ものづくり・空間づくり

イトーキグループでは、ものづくりを進める上でプラスチックや木材といった多くの資源を消費しています。持続可能で環境に配慮した調達をベースとして製品の企画、設計段階での環境配慮等に関する評価を行い、調達、生産においても環境配慮型の材料調達を積極的に行うことで、製品ライフサイクル全体にわたって多様な環境負荷の低減を考慮したものづくりを行ってまいります。

グリーン調達

イトーキでは「使用材料の削減、再生材の使用・リサイクル対応など省資源化に取り組んでいる」等グリーン調達基準を定め、サプライヤーの評価認定を行っています。また定期的に継続監査を行うことでサプライヤーのみなさまにもイトーキの環境活動方針、調達基準、環境に関する教育啓蒙活動を展開しています。当社サプライヤーでグリーン調達認定制度未認定企業については、調達部門や全社環境事務局によりグリーン調達先認定に向けての各種支援を行っています。

環境配慮型製品の開発(指針)

イトーキでは、従来指針を定めて環境配慮型製品の開発に積極的に取り組み、製品の企画~製品設計~生産準備の各段階では、アセスメントを実施しながら製品開発を行っています。指針や評価プロセスは、企業への社会要請の変化を鑑みて随時見直しています。

環境配慮型製品の開発(商品紹介)

リサイクル素材の活用や、構成部材のプラスチックからの置き換え、製品のロングライフ化など、CO2削減、循環型社会に貢献する商品開発を行っています。
2022年10月発売したトルテUチェアには、張地に廃棄ペットボトルのリサイクル繊維100%で作られたサステナブルファブリックを採用しています。また背・座クッションは取り替え、交換ができるため、製品自体が長期間使え、廃棄物の減量にも貢献します。
新たな素材の活用も進めています。東南アジアなどの熱帯地域で広く栽培されている短期間で収穫可能な一年草のケナフは、生長時のCO2吸収能力が高く(針葉樹と比較すると約7倍)、地球温暖化の防止に貢献している植物のひとつです。このケナフを原材料にしたケナフボードをトヨタ紡織(株)様と共同開発し、テーブル天板に採用した「ミートラウンジ サステナブル」を2022年に発売しました。
他にも、「Olika(オリカ)eco」「Wan(ワン)eco」にはもみ殻をアップサイクルした素材を背座に使用するなど、廃棄物を有効利用しながら、同時に樹脂の使用量の削減も行っています。

「Olika(オリカ)eco」「Wan(ワン)eco」

また、米国の環境基準であるグリーンガード認証についても認証取得を進めています。

グリーンガード認証

グリーンガード認証製品一覧

イトーキのグリーンガード認証製品をご紹介いたします。
また、米国の環境基準であるグリーンガード認証についても認証取得を進めています。

サステナブルな空間づくり

イトーキでは働く空間づくりにおいても、サステナビリティに配慮しています。すべての人に健康な環境を提供するためのワークサイズや感染対策の取り組み、アートの設置等を実施しているほか、環境配慮の観点ではカーボン・オフセット提案やLED照明の設置にも力を入れています。
また自律的な働き方を目指すABWの導入やICT・DXの活用により、働きがいの向上も目指しています。

2022年度のKPIと実績

2022年度目標 環境配慮型製品の販売促進
2022年度実績 環境配慮型新製品の開発2
製品の木質化を進めるプロジェクトの実施

今後の課題

環境に対する要請が日々変化する中、イトーキとしての環境貢献の目的や役割を一層明確化していくことが求められています。従来の環境配慮型製品の考え方を時代にあわせてアップデートし、イトーキのものづくりの基本思想と掛け合わせることでサステナブルな働く空間づくりを推進してまいります。

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