リモートワーク女子のみなさん、
自宅で仕事する時の椅子、分けてますか?
自宅をはじめ、カフェ、シェアオフィス、コワーキングスペースなど、さまざまな場所でフレキシブルにお仕事。「リモートワーク」や「テレワーク」と呼ばれる、これからの新しい働き方を実践する、3人の女子たちのホンネ座談会。2回めはワークチェアについて。思わず共感!の意見、たくさん飛び出しました。

佐賀晶子さん
企業の広報を業務委託で請け負うフリーランスのPR。クライアント先に行く以外は基本自由に時間を使えるため、自宅やカフェなど、パソコンひとつ携えあちこちで仕事をすることも多い。

小宮明子さん
家具のサブスクリプション(定額制)サービスを行うベンチャー企業の広報。会社員だがいろんな場所に訪ねる機会がままあり、オフィスのみならずコワーキングスペースを活用することも。

松永さわこさん
人材業界でキャリア系の仕事に就くが、結婚・妊娠を機に出勤ベースの仕事は終了、おもに自宅での仕事に移行。以前は東京の企業で勤めながら、愛媛でリモートワークをしていた経験も。
Q. あなたにとっての理想の椅子とは?

佐賀さん 絶対、マストなのはデザイン!
松永さん 私もあまり機能とか考えたことがないですね。家の椅子は、ほんとデザインだけで決めました。
佐賀さん そう、部屋の雰囲気とマッチしているかが大事ですよね。一応おしゃれげな部屋を目指しているので(笑)。
小宮さん 私もデザインは大事だと思っているんですけど、それはテイストの話で。何が本当に「いい椅子」なのか、分からなくなることがあるんです。
佐賀さん 確かに。おしゃれだけで座り心地が悪いと、椅子としてはちょっと足りないかも。
小宮さん あと自分では座り心地がいいと思っていても、本当に私の体に合っているのかなと思ったり。

松永さん 私は妊娠してから、機能性って大事なんだ!と気づいたんです。ソファだと座る姿勢がつらくて。あと骨盤がズレやすくて、姿勢にも気をつけないといけないので。
佐賀さん 機能性は確かに大事だけど、それだけを重視したものは、やっぱり家に合わない。
松永さん あと値段も高いですよね。そんなにお金をかけるものと思っていないというか。
小宮さん 家具の仕事をするようになって、椅子ってけっこうお金のかけどころなんだというのは分かったんですけど。じゃあ何を選んだらいいのかが分からない。
松永さん そうですよね。特に私は仕事場を分けたいほうなので、ちゃんと考えたいって、今はすごく思います。
Q.おうちで仕事用とダイニング用の椅子って、分けてますか?

佐賀さん 確かに、言われてみればその差を突き詰めて考えたことがなかったかもしれない。
小宮さん 私も。ダイニングチェアがずっと座っていて疲れないものだったら、それでいいと思ってますね。
佐賀さん 部屋が狭いと、両方を置いておくのは厳しいですしね。
小宮さん 一人暮らしだとそうですよね。ちょっと仰々しい感じになっちゃうかも。
松永さん 私は食卓の椅子はリラックスできるようなもの、仕事用の椅子の方はもうちょっとワークチェアっぽさがあってもいいのかな。高さが変えられたり。だけど今までのオフィスにあったような黒い椅子はイヤかも。
Q.高機能タスクチェア「クロスフォーカスチェア」に座ってみて、いかがですか?

