Case Studies
株式会社イトーキ色とりどりの樹脂が、
石の質感をつくりだす。
イトーキチェア工場にてチェアの製造過程で発生する樹脂パージ(色替えや汚れ落としのための洗浄作業時に排出される樹脂)を資源として活用。加熱圧縮することでボードへ再成形し、絵具が溶け合ったような模様と、石のような質感を持つスツールへ生まれ変わりました。ITOKI DESIGN HOUSE SHIGAのエントランスで来場者を迎えながら、イトーキのものづくりの背景や価値観を伝えるきっかけとなっています。
滋賀県 近江八幡市かつて風景だった葦が、
心地よい空間の景色に。
近江八幡市には国選定第1号の重要文化的景観「近江八幡の水郷」があり、そこで生産される葦(ヨシ)を活用。西の湖を含む琵琶湖岸から刈り採った葦を粉砕してボードに成形し、市庁舎内の待合スペースや応接室のテーブルとして使用されています。
地域由来の素材を身近な家具へと再生し、市民の目に触れる場所に配置することで、地元の自然や環境に親しみを感じる空間づくりにつなげています。
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン見慣れた店舗の色が、
オフィスの景色に変わる。
セブン-イレブン・ジャパンの取り組みでは、役目を終えたユニフォームを粉砕し、ボードに再成形することで、本社オフィスで使用する天板やパネルへとアップサイクルしました。店舗で活躍していたユニフォームをオフィス空間へと取り入れることで、オフィスで働く社員が全国加盟店とのつながりを可視化でき、働く人々の一体感や相互理解を育むきっかけとなっています。
株式会社イトーキ捨てられた端切れが、
働く空間で蘇る。
イトーキチェア工場にてチェアの製造過程で発生する張地の端材を、反毛させてフェルトに混ぜ込み、プレス成形することで新たな表情を持つチェアへと再構成しました。チェア工場のオフィス(ITOKI DESIGN HOUSE SHIGA)で使用するミーティングチェアとして、自社の取り組みを身近に感じられるとともに、人やアイデアが交わる共創の場を支えています。
キユーピー株式会社マヨネーズを支えた殻が、
仕事を支える家具になる。
マヨネーズの製造をはじめとする食品製造過程で発生する卵殻を活用。粉砕した卵殻を透明な樹脂でコーティングすることで、立体的な質感を持つ天板素材として共同開発しました。卵殻の風合いを活かした“見えるデザイン”として家具へと展開し、キユーピーグループのオフィス複合施設「仙川キユーポート」に導入。空間の中でサステナビリティのメッセージを伝え、新たな資源価値の創出につなげています。
カモ井加工紙株式会社多様な端材の重なりが、
空間を彩るモザイクに。
カモ井加工紙のマスキングテープ製造過程で生じる端材「ヘタ」を活用。年間1,000トン以上発生する未利用資源を、ボードに再成形。色のブレンド比を調整することで変化する、モザイクアートのような豊かな表情を持つボードへと生まれ変わらせました。資源に対する新たな視点やアイデア創出につながることを目指し、本素材を用いたスツールとベンチを展示会にて出展をしました。
トヨタ自動車株式会社水素を閉じ込める強さが、
彫刻のような力強さに。
TOYOTA UPCYCLEとの共創プロジェクト。トヨタ自動車が水素タンク製造過程で発生するナイロンパージ材をブロック状に再成形した素材を用いて、サイドテーブルとスツールを製作しました。削り出すことで現れる大理石のような美しい模様を活かし、力強い存在感を創出。製作した家具はトヨタ自動車本社エントランスに設置され、素材の可能性と共創による価値創出を体現しています。
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング
株式会社生活に寄りそったパッケージが、
仕事を支える家具へ。
ユニリーバ・ジャパンが実施する「UMILEプログラム」で回収された使用済みボトルや詰め替えパックを活用。再生樹脂から糸を製作し、チェアカバーに採用するほか、リサイクルPE材を一部に使用した「UMILEチェア」を共同開発しました。開発したチェアを本社に導入することで、日常を支えた容器が働く環境を支える家具へと生まれ変わり、資源循環を身近に感じられる場づくりにつながっています。