設備機器事業本部 設備機器営業1部
パブリック販売室/営業職
2025年9月29日
やったことがないから面白い。未知の領域で見つけた私のやりがい
イトーキにはオフィス製品以外にも様々な製品やサービスがあります。その中でも、公共施設や美術館・博物館といった公的な施設で使われる製品を販売する部署に営業職で入社した齋藤 加奈さん。ギャップが魅力に変わり、情熱をかける「イトーキならでは」の仕事とキャリアについて聞きました。
2018年、空間設計への関心から関連業界を中心に就職活動に取り組む中で、オフィスソリューションに大きな価値を感じ、社員の人柄にも惹かれてイトーキに入社。入社以来パブリック販売室に所属し、デジタルサイネージ(以下:サイネージ)や展示ケースの提案・販売を担当している。
イトーキなのに、オフィスじゃない。いきなり直面したギャップ
オフィスを通じた働き方の変革に関心を抱き、イトーキに入社した齋藤さん。
ところが、配属先はオフィス空間を担当する部署ではなく、公共施設や文化施設を扱う「パブリック販売室」でした。
入社当初は、「ここ、本当にイトーキ?」と感じるほど、扱う製品も顧客もまったく未知の領域。
しかし、そのギャップがやがて好奇心に変わり、齋藤さんのキャリアは思わぬ方向へと広がっていきました。
齋藤さんはまず、駅などの公共施設で使われるデジタルサイネージ筐体の提案・販売に携わりました。「図面も専門用語もわからず苦労しましたが、日常で目にするサイネージに関われるのは新鮮で、誰もが知っている場所に納入できたときには達成感がありました」と語ります。
やったことがないから、知らないから、この仕事は面白い

「オフィスやオフィス家具以外も、本当に色々なところで使われています」
その後、齋藤さんは美術館・博物館向けの展示ケースの提案・販売も担当するようになりました。展示ケースは、サイネージを担当していた時と慣習や扱い方が異なり、求められる視点が変わります。
「サイネージはトレンド性を意識しますが、展示ケースでは品質が最優先です。作品を守るために専門的な根拠に基づいた提案が必要になります」と齋藤さん。こうした違いがあるからこそ、業務の特異性がやりがいに直結したと振り返ります。
さらに、サイネージでつながったお客様のオフィス設計に携わる機会もあり、仕事の幅が広がっていきました。最初はギャップを感じたパブリック販売室ですが、いつの間にか新しい業務ややりたかった業務に夢中になっていたといいます。
一筋縄ではいかないから、泥臭い現場でこそ得られる成長とやりがい
「予期せぬトラブルや試練を乗り越えたからこそ、やりがいを感じます」
齋藤さんは前のめりでスキルと知識を身につけ、自ら活躍の場を切り拓いてきました。好奇心と成長の背景には、現場で手を動かして積み上げた経験が性に合っていたからだと語ります。
「展示ケースは、営業が実際に現場で脚立を担ぎ、安全靴を履いて搬入することもあります。お客様から高度なご要望をいただいたり、予期せぬトラブルが起きたりすることも少なくありません。スマートな仕事ばかりではありませんが、製品に手をかけて多くの障壁を乗り越えたときに、やりがいを強く感じます」と話します。
パブリック事業の未来のために、まだまだできることがある
「やったことのないことに挑戦して、自分の力で案件をやり切りたい」
「改善点を挙げるとしたら、認知度ですかね」。齋藤さんの目標は、自身が誇りを持つパブリック販売室の仕事を、もっと社内外に広く知ってもらうことです。
「当社のサイネージ、展示ケースは、誰もが知っているような施設にも納入されています。だからこそ、その価値をもっと広く発信したい」と語ります。
「これからもやったことのないことに挑戦し、自分の力で案件をやり切りたいです。私にできることはまだまだあると思います」。目標に向かって、齋藤さんの挑戦はこれからも続きます。
ギャップからスタートした、齋藤さんのキャリア。自らのキャリアを切り拓く中で養われた仕事への熱、愛をもって、次はパブリック販売室の未来を切り拓く原動力になっています。
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※所属部署・役職・制度は取材当時のものとなります。現時点の情報と異なる場合があります。