ニュースルーム
イトーキ、ピクシーダストテクノロジーズと素材の⾃由度を活かしたクリアな吸⾳パネル「iwasemi™ HX-α」の販売を開始
~残響時間約40%減少。オフィスにクリアな閑かさを~
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区 社⻑:湊 宏司「以下、 イトーキ」)は、 視聴触覚のデジタルイノベーションを推進するピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代⽥区、 代表取締役 落合 陽⼀、 村上 泰⼀郎、 以下 「PxDT」)と素材の⾃由度を活かしたクリアな吸⾳パネル「iwasemi™ HX-α」の販売を開始しました。
本商品は、PxDT社の⾳響メタマテリアル技術にイトーキのデザイン・設計技術を掛け合わせることで誕⽣した、ガラスに貼れる透明吸⾳パネルです。Web会議が⽇常化したオフィスにおいて、⼈の声に多く含まれるという500〜1000Hzの 周波数帯に特化した吸⾳構造設計を搭載しています。
背景
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流⾏に伴うリモートワークの急速な拡⼤とオフィス内でのWeb会議の増加に伴い、ファシリティの在り⽅も⼤きな部屋で複数⼈を集める⽅式から少⼈数利⽤の狭⼩⽅式へシフトしています。このよ
うな時代の変化を受け、
イトーキでは「遮⾳」と「吸⾳」を組み合わせ、狭⼩空間における⾳環境の快適性を向上させることを追求してきました。
そこで今回、テクノロジーで⾳環境をコントロールする独⾃のノウハウを持つピクシーダストテクノロジーズの知⾒や技術と、イトーキが保有するオフィスにおける「空間」「環境」「場づくり」の知⾒を融合させることによって、
ガラス
に囲まれた空間に付きまとう反響⾳の問題に対して、課題解決の可能性を模索すべく、
共同開発に着⼿することとしま
した。
「iwasemi™ HX-α」の特徴
「iwasemi™ HX-α」には以下の特徴があります。
- iwasemi™の素材⾃由度を活かし、透明な樹脂による吸⾳構造を実現しました。
- ⼈の声に多く含まれるという500〜1000Hzの周波数帯に特化した吸⾳構造設計を搭載しています。
- 6⾊の組み合わせにより、あらゆる空間になじむ多彩な表現を加えることが可能です。
これらの特徴により、ガラスの反響⾳を抑え、話しやすいクリアな空間を実現できます。
「iwasemi™ HX-α」の製品仕様
製品名 | iwasemi™ HX-α |
---|---|
本体サイズ | W:210mm × D:182mm × H:40mm |
本体重量 | 225g |
素材 | ポリカーボネート樹脂 |
⽣産国 | ⽇本 |
付属品 | 粘着テープ / マグネット |
カラー | 6⾊(Crystal, Foggy, Crystal Gray, Crystal Blue, Crystal Brown, Crystal Green) |
価格 | オープン価格 |
導⼊企業様の声
東京建物株式会社本社内の⼀部の会議室に、iwasemi™
HX-αが導⼊されています。
会議室の⾳響環境の改善は、⼀般的にグラスウール等の素材を⽤いた吸⾳材を設置し、反響⾳を抑えることで⾏いますが、近年増加しているガラス張り会議室では、吸⾳材の設置は意匠性を損なう場合もあり、オフィス作りの⾃由度を下げる
デメリットがありました。東京建物株式会社では、ガラス張り会議室の意匠性を維持したまま、会議室の⾳響環境の改善を⾏うことを⽬的とし、「iwasemi™
HX-α」の導⼊に⾄りました。今回の導⼊により、意匠性を損なわず、残響時間が
約40%短くなったことで会話がしやすい空間になりました。
東京建物株式会社 本社会議室
■iwasemi導⼊に関するコメント
ガラス張り会議室の反響⾳を抑える効果的な打ち⼿が無く悩んでいましたが、iwasemi™ HX-αの設置により、明確に実感できるほど反響⾳を抑制できました。透明な本体が、ガラス張り会議室のデザインにもとてもマッチしています。
■導⼊効果
⼈の話し声に多く含まれる周波数帯域(500-1000Hz)の残響時間が、施⼯前は平均約1.0秒だったのに対して、施⼯後は約0.6秒に変化し、残響時間が約40%短くなりました。
販売について
購⼊を検討される⽅はiwasemi™ HX-α公式サイトよりお問い合わせください。
尚、本商品はITOKI
TOKYO
XORKにて7月末より展⽰予定です。
iwasemi™
HX-αを導⼊したオフィスルームのご体験ご希望の⽅につきましては、下記のサイトよりお問い合わせください。
「iwasemi™」について
iwasemi™(イワセミ)は、⾳響メタマテリアル技術にPxDT独⾃の吸⾳設計技術を応⽤することによって開発された吸⾳材です。iwasemi™の適⽤シーンは、⼯事、建材、什器、鉄道、⾃動⾞など社会の様々な分野にわたります。iwasemi ™吸⾳材には下記の3つの特徴があります。
- 吸⾳周波数特性の柔軟性
- ⾼い吸⾳率と薄型化の両⽴
- 素材の選択⾃由度と加⼯⾃由度の⾼さ
今後の展望
PxDTは、Digitally Rebalanced.(デジタルリバランス)のヴィジョンステートメントのもと、騒⾳問題を解消すべく、計算機による⾼度な吸⾳設計技術による⾰新的な吸⾳材iwasemi™を開発しました。PxDTでは今後もiwasemi™の基本構造追加や標準製品の拡充、カスタマイズ品の開発などを継続して⾏い、幅広い分野の騒⾳課題/ニーズに対応することで、社会全体の騒⾳問題解消を推進してまいります。
- iwasemi及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標⼜は登録商標です。
- iwasemi HX-αはピクシーダストテクノロジーズ株式会社と株式会社イトーキの共同開発品です。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
■会社概要
商号 :ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
代表取締役:落合
陽⼀、村上
泰⼀郎
所在地 :東京都千代⽥区神⽥三崎町⼆丁⽬20番5号
設⽴ :2017年5⽉
資本⾦ :40億6,232万6,100円(2021年4⽉30⽇現在/資本準備⾦を含む)
URL :https://pixiedusttech.com/
■事業概要
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、Digitally Rebalanced.̶̶世界をデジタル技術の観点から俯瞰し、新たな均衡点へ導く原動⼒となることを⽬指す⼤学発ベンチャーです。デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装していくことで、その実現に寄与します。筑波⼤学及び東北⼤学との共同研究においては、新株予約権を梃⼦として⼤学で⽣まれる知的財産を企業に包括的に譲渡するという、新たな産学連携スキームを構築しています。今後も産学連携やオープンイノベーションを通じ、新たなインターフェース技術の社会実装を⾏っていきます。
株式会社イトーキについて
■会社概要
商号 :株式会社イトーキ
代表取締役社⻑:湊宏司
所在地 :東京都中央区⽇本橋2-5-1
⽇本橋髙島屋三井ビルディング
設⽴ :1950年4⽉
資本⾦ :52億94百万円
URL :https://www.itoki.jp/
■事業概要
株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明⽇の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像⾳響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきました。コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、ワーカーが"集合して働く"環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭⽤家具などの"分散して働く"環境を⽀える商品、さらに企業の働き⽅戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを⽀援しています。
本リリースへの
お問い合わせ先
株式会社イトーキ
コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6910-3910
報道関係者
お問い合わせ先
株式会社イトーキ
コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6910-3910
- 掲載されている情報は、発表時点の情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。