資源の有効活用

美しい地球と人々が暮らす自然豊かで持続可能な社会を未来に引き継ぐため、天然資源の利用を抑制しながら、今ある資源を有効に活用することが私たちに求められています。イトーキグループは、この考え方のもと、製品のライフサイクル(設計・調達・生産・輸送・使用・廃棄)全体において、資源の有効活用やリサイクルを積極的に推進し、環境への負荷が低減される循環型社会を目指してまいります。

水資源への取り組み

世界的な人口増加や気候変動の影響等により水資源へのさまざまな影響が懸念されており、渇水等による社会活動への影響を緩和し水資源の安定性を確保するため水資源の有効活用は喫緊の課題であると認識しています。イトーキグループではこの考えのもと、水使用量原単位削減目標(原単位比前年比▲1%)を策定し、削減活動を展開しています。2018年からは関西工場(滋賀)において雨水貯水・活用システムを運用しており、雨水の積極的な再利用を行うことで生産工程における上水(水道水、工業用水)の使用量削減を行っています。

水資源への取り組み

製品のライフサイクルにおける資源の有効活用

製品のライフサイクルにおける資源の有効活用

イトーキグループは、販売製品のライフサイクル(設計・調達・生産・輸送・使用・廃棄)全体における資源の有効活用に取り組んでいます。リデュース・リユース・リサイクル(3R)の考え方で廃棄物排出量の削減を進めるとともに、分別の徹底によるリサイクル率の向上に関する目標を設定し、製造に関わる原材料、梱包材など副資材を含めたすべての資源を対象に、3Rの徹底に努めてまいります。

ゼロエミッションの達成

イトーキグループでは、ゼロエミッションを「単純焼却や埋立て処分した産業廃棄物の比率が全体の0.5%未満」と定義し、イトーキ国内すべての生産拠点でゼロエミッションを達成しています。各工場においては、樹脂、金属等細かく分別し有価物化できる委託先と契約し、廃棄物量の削減等の活動を展開しています。

事例:中古家具の海外寄付

事例:中古家具の海外寄付

NX商事株式会社様との協働により、リニューアルや移転などで行き場のなくなった「まだ使用可能なオフィス家具」を海外へ寄付する新たな取り組みを開始。今後拡大を図っていく予定です。

2022年度のKPIと実績

2022年度目標 廃棄物の削減(産業廃棄物・一般廃棄物) 前年度比1%削減(原単位)
水使用量の削減 前年度比1%削減(原単位)
2022年度実績 廃棄物の削減(産業廃棄物・一般廃棄物) 前年度比10%削減(原単位)
水使用量の削減 前年度比15%削減(原単位)

今後の課題

循環型社会の実現に向けて、廃棄物処理の可視化による活動の見直しを通じて、リデュース、リユースの推進とリサイクル精度の向上に継続的に取り組んでいく必要があると考えています。特にリサイクルについてはマテリアル、ケミカルリサイクル率を上げることでより資源の有効活用を図ってまいります。

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