スギ、ヒノキ、クリ、ナラ、シラカバ、センダン、ヒバ
山や森から伐採された木は製材され木材となります。原木から必要な寸法に切り出す無垢材に対し、さまざまな手法によって生み出される加工木材があります。
一本の原木から切り出した木材のこと。木本来のもつ豊かな質感、あたたかな風合いが魅力。
幅100〜150㎜の板状の無垢材と無垢材を、幅方向に接ぎ合わせてつくられるボード。接合部が集成材よりも少ないため、木の表情がある。材をつなぎ合わせるため無垢材よりも安価になるケースが多い。
板材や小角材などを繊維(木目)方向に平行にして、長さ・幅・厚さ方向に集成接着したもの。幅ハギ材よりも接合箇所が多く、小さな無垢材で作れることから加工性が高い。
CLTとも表記される、直交積層材。製材した板(ラミナ)を繊維(木目)の方向が互いに直交するように積層接着したもの。3 層貼り合わせる構造から、反りや狂いに強い。
広葉樹の単板を交互に何層にも重ね合わせて接着したもの。木目が美しく見えるだけでなく、広葉樹の堅牢性により傷がつきにくい。
木を薄くスライスしてできる単板。合板やMDF などの表面に貼り付けて使用するため、反りや割れに強い。
樹木は針葉樹と広葉樹に分けられ、Econifaではどちらも活用できます。針葉樹は成長が早く、まっすぐ伸び、軽く柔らか。広葉樹は成長が遅い分、密度が高く、硬く、重厚感があります。また、針葉樹は明るめの淡褐色が多く、広葉樹は淡褐色から濃褐色まで色幅が多いことも特徴です。
常緑針葉樹。辺材は白色、心材は淡い紅色~濃い赤褐色。木目はまっすぐ、肌目はやや粗く、特有の香りがあります。脂気が少ない上、軽くやわらかいので加工がしやすい樹木です。
常緑針葉樹。辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色~淡い赤色。木目はまっすぐ、肌目は緻密、独特の香りと光沢をもちます。弾力性・靱性に富むなど、加工しやすい樹木です。
落葉針葉樹。辺材は白色、心材は褐色。木目はまっすぐ、肌目は粗い。年輪がくっきりと浮かび上がります。針葉樹の中では重硬で強度は高い一方、樹脂成分が多い樹木です。
常緑針葉樹。辺材は淡い黄白色、心材は黄味を帯びた淡褐色。樹脂成分が多く水湿に強い。また、重硬で強度が高いが加工はしやすい。明瞭な年輪と独特な色艶が特徴の樹木です。
落葉広葉樹。辺材は褐色を帯びた灰白色、心材は淡い褐色。木目がはっきりし、力強い印象。肌目は粗い。堅木と呼ばれるほど重硬で、強度が高く、耐湿性や耐久性も高い樹木です。
落葉広葉樹。辺材は淡い紅白色、心材は淡い紅褐色。材質は重硬で均質。木目はまっすぐ、肌目は緻密で上品な風合いがあります。加工性、乾燥性は比較的良い樹木です。
常緑針葉樹。辺材は帯黄白色、心材は淡黄白色。木目はまっすぐ、肌目は緻密。樹脂成分が多く独特の強い香りがある。高い耐朽性、耐水性をもつ樹木です。代表和名はアスナロ。
落葉広葉樹。辺材は黄白色、心材は淡い黄褐色。木目ははっきりとしており、ケヤキに似た模様。木肌は粗く、独特の質感があります。また、加工がしやすく、家具や建材として利用されることが多い樹木です。
落葉広葉樹。辺材は白っぽい色、心材は赤みがかった色。木目は美しく、柾目(まさめ)や板目(いため)と呼ばれる模様が見られます。特に「虎斑(とらふ)」と呼ばれる希少な模様が特徴。家具やフローリング、ウイスキーの熟成樽などに広く利用される樹木です。