.instagram.com/nii.design.official/
企画・製造・販売:
株式会社イトーキ
CORPORATE OUTLINE

株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、“Tech×Design
based
on
PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。ハイブリッドワークが普及し働く場所や働き方の多様化が進むなか、生産性や創造性を高める空間DX、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスなども展開。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に行い、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案しています。
URL:https://www.itoki.jp/
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