チームワークとコミュニケーションが活性化するオフィス
株式会社ブリヂストン様は、「真のグローバル企業、業界において全てに断トツ」を実現するために、2012年、グローバル本社機能にふさわしいオフィス構築を決意。旧本社と同じ中央区京橋の地に新築された最先端のビルである「東京スクエアガーデン」に入居されました。
株式会社ブリヂストン様は、「真のグローバル企業、業界において全てに断トツ」を実現するために、2012年、グローバル本社機能にふさわしいオフィス構築を決意。旧本社と同じ中央区京橋の地に新築された最先端のビルである「東京スクエアガーデン」に入居されました。
企業理念やCSR「22の課題」を背景としながら、経営トップ層がグループ従業員に対して発信しているメッセージを重視。イトーキは、新本社の構築に際して「コミュニケーション」「チームワーク」「ボトムアップ」という3つのキーワードを踏まえ、新本社オフィス構築プロジェクトの推進に向けて「チームワークとコミュニケーションの活性化」をオフィスコンセプトに定め、機能や要素別に8つの主要テーマを設定しました。
プロジェクトの成功のために、プロセスを6つのステップに分け推進しました。
マネジメントを中心とした「濃密なチームコミュニケーション」と組織を横断する「幅広いコミュニケーション」が両立する高品質のオフィス空間を構築しました。
1フロア1,000坪超という大空間のエリアを区分けするために3つのテーマカラーを設定。柱や家具・カーペットなどにテーマカラーを反映し、視認性の向上のみならず、空間にリズムを与え、親しみやすい空間を実現しました。
無線LANを基幹とするインフラだけでなく、基幹インフラと干渉しない公衆回線網も無線LANで展開し、海外からの出張者もフリーロケーションで執務できる環境を実現しました。
食堂は、朝昼晩の社員食堂としての活用にとどまらず、社内外のオープンミーティング、海外等からの出張者のタッチダウンオフィスなど多目的な用途を想定して構築しました。
エコピアの森・間伐材の有効活用、3Rの推進、エネルギーの見える化の実現、オフィスのエコ活動の徹底などさまざまな工夫を凝らしました。
各部門の代表者を選出し、従業員自らがプロジェクトに関わることによって、より使いやすいオフィスをつくりあげました。
グローバル本社機能の表現として、世界各国の拠点が一覧できる「ワールドマップ」やタイヤをモチーフとしたレセプションソファなどで空間を演出しました。
グローバル本社機能を支える高度なセキュリティ管理を実現するため、バーチカル&フロアセキュリティを展開、万が一の事態に備えた「在館者確認システム」の構築を行いました。
グローバル本社にふさわしいホスピタリティのある役員エリアを構築しました。
会議予約システム
タッチパネルで直感操作。会議室の空予約を減らし、利用状況を見える化します。
間伐材利用(Econifa)
Econifaの地域材活用ソリューションのしくみで、間伐材を食堂空間に活用。
OTHER PRODUCTS
当社は「真のグローバル企業、業界において全てに断トツ」という目標を掲げており、そのためにコミュニケーションが活性化し、チームワークがよりよくなり、ひいてはボトムアップな提案が次々と生まれるオフィスを構築したいと考えておりました。最初にイトーキ様からいただいたご提案は施策面はもちろんのこと、プロジェクトの進め方においても「コミュニケーション」「チームワーク」「ボトムアップ」という当社が重視するキーワードにぴったりなものでした。また、実際にプレゼンテーションしていただいた皆様の熱意も強く感じ、イトーキ様にプロジェクトマネジメントをお願いする運びとなりました。
2013年11月に本社を移転させた本プロジェクトでは、かなりいろいろなリクエストをさせていただきましたが、イトーキ様には全て応えていただきました。また納期を含めて無理難題を多々お願いしましたが、それらにも応えていただき非常に感謝しています。
今回のプロジェクトは、ブリヂストン様新本社オフィス構築の約15カ月間のプロジェクトマネジメントを請負うパートナー決めのコンペが始まりでした。長期プロジェクトを一緒に進めていくにあたり、お客様のプロジェクトメンバーに対してイトーキプロジェクトメンバーの顔が見え、お客様に安心感と一緒に進めていきたいという思いを持っていただけたことが受託の大きな要因であったのではないかと思います。また、イトーキ東京イノベーションセンターSYNQAを新設して間もない時期にプロジェクトが始まり、お客様に何度もお越しいただき実際の提案内装・最新ソリューション等をご確認いただきながら、さまざまな議論が行えたことが、品質の高いオフィスを構築できたポイントの一つであると感じます。
プロジェクトマネージャー・デザイナー・営業だけでなく、社内の各専門分野のプロフェッショナルがまとまり、イトーキの総合力で対応することができ、お客様と密にコミュニケーションを取れたことが、この大規模プロジェクトを推進できた最大の要因であったと思います。
ブリヂストン様新本社オフィス構築プロジェクトで大切にしたことはいかに「チームワークとコミュニケーションが活性化するオフィス」を具現化するかということであり、その検討の精度を高めるために、さまざまなサーベイ(分析・調査)を実施するとともに、8つのワーキングチームを構成し、各々のテーマに関連する部門の方々にも参加いただくボトムアップ型のプロジェクトを実施いたしました。結果として移転後、お客様満足度が大きく向上するなど、品質の高いオフィスが構築できたと感じます。
約15カ月にわたる大規模移転プロジェクトの大部分を常駐形式で推進させていただきましたが、結果としてお客様との密度の高いコミュニケーションを通じ、本質を掘り下げる議論がしっかりとできました。また移転先のビル関係者様、各工事会社様をはじめとする多くのステークホルダーともしっかりとベクトルを合わせられたことで、大規模プロジェクトを円滑に推進することができたのではないかと考えています。