松永さん なんだろう、この夢見心地!スポッとはまって、お尻のところがフィットするのがいいですね。
佐賀さんん シートを倒せたり、ロッキングもできるんですね。今、ダイニングで座っている椅子はおしゃれなんですけど、直角なんです。姿勢はよくなるけど、リラックスはできない。これは両方できますね。
松永さん 腰当てがあるのが本当にラク。今使っているのが固くて、お尻が浮いた感じがするんですけど、これはすごい安定感がありますね。ちょっと寝ようかな、みたいな気分になる。
佐賀さん なるほど。これは寝ますね。
松永さん 家だとベッドでも昼寝はできるんですけど、そこまでいくと完全に寝ちゃって起きられない(笑)。「ちょっと5分休もう」という時にいいですね。

佐賀さん 仕事をしていると、目線を変えたい時があるんです。これだと天井をふと見上げられるので、気分が変わって思考も変わるかも。
松永さん 長時間座ってやる資料作りの時にもよさそう。たまに倒して、大統領みたいな感じで仕事したい(笑)。
小宮さん ものを考える時に、ここにオットマンを置いて、足を乗せて。アイデアが浮かんだらメモするみたいな。

Q.仕事をする時以外の使い道はどうですか?

佐賀さん そうですね。アメリカに住んでいた時、足を置けるチェアがまわりですごい流行ったんです。妊婦さんにもいいし、子どもが生まれたら、抱いて寝るのにもよさそう。
松永さん それ、めちゃくちゃいいですね!
佐賀さん いわゆるファーストクラスの座席みたいなのかもしれない。乗ったことないですけど(笑)。
小宮さん この広い感じはそうですよね。この座り心地は、ちょっとしたご褒美タイムみたい。
佐賀さん デスクチェアとしてだけじゃなく、映画を観るとか。ひとり用のシアター席みたいな。
松永さん 確かに!もうデスクチェアじゃないですね。こんな椅子は、何て呼べばいいんだろう。
小宮さん リラックスチェアに近い気がしました。生地がファブリックだからかもしれない。
Q.デザイン性に関してはいかがですか?

佐賀さん 私はドンピシャで好きなテイストです。色の組み合わせとファブリックがいいですね!
小宮さん ガチガチのITベンチャーに勤めていた時、それこそヘッドレストがついた、すごく強そうなオフィスチェアで仕事をしていました。気持ちいいんですけど、ちょっと男性的過ぎるというか。
松永さん 武装している感じですね。
小宮さん そう、かなり戦っている感じがあった。でもこれだったらオフィスでも柔らかな心で仕事ができるんじゃないかなと。コワーキングスペースとかにもよさそう。
松永さん 自分でも使いたいけど、プレゼントしたくなるんですよね。定年退職した父とか、家で仕事をしている旦那さんに。
佐賀さん 男性にもいいですよね。
松永さん ただ私としては、ベルトの色が黒じゃなく、違う色だったらいいかも。ファブリックの色と合っているといいな。モカとか。
佐賀さん 全部ファブリック張りにしてもいいかもしれない。
松永さん ぜひITOKIさんに作ってもらいましょう(笑)。
\ まとめ /
女子にとって、椅子選びはデザインが一番!だけど、仕事用となると、やっぱり座り心地のよさも外せない。そんな機能とデザインが両立しつつ、さらにソファのようなリラックスの要素も加わった「X FOCUS CHAIR(クロスフォーカスチェア)」は、完全に彼女たちの心を射止めたようす。
次回は「自宅でも、好きなところで仕事がしたい!」というリモートワーク女子の願いと、それをかなえる家具をご提案。これまでの概念を軽々と超えた話、てんこもりです。
Written by -
山村光春(ヤマムラミツハル)
http://bookluck.jp/
編集者・ライター。1970年大阪生まれ。BOOKLUCK代表。雑誌「オリーブ」のライターを経て、現在は雑誌や広告、書籍、ウェブなどの編集・執筆をはじめ、講座やイベント、ワークショップなども数多く手掛ける。
2013年よりリフレクソロジーの勉強を開始。2015年より東京と長野の両方に拠点を持ち、これからのよりよい暮らしを模索しながら活動。著書に「眺めのいいカフェ」(アスペクト)、編著として「MY
STANDARD
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大人の自分定番」(主婦と生活社)など多数。