ITOKI

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オフィスへの情熱がある。
ものづくりへのこだわりがある。
世界中で働くあらゆる人のために、今できることを全力でやる。
そんな熱い想いを持った社員のエピソードを公開。

私の成長譚は
始まったばかり。

コロナ禍に、たった一人、
新入社員として支店に配属された。
がむしゃらに飛び込み営業をかけた新人時代。

正直、心細かった。
努力はなかなか実を結ばない。
そんな彼女を先輩たちが支えてくれた。
入社3年目、かつて訪問した企業から、
オフィスをリニューアルしたいと連絡があった。

「私を覚えてくれていた。」
これまでのすべてを注ぎ、お客様の声をカタチにした。
完成したオフィスを見た瞬間の
お客様がふいに口にした驚きと喜びの声、
自分のことのように喜んでくれた先輩の笑顔が嬉しかった。
みんなに恩返しできるその日まで、彼女の物語は続く。

特注品への
情熱。

数多の人を魅了する芸術品。
しかし、その芸術品を収蔵する「展示ケース」に
目を向ける人は、あまりいないだろう。

実は、展示ケースのほとんどは特注品だ。
その役目は、人より長生きする芸術品を災害から守り、
確かに未来につなげること。

お客様からの依頼は想像以上に難易度が高く、品質を求められる。
常に前例のないものづくりに挑戦し続ける世界を、
彼女は脚立を担ぎ、安全靴を履いて、汗だくなって突き進む。
「楽な仕事じゃないですよ、でも、好きなんです。」
未来のために、まだまだできることがある。
愛情がこもった製品を、たくさんの壁を乗り越えて、届けたい。

チェアの背を
担う責任。

「人に寄り添うものをつくりたい。」
そう心に決めて、入社以来オフィスチェアの開発に携わってきた。
チェアの開発設計は「背」「座面」「肘」に分けられ、
それぞれ一人ずつ業務を担当する。
5年目、彼はチェアの印象を左右する“背”を
任せてもらえることになった。

デザイン性に富んだチェアにとって、背は特長的な部分。
妥協は許されない。本当に最適な設計か。
課題部分に手を尽くせているか。
いくら考えても、良いアイデアが浮かばない時もある。

それでも諦めずに、考え続ける。
「ふとした瞬間に全く違う道がみつかることがあるんです。」
いいものをつくるためには、全力で向き合う。
いつか「イトーキといえばこれ!」と、
世界に誇れるチェアを世に出すことを目指して。

オフィス嫌いが
つくるオフィス。

子どもの頃、あるドキュメンタリー番組に
魅了され、建築設計を志した。
けれど、就職活動で企業を訪問するたびに増した
オフィスへの違和感。

デスクがずらっと並んでいて、どこも似たような雰囲気。
そこで働く自分の姿がどうしてもイメージできなかった。
そんな彼がイトーキと出会った。
行きたいと思えるオフィスがないのなら、自分の手でつくればいい。

「でも、私は“アーティスト”ではありません。
課題を解決できてこそ、真のデザイナーだと思うんです。」
自らの苦手意識と向き合い、人生を切り拓いてきたように、お客様が抱える課題にも、柔軟な発想で応えていく。
それが彼のオフィスデザイナーとしての信念。
時代に寄り添ったオフィスをつくるために。
働く人がいきいきできるオフィスをつくるために。

クレームゼロ
の技術。

父もムーブラックを組み立てる技術者だった。
多くを語らない父の背中を見て、
一つ一つの作業を学んだ。

慣れている作業こそ、丁寧に。
同じ形状のものを1日に何台も組み立てる日こそ、彼女は一番神経を尖らせる。
少しでも疑問がよぎれば立ち返り、確認する。

彼女が組み立てを担当してから、これまで一度もクレームが来たことはない。
「私、心配性なんですよ。」と彼女は笑う。
それは言い換えるならば、一歩先まで思いを巡らす「想像力」があるということだ。
ルーティンであっても、常にもっとよくしようと考える。
「小さなゴールをいくつも作って、達成できるのが嬉しいんです。」
失敗からの改善ではない、彼女から湧き出るアイデアは止まることはない。