実践能力育成に適した環境を具現化
帝京平成大学様は、実学教育(建学の精神)のさらなる強化のため、既存キャンパス内で分散化していた教育・研究施設の集約とその一層の充実、および実習機会の充実を目指し、2013年に中野キャンパスを新たに開設しました。
大学の教育ビジョンである「実践能力育成」を支える環境として、キャンパス内に配置された各空間に対し、それぞれの空間に求められる機能を最大限引き出すこと、そして、いかにその空間の利用促進を高められるかをコンセプトに掲げました。
新キャンパス設立に向けて大学内プロジェクトメンバーの方々のサポートという形でレイアウト計画、家具計画を行いました。さまざまな外部パートナーとも連携を取りながらプロジェクトを推進しました。
新たな教育環境に向けて開発された、最新の製品を多数導入。学生のさまざまなグループワークに対応した環境を構築することができました。
明るく多目的に利用できる食堂やカフェのようなインテリアの就職支援室など、空間が快適に利用される雰囲気を家具で演出しました。
学生が一人1台ノートPCを保持するという大学の特性を考慮し、配線機能の充実したデスクやストレスフリーでLAN環境へアクセスできるLANシートの導入を行いました。
コムネットSCテーブル
雲形テーブルは大きな模造紙を広げても四隅に筆記具などを置くことができるサイズで、グループ学習に最適です。
キャレルデスク
空間の中でポイントとなるよう、台形型にデザインしたオリジナルのキャレルデスク席。程よく視界をさえぎり学生の個人学習をサポートします。
OTHER PRODUCTS
当校の池袋キャンパスに続き、中野キャンパスを開設。デザイン・機能性・価格を総合的に評価して、プロジェクトをイトーキ様に依頼しました。
本プロジェクトでは、安全性を確保したうえで、学生向けに仕様変更することを一緒に検討。学業の専門空間だけでなく、食堂や図書館、就職支援室など、学生の暮らしを支える空間を充実させました。特に食堂は明るい雰囲気と多目的利用を目指し、ファミレスのようなソファ席とカウンター席を配置。目的に合わせて仕切りをつけることができ、ゼミ単位の懇談会などに活用しています。また図書館は、グループワークのできる動的空間と一人で自習のできる静的空間の2層に分けました。木製のキャレルデスク席は学生に人気です。
イトーキのご担当者様には、タイトなスケジュールの中、細かい打合わせや依頼にスピーディに対応いただくことで、決定事項をスムーズに進めることができました。
本プロジェクトは、実践能力育成に最適な環境としてキャンパス内に配置された各空間に対し、それぞれの空間に求められる機能を最大限に引き出すこと、そしてその空間の利用促進をいかに高められるかを目標にレイアウト計画、家具計画を行いました。
入社1年目の頃から、約2年半担当した長期プロジェクトの案件でした。規模が大きく、さまざまな外部パートナーとのかかわりがあり、全体を把握し取りまとめを行うことが特に大変でしたが、キャンパス開校後、学生の皆さんが楽しそうに利用している姿を見て、その苦労が報われたと感じました。イトーキとしても代表的な施工事例となった本プロジェクトに携わることができ、とても幸せに思います。