09.カシコチェア

従来の仕様に疑問を投げかけた
世界初、女性のためのオフィスチェア。

『cassico(カシコチェア)』は、世界で初めて“働く女性”のために開発されたオフィスチェア。 2007年の発売から、多くの女性に支持され続けています。

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SR…ショールームスタッフ

八木…R&D戦略企画部 部長  八木 佳子

SR:カシコチェアの研究開発を担当された八木さんにお話を伺います。

八木  佳子

R&D戦略企画部 部長。研究部門在籍時に、カシコチェアの開発を担当した。

白鳥 裕

カシコチェアを開発するに至ったきっかけを教えてください。

八木:当時の開発関係者は「今のチェアは男性好みになっているのでは?」という漠然とした疑問を持っていました。そんなときに、チェアの研究で有名な山崎信寿先生(慶応義塾大学名誉教授)との共同研究のお話があり、山崎先生から「ターゲットを明確に絞った研究をやりませんか。例えば高齢者とか、女性とか。」というご提案をいただいたのです。また、チェアの開発担当者や経験豊富な営業は、女性のお客様は背もたれや座面の丸いチェアを気に入られる傾向があることに着目していました。こうして共同研究が始まりました。

SR:確かに、ショールームで女性のお客様をご案内すると、やわらかな曲線のカシコチェアに惹かれる方、多いです。「カシコ」という名前も、女性らしいですよね。

八木:はい。お気づきの方も多いと思いますが、カシコチェアの由来は女性が手紙の最後に添える「あらあらかしこ」の「かしこ」です。「思慮・分別などに優れていること。知的なこと。」という意味も含み、 美しい所作で知的に働くオフィスワーカーとしての女性らしさを表現しています。

SR:すごくぴったりなネーミングだと思います。カシコチェアを開発する過程で、特にこだわった点、苦労したことをお教えください。

八木:機能だけでなく、操作レバー形状やクロスの肌触り等、使い心地に関わる細部です。私も含めてですが、女性は、感覚的・直感的に判断することも多く、細やかなこだわりもあります。その期待に応えられるよう徹底的に追求しました。苦労したのは、男性に女性特有のニーズを理解してもらうことです。プロジェクトを立ち上げた時は、女性中心のチームでしたが、実際の開発にも、販売にも、多くの男性が関わっています。例えば「むくみが辛い」というのは、ほとんどの男性には経験がないのです。そういったことを理解し、共感して貰うため、とことんディスカッションを重ねました。

SR:まさに、こだわりの強い女性のために、プロジェクトメンバーの女性がこだわったわけですね。そんな熱いハートを持つ八木さんですが、今後はどのような製品を開発されていきたいと考えていらっしゃいますか。

八木:年齢や男女の区別なく全ての人々が、働きながら健康を増進でき、仕事もはかどる働き方が自然とできるようなオフィス空間や家具を作りたいと思っています。そんなうまい話があるのか、と思われるかもしれませんが、実験や調査を積み重ねて、上手にオフィスや運用計画をすれば、「うまい話」は可能だ、ということがわかってきています。

SR:働きながら健康になる…夢のような話、実現できたら素晴らしいですね。最後に、八木さんにとっての「カシコチェア」とは?

八木:共に頑張っている『仲間』でしょうか。一緒に成長しましたが、今は、お互いの持ち場でそれぞれに頑張っている、という感じです。

SR:ありがとうございました。

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カシコチェア

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