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イイオンナノ作り方はイイ女から学ぶ!「ココロの磨き方」
Vol.8 大崎 智代子さん

20代は美容ライターとして数々の美容本をベストセラーに導き、30代で始めた手紙の代筆業『恋文屋.com』は各メディアで大評判。カウンセラーとしても活躍する大崎さんが辿りついた自己表現とは?心地よい“気”が流れる大崎さんのサロンでお話をうかがいました。

大崎 智代子さん

―当サイトのアイコンであるカシコチェアは、手紙を結ぶ時の言葉「かしこ」から名づけられました。手紙のスペシャリストである大崎さんに、ご縁を感じます。


嬉しいご縁ですね!紫式部の時代から、女性が手紙の文末の使う「かしこ」には、相手をたてて「謹んで申し上げます」的な意味が込められています。日本の女性ならではの、心の美しさが漂う大好きな言葉です。私が『恋文屋.com』を思いついたエッセンスにも似ていますね。



―心の美しさと『恋文屋.com』の関係。そのあたりをもう少し詳しく教えてください。


『恋文屋.com』を始めるまでの11年間、私は美容ライターとしてありとあらゆる女性を見てきました。やりがいはありましたが、ある時から表層の美しさにばかり執着する女性が多くなっていることに気づきました。「このファンデはダメ!」と批判したり。可愛らしいコスメフリークも、度を越すと単なるクレーマーになりかねないな、と。美容って、本来スマイリーなものですよね。「女性の本当の美しさは、心を磨くこと」そんなメッセージを広く発信してゆきたいという想いが、『恋文屋.com』の原点なのです。



―メール社会において、メッセージの手段をあえて手紙に選んだ発想もユニークですね。


スピーディーなメールは、ライフスタイルに欠かせない表現ツールですよね。私自身もビジネスやデイリーに活用しています。ただ忙しいからこそ、自分の気持ちを早く理解してもらおうと送った内容が、時に温度差を生んだり、心とは裏腹に関係がこじれてしまったりという経験が過去にあったことも・・・。「ハートはどこ? ちょっと乾いていない?」そんな違和感が生じた時に、手紙という“ぬくもり”のあるツールに新しい魅力を感じました。

まごころのこもった手紙って、受け取る方の心の温度がグッと上がりますよね。送る方も「私、こんな風に思っていたんだ」と、相手に対する本心を発見できる機会になります。とはいえ、「気持ちをうまく伝えなくちゃ」と、一人悶々と文面を考えようとすると空回りしがち。そこで『恋文屋.com』では、基本1回の対面セッションというスタイルで、からまった感情の糸をほぐすところから始めます。

立ち上げ当初は「手紙の代筆なんてビジネスにならない」という意見もありましたが、私にとっては「ビジネスにならないからこそ大切なものもある」という気持ちの方が強かったですね。
私はいつの時代に生まれても、この仕事をおこしていたと思います。

「恋文は、アナタの心を映す鏡です。素直な”こころ”を一緒にみつけましょう」と大崎さん

―恋文イコール恋愛と結びつけてしまいますが、大崎さんがてがけた恋文は多岐にわたりますね。


「結婚式で、両親へ感謝の手紙を送りたい」「主人へ日頃の感謝を伝えたい」という明るいものから「失われた時間を取り戻したい」「精神的に疲れきった自分へのメッセージ」というシリアスなケースまでご依頼は様々ですが、どれもワン・アンド・オンリーな恋文ですよね。

失恋に悩み、相手に対する気持ちを吐露するだけで精一杯。手紙を届けるパワーが無いというお客様には“演出”のお手伝いをさせて頂いたこともあります。心の波をイメージしたターコイズ・ブルーの便箋を選び、ユリをモチーフにした封緘(ふうかん)で高貴で純粋な気持ちを表現してみたり。お客様にとって、特別な思い入れのある年の記念切手をご用意したこともあります。

集中して一字一句書き起こすという作業自体、触運動感覚をフルに使うので、メールよりグッと想いが入ります。フォントでは表せない自分の個性も伝えられますし。自分らしさを表現できる手紙には、人の心を動かす強さがあります。私は、恋文イコール「よりよい関係性を紡ぐアート」と思っています。

―対面または電話でのセッションから1週間以内で手紙を代行。限られた時間で、お客様の悩みや目的を引き出す大崎流テクニックとは?


お客様の多くは、とかくアタマで考えがちとお見受けします。理路整然と現状を語って下さるのですが、その言葉の奥にある真意は何だろう?と。お客様が言葉で表せない無意識の感情に添いながら、一緒に心をチューニングするように心がけています。 お客様から「なんだか素直になれました!」と言われる事が多いのですが、“素直”という言葉の意味を身体で感じていただける瞬間が、一番の喜びです。



―手紙のプロとして、言葉のストックも膨大だと思うのですが?


8歳までアメリカに住んでいたので、実は日本語に対してある種のコンプレックスを持っていました。
だからこそ言葉に敏感で、常に「より美しい言葉、より心に響く言葉」を求めているのかもしれません。本や歌詞、耳に飛び込んでくる会話や電車の中吊り広告にいたるまで、素敵な言葉は落ちていないか、いつもチェックしています。



―好きな言葉はありますか?


「Don’t think. FEEL!」です。これは、ブルース・リーの映画に出てくる名セリフ。ブルース・リー、 大好きなんです(笑)。一時期、格闘技を習っていたこともあるほど。心が折れそうになった時は、アタマを空っぽにして身体を動かすと、感情を発散できますよ。

―『恋文屋.com』の活動の傍ら、心理カウンセラーの資格を取り、カウンセリングサロンも主宰されていらっしゃいます。今後はどんな活動をお考えですか?


『恋文屋.com』を始めてから、ライターのスキルだけでは足りない部分を補おうと、心理カウンセリングを学びだしたのですが、知れば知るほど「自分が表現したかった答えはここにある!」と確信しました。臨床心理カウンセラーと臨床心理療法士の資格に加え、オーストラリアでは公的資格として認可されているニューコードNLPという実践学も修得し、心身両方のカウンセリングを行っています。

私自身、心理カウンセリングとの出会いで大きく変わりました。はた目には“うまくいっている人”に映ったかもしれませんが、美容ライターとして独立してからも、私はずっと足元がぐらつき、自分は一体何がしたいんだろう?とゴールの見えない不安を抱えていました。そんな自分を救ってくれた心理カウンセリングへの恩返しを、自分らしいスタイルでできたらいいな、と。カウンセリング文化ってまだまだ日本ではネガティブなイメージが根強くて。セラピストというよりも“あなたのトーキング・パートナー”という位置づけで、気軽にご利用していただきたいですね。



―20代の頃の過去の自分、そして未来の自分へ一言、ラブレターを書くとしたら・・・?


過去の私には・・・。「ありがとう。もうダメじゃないかと崩れかけたこともあったけれど、不器用でがむしゃらに頑張った貴女がいるから今の私が在ります。これからも、貴女と私はいつも一緒です」

未来の私には・・・。「待っていて!大丈夫だから」と伝えたいですね。



―最後に。あなたにとってイイオンナの条件は?


・ 自然体で人に優しくできる人。
・ 夢中になれるモノを知っていて、内側から輝いている人。
・ 腹が据わっていて、ありとあらゆる運命の流れを受け入れられる人。

自分自身がこうなりたいと願うイイオンナの3条件です。

インタビュー/文 鄭 美和

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大崎 智代子さん

PROFILE

大崎 智代子さん(おおさき ちよこ)さん
恋文屋.com運営/心理セラピスト
カウンセリングサロンfiore主宰


大学卒業後、(株)リクルートで営業広告として活躍後、編集プロダクションに入社。女性誌の美容記事を多く担当する。フリーランスのライター&エディターとして独立後は、10万部まで版を重ねたベストセラー『高橋ミカの毒素排出マッサージ』や『ZACC高橋和義の運命のヘアサロン』などの構成、執筆をする。2006年、手紙の代筆を行う『恋文屋.com』をスタート。同時に認定臨床心理カウンセラー、認定臨床心理療法士の資格を取得し、08年南青山にカウンセリングサロンfioreをオープン。


『恋文屋.com』
http://www.koibumiya.com/

カウンセリングサロンfiore
http://www.fiore-salon.com/

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